一昨日の話ですが、久々に栃木~茨城方面へ遠出してきました。
ここしばらくは公私共に忙しかったので、まだやりたいメニューは残ってましたが、ここらで気分転換をしておこうかと思いまして。
MTのレンタカーで出かけるのが続いていましたが、今回は前日に車検通したばっかりのヴィッツで出撃。
またここでレンタカーだと、「ヴィッツ乗るのが嫌なのか?」と思われそうですし・・・。
ヴィッツ運転するのは全然嫌じゃないですよ。
ほとんど改造してないまっさらの状態ですが、軽さと適度なパワーで運転楽しめますし、コーナリングも下手なスポーツカーなみの速さ、それでいて長時間・長距離走っていても、ほとんど疲れないツアラー性能も兼ね備え、シートたためばタイヤを8本つめる積載性も備えています。
ルックス的に、あんまり速そうに見えない車ですが、それがまたいい。
この日は、家を出る時間が遅かったこともあって、柏から常磐道で移動することに。
目指すはツインリンクもてぎの「コレクションホール」。
遅く出たけど、慌てて行くほどでもないので、100km/h巡航で北上する。
その気になればヴィッツは結構飛ばせる車だけど、背が高い車なので、その時点で空力的には不利。
べた踏みで加速してみても、ある程度の速度から速度が伸びなくなる傾向があるのだが、逆に以前乗ってたビートは、パワーない割にはリミッターかかってもまだまだ速度が伸びていこうとする傾向あったのだが、ヴィッツとは逆に背が低いことで、空力的に有利だったのではないかと。
一方で、パワー的に有利だけれどハイルーフなムーブ・ターボがある程度のところで速度の伸びがピタッと止まるのとを比べて、空力が及ぼす影響はでかいのだなあ・・・と思ったのは過去にも書いた話。
同時に、空力が良ければ少ないパワーで速度を維持することができる・・・つまり低燃費に効くということ。
そんなわけで、無駄な燃料を使わず、かつそこそこの速度で移動するとなると、実際の経済速度というのは80~100km/h前後がいいところなんじゃないか?と思いまして、追い越し車線を飛ばす車を横目に、100km/hキープでマイペースで移動。
大抵、100km/hで走っていると、走行車線では100以下で走る車に引っかかり、それを避けようと追い越し車線へ行くと今度は100オーバーで飛ばす車に煽られる・・・というバカみたいな状況にしばしば出くわしますが、この日はそういう車はそれほどなく、100キープはそれほど苦ではありませんでした。

そうして走り続けているうちに、一台の車が目に入った。
水戸ナンバーのグレーのマークX。
「まさか覆面じゃねーよなー」
と、前の車を追い越しざまに見てみたら、ドライバーは白いヘルメットかぶっている・・・当たりw
追い抜きを終えて走行車線へ戻り、100キープで普通に走っていたが、その俺の後ろから追ってきた車もすぐに気づいたようで、俺を抜いた後に速攻で走行車線へ戻った。
そもそも覆面に目をつけられるような走り方をしていなかったので、特に何も起きなかったが、バックミラーで後方に隠れた覆面の様子をしばらく伺っていた。
どうやら警察も取り締まりの上でノルマがあるようだが、もしそうなら確実に捕まえられるものに対して目をつけるはずで、追い越し車線を飛ばし気味に走っていた車でも、100+α程度の速度であったら案外動かない。
一台、追い越し車線をぶっ飛ばす車がいたが、俺を追い抜いた直後に覆面は行動開始。
その車が俺の車を追い抜きざまに、気づくかどうかはわからないまでもパッシングをしてみたら、どうやら気づいたようで、一瞬速度を落として走行車線へ。
そのあとから、今度はベンツが結構な速度で追い抜いて行ったが、こっちは放置w
いくか?いくか!捕まれー!と念じていましたが、覆面が行動開始する前に走行車線へ。
けっ、運のいい野郎だ・・・。
結局、覆面が目をつけるような車は現れず、降りる予定の水戸インターまできたので、左車線へ出たのですが・・・。
覆面も目的地ここだったようですw
そこからした道でもてぎへ向かうが、途中のセイコーマートでピットイン。
このコンビニ、最初は気にも留めなかったのですが、実際入ってみると、コンビニの割には値引きされているし、2Lペットボトルのお茶なんかが安かったり、弁当が地味にうまかったりするので、たまたま入って以来、もてぎ方面へ行くときは必ず寄るようにしています。
色々買い込んだ後、もてぎへ移動。
道はめっちゃ空いていて、そこからはさほど時間はかからずに着きましたが・・・
なんと休業日w
さあどうしようか・・・とハイドラ地図を見るが、烏山までそれほど離れていないことに気付く。
そこへ行くまでにいくつかCPがあるのを確認したので、予定を変更して付近のCP取りをすることに。
国道を烏山へ向けて移動。
そこから烏山線沿いに少し西へ。
滝駅のCP取ったのち、時刻表を確認したら、数分後に列車が来るのを確認したので、ヴィッツを止めてカメラを出して撮り鉄開始。

