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イイね!
2017年03月30日

素人的発想と着目、感じ方と本質との乖離

まいど!

過去に某知恵袋で面白い質問を見かけた...

2stエンジンを排気量アップさせた場合、チャンバーはどのように作れば良いのか?

回答
50cc→80cc程度の排気量アップで同系エンジンがあるなら50ccチャンバーでも対応できる。

ふむふむ...
いわゆる流用チューンの範囲ね。

おいらの考え
例えば....
2st125ccシングルのエンジンを積んだバイクがあるとする。

かたや、2st250ccツインのエンジンを積んだバイクがあるとする。

どちらも、単気筒の排気量は同じなので、125ccエンジンに250用チャンバーが加工流用出来そうだ!
しかーし!
実際には性能は上がらないかもしれない....(試してないので『上がる』とは言えないだけ)


なぜか?
2気筒のエンジンとなると、単気筒より高回転まで回る。
(並列2気筒ならば、一番の下死点が二番の上死点となり、お互い回転力が落ちる所で点火している)
当然、高回転型のチャンバーとなるはずで、単気筒エンジンに高回転型チャンバーを付けたからといって、高回転まで回るエンジンになる!わけじゃない。
確かに高回転向きのエンジン特性になるけれど、低速トルクが不足しがちな2stならば最高回転数を1000rpmアップさせたとして、実測最高速が10km/h上がったとしてそこに到達するまで今まで以上の時間を経るなら返って遅くなるとも言える。
最高速アタックなら問題ないが、サーキットでは使い物にならないだろう。

車のチューニングでも良く聞く『ビッグタービン仕様』あれも同じようなことが言える。

タービンを大きくしたことで、大きな排気圧が必要になり、ピークパワーは上がったものの加速は鈍る....


人間の感覚というのはいい加減なもので、二次曲線、二段階加速『的な』、3500rpmまではだらだら回転が上がり、そこからレッドゾーンまで一気に吹け上がる。
そんなエンジン特性になると....
『すっげ~加速感!』となってしまう....一時期の『どっかんターボ』のようにね。

でも、実際は正比例グラフのような回転上昇の方が実際には速いし使いやすい。

最近はどうか知らないが、コンピューターチューンが出始めのころ、メーカーが正比例グラフのように作り上げてきたマップを『人為的に谷間』を作ることで、『パワーが上がった!』と錯覚させるようなロムやショップもあったとか....


ここで絶対に間違ってはいけないのが、競技車両と街乗りの一般車。
競技車両は例えば『サーキット』でラップタイムという物差しで効果の善し悪しを判断できる。
なにかチューニングしたことで、タイムが削れたらそれは『効果あり!』と言って良い。
体感で良くなったように感じても『タイムが落ちれば』それは逆効果、となる。

一般車では『同条件で比較』することが難しい。
よって、評価は乗り手の感覚となってしまう。
『5000rpmから上が良くなった!』ってな台詞を良く聞いた。

でも、おいらは思う。
一般車での評価は『上の回転で診るより下の回転で評価するべし!』

どういうことか?

ポート研磨する前のシャノアールさんは6速45km/h以下ではノッキングしていた。
今は40km/hなら少々の上り坂でも丁寧に踏むことで加速してそのまま最高速まで使える。

『湾岸ミッドナイト』でも同じ描写があるのをご存知だろうか?


現状のシャノアールさんは6速3000rpmで100km/h、6000rpmだと200km/h。
もし、9000rpmまで回せたら...300km/h出る!

『かもしれない!』(笑)

正直な話。
サーキットなら最高速を記録するのはロングストレートエンド、ブレーキング直前だ。
そこの1キロ2キロの差なんて、その前のコーナーをどれだけ『上手に走れたか?』で大きく変わる。
(他車との競り合いでは武器になるが...自己評価では大差ない)
そもそも、サーキットで最高速なんて気にするより、タイムを更新できたかどうか?だと思う。

最高速も、追い風なら記録更新するし、向かい風なら車速は落ちる。

陸上競技ならば、追い風が強いと世界記録でも『参考記録』扱いになることもある。

最高速で比較することのナンセンスさが分かるだろうか?
燃料を少なく、ドライバーも体重軽く、ボディーの隙間をガムテープで埋めて....そんな『小さな』ことでも影響するのが最高速なのだ。

ならば、影響が少ない『低速度』比較の方が余程自分たちには分かりやすく、試しやすく、『条件を揃えやすい』

誰しも、『大きな変化、大きな数字』には目を奪われる。

タイム計測出来ない一般道ならば、フィーリングや体感で判断するより、毎日の通勤で条件を揃えその違いを正しく理解するべきだ。

いつも通る立体交差の上り、昨日は45km/hでアクセル一定で登れた。
今日は40km/hで試してみる!

そんなデータを取っていれば、ちょっとした調子の善し悪しにも気付くことが出来ると思う。
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Posted at 2017/03/30 02:40:21

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この記事へのコメント

2017年3月31日 16:38
最近のエンジンは「遅い」や「パンチがない」というのはよく耳にしますが、それとサーキットでのタイムは別物ですよね(^^;)
最高速チャレンジをするなら高回転型モアパワーでいいですが、コーナーばかりのコースだと低速トルクもりもりの方が運転しやすいし、速い…つまらない車と罵られますが(笑)
結局は「なにをしたいのか?」と「チューニング」が噛み合わないと意味ないですね…僕は考えた結果、馬力・トルクについてはノーマルです

そして2stのチャンバーは…
昔、NS-1に乗っていましたが、チャンバーだけは理解不可能だったので有名ショップの有名チャンバーを使うしかできませんでした(^^;)
コメントへの返答
2017年3月31日 21:55
ノーマルは非常に良くできた味付けで、『誰でも』扱いやすいように作られてます。

カスタマイズはデニムの『裾上げ』のようなもので、くるぶし丈が良い人、長めが良い人色々ありますね。

チューニングは『調律』とも言われ、楽器なら『正しい音』を出せるように『性能を発揮』させるものです。
車を楽器とするなら、『本来の性能を引き出す』ことがチューニングに当たると思います。

なので、部品をポン付けしただけでは『性能アップ』出来るか分かりません。
車と部品の相性もあるでしょう。

付けた部品が『ノーマルCPU対応』するのであれば、それは『誤差を補正する』範囲での性能アップ程度しかないのかもしれません。

ならば、部品を変えずにいてもセッティングでなんとか出来るのかも?(笑)

キャブの頃のバイクだと、マフラー交換すると夏冬でメインジェット交換が要るようになることもありました。

こうなると、マフラーはチューニングパーツになります。

最近の車で言われる『チューニング余地がなくなった』というはこう言う事なのかもしれませんね。

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