イングヴェイの新作発表に伴い、あちこちで特集が組まれていることにインスパイアされて書いてみる。
出会いから整理してみよう!
という決意だが
残念ながらもう、出会いの記憶がおぼろげだ。
最初に聴いた音源はOdysseyだったと思う。
ついで、Marching out→ Rising force→ No parole from rock'n roll(ALCATRAZZ)→ Trilogyの順だったかな・・・
ソロ1枚目とALCATRAZZが特に愛聴盤となった。
スリリングなファストインスト、Far beyond the sun
こんなギターソロ初めて、Jet to jet
10代の時一番情熱を傾けて聴いていたアーティストはイングヴェイかなと思う。
発売時にリアルタイムで聴いたアルバムの感想を並べてみよう。後出しじゃんけんにしないため、当時の思い出または持っている印象と今回あたらめて聞き直した感想を付け足して記してみる。
Odyssey(1988)
●聴き易く分かり易い現代の様式美アルバム。
■バンド感はあるが退屈。キャッチー/ソフト過ぎ。期待が高まるイントロの後盛大にずっこけるNow is the time
Eclipse(1990)
●イェンスが去ってガッカリ。オープニングのMaking loveにずっこけるがイングヴェイ最後の傑作インストEclipseとMotherless childを聞くアルバム。
■前作のキャッチー街道から逸れヨーロピアンテイストを取り戻し、全体のテイストが良い。ネオクラというよりは北欧メタルと形容した方がしっくりくる。
Making loveもそんなに悪くない。
Fire & ice(1992)
●なぜかもう一度舵を切り直してOdysseyから更に一歩進めたソフトでミッドな曲の大群がヨランのダルさを悪い方に相乗効果を発揮させ、もはや傑作インストもないがNo marcyとForever is a long timeでなんとか耐えきる。
タイトル曲がJet to jetのフレーズを用いているのもハテナ。曲数が多いのにその大半がハズレという厳しい作品。
■スヴァンテ・ヘンリソンのベースが良い。Leviathanなどベースがメインで引っ張っていく曲だもんな~ イングヴェイ史上において珍しい曲。
Seventh sign(1994)
●■ヴェセーラのストロングボイスとエッジの効いた作風で復活。
(足し算も引き算もなし)
Magnum opus(1995)
●そんなマジックも1作しかもたず、路線継承ながらすべてにおいて前作を下回りFire in the skyしかない駄作。
■Fire~もダメだな。ここまでで一番つまらない作品
Inspiration(1996)
●■昔の仲間が集まったというトピックしかない凡作
Facing the animal(1997)
●コージー・パウエルに期待を高めて聴いたが、望外のマッツ・レヴィンのボーカルの方に魅了された。イングヴェイ史上最高哀メロ曲Another timeが最高。キラーファストチューンがなくても何にも問題ない。そんな一枚。とにかくマッツが良い。
■マッツがとにかくいいな~。もう一度言いたい。
ヨラン・エドマンが歌っていたら大惨事になりそうな曲でもとにかく良い。
Concerto Suite for Electric Guitar & Orchestra(1998)
●■期待しかなかったが、予想外にオーケストラとマッチしていなくてガッカリ。
Alchemy(1999)
●伝説のボーカル、マークが復帰。ギタープレイとボーカルプレイは凄いが、しかし楽曲の出来がついてこない。昔のフレーズがところどころで登場するのも気になる。
Deamon danceなんかキメが思いっきりNever die
■Legion of the damnedはいいね。
War to end all wars(2000)
●記憶がほぼない。タイトル曲のキメが浮かんでくるだけ。
■2000年にどうやったらこんなモコモコでクリアーとは無縁のサウンドに仕上げられるの?音悪過ぎる。
王者としては珍しいオルガンロックの1曲目Prophet of doomが速攻で心をつかむ出来だ。こんな感じで始まるのはSeventh sign以来。なんでも入りが大事だよ。
前作を支配していた冗長さが抜けて、まとまった良い曲が並んでいる。
同じボーカルによる連作で2作目の方が良いのはこのアルバムだけ。
インストのInstru-mental institutionでは久しぶりにキーボード対ギター的な展開がある。
Attack!!(2002)
●鍵盤奏者として長いこと王者を支えてきたマッツ・オラウソンが遂に離脱してデレク・シェリニアンが参加。ボーカルは敗戦処理人ドゥギー・ホワイトが参加。
この作品を聞いてもう駄目だと思い、以降、新譜は追っ掛けていない。
■悪くはない。曲の良さ自体はAlchemyより上じゃない?だがしかし、印象に残らないんだよな。もういいやって思っちゃうのも分かる。昔の曲彷彿させるのも拡大傾向が止まらず。
Mad dogは良かった。
ちなみに見に行ったライブは4回。
Seventh signツアー、武道館
ちなみに武道館はこの一回きり。とにかく音が回って悪過ぎて念願のライブにもかかわらず良い思い出がまったくない。
Alchemyツアー、渋谷公会堂
Attack!!ツアー、バンコク
2009年のディープパープルとのジョイント公演、東京国際フォーラム
Posted at 2021/07/31 16:12:16 | |
トラックバック(0) |
音楽 | 日記