マニアックなネタになりますが、この間実家に帰った時に久々に地元のバスに乗ってみました
地元バス会社の親会社からの中古車による代替で走ってるバスの顔ぶれが変わっており、こんな山奥の田舎にノンステップバスまで走り始めてました
そこで、手元に12年前に地元のバスを撮った画像があったので、と今の地元の路線バスの様子を比較してみたいと思います
うちの地元のバスは社番で年式が分かるありがたさです
まずは乗車しようとしたらやってきて、駅まで乗車したエアロスターのツーステップから
99年式 三菱ふそうエアロスター KC-MP317M
都市部ではほぼ見られなくなったツーステップバスで関西らしく前後扉になっています
足回りも昔ながらのリーフサスでニューエアロスターながらなかなかスパルタンな仕様です
翌々年の2001年初頭にはバリアフリー法が施行されて路線バスは一部例外を除き原則ノンステップかワンステップのバリアフリー対応車しか認められなくなり全国の事業者で従来のツーステップバスの導入がほぼ途絶えたので、このスタイルのバスが見れるのも関西でもあと数年でしょうね
直6エンジンながら路線バス用のNA仕様でターボの過給音がしない6D22は今の直6とは違ったいい意味で迫力あるサウンドを奏でますね
あとは駅で見かけた車両ですが…
04年式 日産ディーゼルスペースランナー KL-UA452KAN
これでも14年オチですがノンステップバスなるものも走り始めました
元は兵庫の某公営交通で使われていた車両のお下がりみたいですが、この田舎にノンステップバスは失礼ながら少し違和感があります
しかし、高齢者が多いのでこういう車両は喜ばれることと思います
96年式 三菱ふそうエアロスター KC-MP717M
こちらのエアロスターは前述のエアロスターと違いエアサス&ワンステップのバリアフリー仕様で、ワンステップの関係から前中扉になっています
このスタイルですとぱっと見はフェイスリフトされる前の2015年式までのエアロスターと大差ないですね
22年オチというのを感じさせない見た目だと思います
とまぁ、山奥の田舎の路線バスも今やLED式の行き先表示になったりバリアフリー車両になったり、料金の支払いに交通ICカードが使えたりと近代化が進んでいます
ではお次は12年前、ちょうど2006年頃に地元で撮ったバスの写真を…
残念ながら全ての車両が今は廃車解体されて残存はしていない模様です
93年式 三菱ふそう エアロスターK U-MP218M
まずは今や懐かしい新呉羽車体を纏ったエアロスターKですね
さすがに日本全国地方へ行ってももうそんなに残存数はないと思われます
東日本ではエアロスターM、西日本ではエアロスターKの方が人気が強かった印象ですが、関西圏は西工が強かった時代ですのでふそう車も西工のイメージが強いですが…
少しRが付いたルーフなどスケルトンとモノコックのデザインが合わさった過渡期的なデザインのように思います
当時はエアロスターMと比べて少し古臭く見えましたが、今見直しますとセーフティウィンドー等の先進性とレトロさを兼ね備えた良デザインに思います
90年式 日野ブルーリボン P-HT233BA
今手元にある画像で最古参の車で排ガス規制はP-代になります
丸目4灯のヘッドライトだったりで古さは感じますが、年式を考えましてもデザインは28年前のバスとは思えないくらいですね
この写真を撮った当時で28年前のバスといえばモノコック車などいかにも昔のバスになったので、そう考えますとスケルトン構造に移行してからはバスのデザインはある程度完成されてきたように思います
基本デザインはハイブリッド仕様になってまで2015年まで製造されたブルーリボンシティまで現役でしたしね
91年式 日野ブルーリボン U-HT2MLAA
こちらも1年年式が新しく排ガス規制がU-代になったブルーリボンです
上の90年式の車と比べると行き先表示の周りがブラックアウトされたりして少し今風に変化しています
U-代の排ガス規制のトラックやバスも数年前までは地方に行けば山ほど走ってましたが、今やなかなか見れなくなり確実に世代交代は進んでるんだなぁと実感します
基本ライフサイクルが長いトラックやバスも気が付くと急に見かけなくなる車種や車型があったりするのが興味深いところですね
また、最近は資本力があり代替スピードが早い首都圏などのバス会社で廃車になったそこそこ高年式なバリアフリー対応のバスが地方のバス会社に売却されて活躍していますね
有名ドコのバスもたくさん地方に嫁いで行ってますが、仕様に特徴がある特に神○川中央交通や小田○バスなどの個体は嫁ぎ先の色に塗り替えられてても元がどこの事業者にいた車か分かりやすいのもまたマニア的に面白いです
中古車といえども今都市部で廃車の対象になっているKL-、PJ-あたりの車なら11~18年前後落ちでもバリアフリー性能も環境性も現行のバスと大きな差はないですし、1台でも多く解体されることなく地方に活躍の場を移して欲しい限りです
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Posted at
2018/08/12 01:29:12