令和元年10月13日開催
ツールド佐伯 Sコース 190kmチャレンジ 備忘録
超大型台風19号の襲来で開催自体が危ぶまれた今年のツールド佐伯
しかし運よく、九州は避けてくれ、開催となった。
しかもシュートコースとかにはならず、フルでの開催だ。
前日から佐伯入り
叔父さんのお宅に泊めてもらい
至れり尽くせり上げ膳据え膳のおもてなし
ありがたすぎる
お酒も飲んで気分上々
来るべき明日にそなえ英気を養った
TV,ラジオでは台風の報道がずぅ~と流れていた
正直、こっちに来なくて良かったと思った。
被害にあわれた方々にはお見舞い申し上げ
お亡くなりになられた方にはご冥福をお祈りした
心の中で。
日本の一方ではこんな不幸にあわれている方がいる反面
自転車遊びができる自分の環境に感謝した。
夜は、台風の目から1000k以上離れているのにかなりの暴風が吹き荒れていた
朝、食べきれないほどのごちそうと、量の朝食。
2時間後は、走らなければならないので調整しつつ完食。
いよいよスタート
快調な走り
楽々と轟峠を越え、
最初のエイド、22km地点蒲江翔南学園はスルーした
水もあるし、朝食がまだおなかの中でパワーをくれているから
次は空の公園だ
海岸線は風が強く苦労したけどこれも難なく到着。ここで43km地点
まだまだおなかの貯えもあるし、軽くスポーツ飲料とお菓子を食しすぐ出発
次は激坂鶴見崎を目指す!が、米水津から鶴見半島のリアス式海岸線がものすごい強風!
平地なのに全然前に進まない!
おまけに風にあおられ直進するだけでも一苦労・・・
その辛さは近年のサイクリングでワーストワンの感覚だった・・・
疲労困憊、69km地点である鶴見崎についた時には満身創痍の状態だった
おなかの貯金も尽きたのでエネルギー補給
あげパンを3つも食し、コーラを2杯いただいた。
ここではそうするしかなかった。疲労も空腹もMAXだったから・・・
さて気を取り直して次のエイド、94km地点を目指す。しかし・・・
鶴見半島は復路となる同じ路だが、往路と同じ強風が容赦なく吹き付ける
奪われる体力、時間だけが過ぎていき気力さえも奪っていく・・・
あげパンパワーがまだ残っていたのでスルーしてもよかったんだけど
気力の方が持たず休憩
あたたかいゴマだしうどんだけいただき、2分間ほどごろ寝
あしきられる可能性があるのでのんびりは出来ず、そそくさと通過
足切りは139km地点の弥生振興局付近だと理解していたのであと45km/140分 つまりはAVE27kmで走り抜けなきゃなと
思いつつ走り出した。相変わらず海風は容赦なく、どんどん体力を奪っていく
エコセンター番匠が見え、佐伯の街が見えた時ようやく風が弱まった気がした
どのみち海崎や上浦へ行けば風強えんやろーなーとか思いながら走っていると・・・
ガードマンのおいちゃんに道を誘導された?。
その道は明らかに津久見方面を目指す路ではない
どう考えてもゴール地点佐伯総合運動公園を目指す路だ?
何だか狐に包まれたような感じでゴール?を迎える。
スタッフの方がおめでとうとかお疲れ様とか言っている
しかし私は何が何だか?
スタッフさんにつめよると、12:45に茶屋が鼻橋を通過しないと足切りだったらしい!
今の時間から逆算すると数分?足りなかったようだ!
なんてことだ!うかつだった!
その時は事態が呑み込めず、しかも完走してないのに完走章をくれるという。
だが私のくだらないプライドがそれを受け入れる事は出来ず、もらわなかった。
総合ゴール時間まで4時間もある
何をして、何を思って過ごせというのか?
虚しさだけが心を支配する。
恥ずかしさもあって、赤いゼッケン、Sコースの印をはがした。。。
そこにいても時間が経たないので足切り仲間と佐伯の街をポタリングした
ゆっくりと、自転車ならではの観光を楽しんだ。
総合ゴール時間である5時前に戻ればいいだろうとのんびり過ごしていた
すると・・・
親友Nから☎が? 聞けばゴールしたらしい! 速いぞ!まだ16:00だ 急いでゴール地点へ戻る
1時間余して190kmを駆け抜けたというのか!?
悔しさと、尊敬が入り混じり親友の完走を称える
そうこうしていると17:00時が近づき、160kmや75kmのメンバーが帰ってきた
190kmのKさんも時間ギリギリで帰ってきた!
皆、疲労困憊ながら充実した表情
走り切った者しか味わえない達成感に浸っていた。
しかし、親友Nがおかしなことを言う
ストラバの走行距離が短い?と
考えてみれば8時間/190kmはAVE約24km!これは確かに速い数字であり、ホントにやり遂げたならスゴイ数字ではある
もしかして知らぬ間にあしきられていたのではないか?と言うのだ
考えてみれば今日一の健脚であるKさんよりも親友Nが速いというのは少しおかしい?
なのでよく考え、調べてみると・・・
親友Nは私と同じ12:45の時点で足切りにあい、海崎から弥生へワープさせられていたのが判明!
本人の知らぬ間に津久見をスルーされショートコースへと導かれていたのだった・・・
と言うわけで残念ながら親友Nも完走ならず。同級生190kmチャレンジは二人とも不発に終わったのだった。
時がたち、冷静になり、今は事態を受け止め、自分の中で落とし込んでいる・・・
ちゃんと運営の中で足切りの説明もあったし、それを単に我々が見落としていただけ
何より、その時間そこにたどり着けない自分の非力さが一番の原因だから主催側に何も落ち度はない。
ただ、一言だけ言いたい。
「サイクリストは走りたい生き物」 総合ゴール時間まで4時間もあれば、AVE10kmでも40kmは進む。
佐伯を、上浦を、弥生を、宇目を、直川を走りたかった。 走らせてほしかった。
現に親友Nは走っているのだから・・・(同じ12:45でも8km先まで行ってたけど)
あなたには、そこまで安全に行けるだけの気力体力がなさそうなので走行はやめてください。
あなたたちのために、ワープコースを設ければ、そこに立証員が必要になりその方々の拘束時間も伸びてしまいます。
なのでご理解下さい。と言うのは十分理解しているつもりですが・・・
190km走ろうと思って遠い町から佐伯に来たのに105km、5時間しか走れないではちょっと持て余してしまいます
貧脚チャリダーの独り言だが。。。
てことで悔しいので来年に向け1年間トレーニングするとします
待ってろ! ツールド佐伯!