meganetのブログ一覧

　皆様、またまたご無沙汰しております・・・m(_ _)m 。


　・・・my F31の今後の方針については後日述べることとして（汗）、タイヤ交換の資金が貯まるまでは my F31 に関する新たなネタもなさそうなので（というか、ない方が有難い。それこそが調子の良い証拠なのだから・・・）、みん友のkotaro様の示唆に富むブログ記事；

　https://minkara.carview.co.jp/userid/176891/blog/43606695/

にインスパイアされ、思うところを記してみることにしました。
（批判的・不穏当な発言もあるので例によってお友達限定記事にて・・・）










　昨年末のとある日。わたしは my F31の弄りのため、博多駅の東急ハンズにやってきました。

　キレイなイルミネーションの向こうに見えるのは・・・





　　　（写真は wiki より引用）


　昨年ブリッカー賞を受賞した磯崎新氏の代表的建築である、西日本シ●ィ銀行本店です。


　磯崎氏の建築物件は玉石混交あり、同じ西日本●ティ銀行の建物でも・・・






　八百屋になった後に取り壊された六本松支店などを含め、それほど良いものとは思えない作品も多いのですが、この本店は後世に残すに足る建築、かつ昨年氏がブリッカー賞を受賞した事でまずは安泰だろうと思っていただけに・・・






　この決定には失望というより「ああ、この銀行は『ものの価値』も分からず、ただカネ弄りだけに狂奔しているのだなぁ」と呆れるばかりでした・・・









　それは別にこの銀行だけではなく、福岡城址のそばに「われらが現在の福岡の主」とばかり、周囲を威圧的に睥睨するだけの巨大建築物を作って恥じない別の某銀行であったり・・・







　ビッグバンだか何だかしらないが、バブルよもう一度とばかりのスクラップ＆ビルド政策で市内全体を更地にでもしたいらしい、最近とみに黒光りして人相の悪化が目立つ某市長（そのうちカネかオンナで失墜するでしょう）であったり・・・もっといえば、日本全体が「ものの価値」「落ち着きと調和と美しさ」より、カネと目新しさと他者へのマウンティングにうつつを抜かしている現状に、個人的にはただただ絶望感しかありません。


　この状況もまた、kotaro様の仰る「お金があればタワーマンションに新車のベンツ、BMW、フェラーリ」というわれわれ現代ニッポン人の脳味噌の反映なのでしょう・・・





　わたしは相当の偏屈者ですので、自戒の意味も込め、ただ「昔のままが良い」というのは進歩の否定であり正しいとは思いませんが、明治維新後の近代日本人はどこか「日本は劣り欧米は遅れてる」といった「自国への愛着障害」があり、とくに敗戦後生まれのわれわれにはそれが顕著なのだろう・・・と思います。







　・・・まあ、そういう私もこんな「外車」に乗っているのだから何の説得力もありませんが（苦笑）。












　ところで、わたしが敬愛する人のひとりが、写真家の丸田祥三氏です。
　氏が凄いのは、今よりずっと「古いものなんてダサい」云々といった「同調圧力」が強かった1970～80年代から変わらない、昔の日本人が有していた真面目さ、ひたむきさ、一生懸命なものづくりへの賛歌と過去の美しいものへの憧憬といった視点がブレなかった点にあると思います。













　わたしも氏と似たような感性を有していない訳ではありませんでしたが、まだ「草ヒロ」なんてチャラい言葉もなかった1980年代、10代のじぶんが廃車体や旧車を写真に収めることについては、どこか「その姿を他人から見られること＝ダサいと言われること、への羞恥」があって、あまり多くの写真を残せませんでしたから・・・





　最近読み返した氏の本に書かれてあった言葉・・・・








　「そうあってはならない」時代を、自分達はいま、生きているのだなあと思わずにはいられません。


　そして悲しいことに、わが愛娘をも「受験戦争」とやらを通じてそういった「社会」への仲間入りを、不本意ながらもさせてしまっているようであることも・・・




　・・・こんな時代を過ごしていくのは色々と苦しいことでありますが、でも今は昔ほどには「同調圧力」が少ない時代でもあり、また感性の似た者同士がここみんカラを含めたSNS等で結びつきあいやすい（本当に1980～90年代のわたしは、今よりもっと精神的に孤独でしたから・・・）といった良さもありますし、今はただ「この時代を何とかして生き抜こう、自分と次世代の娘のためにも」と2020年のいま、心を新たにしているところです。










　そしてそのためなら・・・・my F31を売ることだってしゃ～ないさ！　娘が親の手を離れ経済的余裕ができたらまた何か始めればよい。それまで生き延びられたら・・・・F31をまた欲しければカネを積んで某専門店で買うもよし、他のクルマに乗りたければそうするもよし、と割り切って考えています。my F31を今すぐ手放すという訳ではありませんが・・・





　ちなみにいま現在の妄想は・・・・











　娘がひとり立ちして晴れて「自由の身」になることができたなら（謎）、黒の130セド後期を買って「大都会パートⅡ」か「夜明けの刑事」になりきることですね（爆）。


　・・・そのためにはコラムマニュアルの練習をしなければ（汗）。










　そんなわたしがバブル時代のハイソカーを9年間も所有してきたなんて・・・「でも　なにかが違う　でも　何かが違う」事だったのかもしれません。



　・・・いいオチになったところで（笑）今日はこのへんで。ではでは。