松田 凡吾のブログ一覧

今回はカタログから…。

　本日紹介するのは2代目のホンダ・ドマーニ。

　かつて、「小さな高級車」的キャラで売り出したものの、当時のホンダ車のイメージからはかけ離れていたためか市場の理解を得られず、1代限りでモデル廃止となったコンチェルトの後継モデル、という格好になるクルマで、初代モデルはEG系シビックフェリオをベースに車高をやや高めに取られた専用(といっても前半分は欧州向けシビックと同一)のボディをまとっていた。



　車格もシビックよりはやや上のポジションにあったようで、搭載されるエンジンは1600ccと1800ccとなっていて、後に遅れて1500cc車が追加…、という格好になっている。

　で、今回お届けする2代目は、シビックに比べて初代ほどの違いはなく、EK系シビックフェリオに対してボンネット、トランクリッド、左右Fフェンダーが違う程度なのだが、それでもシビックに比べると上級イメージの感じられる顔立ちだ。



　実は、カナダ向けに販売されたアキュラELと同じデザインだったりするのだが、アキュラELは前後のウインカーがアンバーとなっているのに対してドマーニはクリアレンズとなっている。

　ただ、いすゞにOEM供給されたジェミニでは、ウインカーがアキュラELと同じアンバーになっている。

　アキュラEL仕様にして乗る…というのも面白い選択肢かもしれんなぁ…(￣∀￣)

　ベースがシビックなだけに、内装も基本的にはシビックと同じものになっているのだが、ドマーニにはシビックには設定されないブラウン内装が設定される(´∀｀*)



　画像は最上級グレード・16Xのインパネ周りなのだが…

　内装色が違うだけでこんなに雰囲気が変わるとは!!

　特に、16Xのみに装備される木目調パネルがかなり効いているように思うが、ホンダ車よりもトヨタ車あたりを思わせる雰囲気を感じてしまう…(　ﾟдﾟ)

　ただ、オレンジ色のメーター照明と文字盤のフォントにホンダらしさが…(笑)

　ブラウン内装はボディカラーによってはグレーに変更されるのだが、グレーだとシビックと同じ雰囲気で、ホンダ乗りにはコッチの方が何だか落ち着くような…!?(爆)

　搭載されるエンジンは、1600ccのD16Aと1500ccのD15Bの2種類となるが、D16Aには3種類設定されており、16Xに限ってリーンバーンのVTEC-Eとなっている。



　VTEC-E仕様にはCVTのホンダマルチマチックが組み合わされるが、それ以外の仕様だと5速MTと4速ATの組み合わせになる。

　また、有害物質の排出量を排出ガス規制値に対して約10分の1レベルにまで抑え込んだLEVも設定された。



　装備品などは基本的にはシビックとさほど変わる部分は見当たらないが、オプション設定のナビには思わず時代を感じずにはいられない…(笑)



　小さな画面、チャチな画像!それでも当時はコレで最先端だったワケだから技術革新には目を見張るものがある。

　ちなみに、画面左側のナビ操作部分は取り外してリモコンとして使うことも可能。

　なお、ドマーニとは別に、姉妹モデルとしてシビックフェリオにオルティアの顔をドッキングしたインテグラSJというのもあったが、'00年にシビックがフルモデルチェンジされた際にいずれもモデル廃止となっている。

　その他の画像はまたフォトギャラにあるので見ていっていただきたい(´∀｀*)

　ということで、本日の1曲は初代モデルのCMソングではあるがコチラを…(≧∇≦)/