日航123便墜落事故から20年．．

1985年8月12日の日本航空123便墜落事故から20年が経ちました。
私は当時８歳。確か、父の郷里への帰省から帰宅した日で、バタバタした中、両親と共にテレビに釘付けになっていた記憶があります。アナウンサーが読み上げる搭乗名簿が 「ワタナベ．K」といった感じで、子供ながらにすごく違和感を感じたのを憶えています。

2000年にテレビにてボイスレコーダーが公開された時も釘付けにさせられたけれど、私がそれよりももっと、釘付けにさせられたのは、たまたま２ちゃんねるをサーフィン中に見た、墜落機のボイスレコーダーの音声と併せて機体の軌跡を追った、FLASHでした。

クリックするなりそのFLASHが開き、私は釘付けになったまま、事故機の異変発生から墜落までの32分間を追いました。真夜中に部屋で一人でそれを見てしまった私は、見終えた後、数分間身動き一つ出来ませんでした。

以前、「栃木リンチ殺人事件」をたまたま２ちゃんから辿っていった時も、そのあまりのおぞましさに凍りついたことがありました。私はホラー映画などには全然興味がないんですが、あまりに恐ろしい事件や事故に、どうも強く惹かれるようです。でも寝ると忘れてしまうというか、結局あまり深く追究しないので、作家や新聞記者は無理ですね．．（笑）

そんな私のことはさておき、この日航123便の残骸の中からは、数名の方の遺書というか、殴り書きが発見されています。ダッジロールのさなかだったのか、蛇が這うような字で「息子を頼む」とか、「今までありがとう」と書き残された文字．．その時の状況や、どんな想いだったのかを想像すると、胸が締め付けられます。車も危険な乗り物ですが、自分自身が極力安全を意識することで、事故を未然に防げます。しかし、飛行機だけは、自分の意志ではどうにもなりません。太平洋戦争のさなか、国の勅令に従い戦場に赴いていった若い兵士たち同様、自分に何の過失もないこの死に、私は心からの同情を抱きます。

この事故は、私にはまとめることが出来ません。日航を責めるほどの知識はないし、かと言って、「皆さん飛行機に乗らないように」というのも全然お門違いだし．．とにかく、この事故のことを忘れず、亡くなった方々のご冥福をお祈りすることぐらいしか出来ません。

しかし、あまりにこの事故のことを強く印象づけてしまうと、先々仕事などで飛行機に乗ることが出来なくなってしまいそうで恐いです。飛行機が墜落する確率は、ジャンボ宝くじの１等が当たる確率よりも低いと言うけれど、極力新幹線や車で移動することになるのかな．．

関連情報URL　Wikipedia 「日航123便墜落事故」