来たのはこの車両。
この列車は蓄電池式の列車でして、電化区間は架線から電力受けつつ、走行しながら電池を充電。
非電化区間へ入ると、充電した蓄電池でモーターを動かす構造になっています。
全国では、ここ烏山線にしか走っていません。
本来だったらディーゼルカーが走っているのですが、走行区間が短くて、宝積寺から宇都宮までは電化区間を走るため、蓄電池列車の実証実験をするのに都合がよかったようです。
撮り鉄の後、滝駅の由来になった滝を見学して・・・

そのあと、烏山駅へ移動。
さっきの列車がちょうど充電中でした。
本来架線のない烏山線の、終点だけは充電用の架線が作られていて、終点で折り返すまでの間に充電も行うようになっています。
そこからさらに北上して、那珂川町にもCPがあるのを確認。
そこへ向かう際中、那珂川町・・・と聞いて、とある施設があるのを思い出し、そこへ向かう。

着いたのはここ。
「那珂川清流鉄道保存会」という、昔の車両がいくつも展示されている博物館(個人経営)のような場所なのですが、入り口からさっそく見慣れた車両が。
実は最初の会社は千葉の穴川だったので、最寄りの駅が千葉都市モノレールだったのです。

そこから奥へ行くと、犬二匹がお出迎え。
一匹はつながれているが、もう一匹は番犬なのか、ひたすらこっちの姿をみて吠える。
「入場希望者はこちらへ電話を」とあったので、携帯で連絡し、入場料1000円を払って中へ。

一体どっから引っ張ってきたんだ?というような、レアな車両がわんさか。
その中には、こんな車両も・・・。
悲運の名車・キハ8500.
元は名鉄の「北アルプス号」として作られましたが、デビュー10年たたずで北アルプス号が廃止になって用途がなくなり、会津鉄道へ譲渡。
しかし、元々高性能が売りだった車両が、エンジンやら車体やらが劣化して修理が必要になったものの、修理費用が出せないとかで、譲渡10年でまたしても流浪の車両となり、那珂川清流鉄道へやってきた・・・といういわくつきの車両。(
2010年5月13日日記「中古車維持にありがちなことは鉄道でも」参照)
20年ちょっとなら、普通に整備していればまだまだ使える車両なのに、何とも勿体ない。

そのほか、SLのボイラー部分やら、何のものかはわからないが、あきらかにSLの動輪とみられるものが置かれていたり・・・

もはや存在も消えようとしている、完成車運搬用貨車なんてものまで!
今や車の輸送はトレーラーオンリーですが、まだまだ道路事情がよくなかった頃は、完成車を鉄道で運んでいたのですよ。
愛知県に「愛知環状鉄道」という路線がありますが、あの路線の一部は、豊田市から完成車を運搬する目的で建設されたものだったりします。
かくいう自分も、車運貨車の実物見るのは初めてですね。
入り口で散々吠えてたわんわんがすっかり懐きましたが、相変わらず背後をぴったりとついてくるのは変わらない。
「ドッグファイト」の文法通り、俺の背後にぴったりついてくる。
外泊証明書に見せかけた入隊希望書類にサインさせ、中東の外人部隊で3年ほど戦闘機乗りにでもしてやりましょうか・・・w
一通り見学ののち、再び移動開始。
那珂川水族館から、R293を常陸大宮へ向けて移動。
そこから水戸方向へ南下して、途中でR6へ抜ける。
水戸へ着いたのは18:00ごろ。
丁度おなかが空いてきたので、水戸市のとんかつレストラン「クックファン」にてカツカレーをかっこむ。

満足したのち、すでに19:00過ぎていてどこの店もやってないだろうけど、とりあえずで大洗町へ。
そこからR51を鹿島・千葉方面へ南下。
行きは高速でしたが、帰りはひたすら下道。
条件が良ければ、大洗~船橋間を、どんなに渋滞していても2~3時間ちょっとで、しかも全て下道で移動できるルートを知っているのですが、そのルートで帰宅。
信号もそれほど多くないので、普段リッター12kmのヴィッツが、このルートだと一番いい時で18kmまで伸びた・・・と言えば、どれだけ道がいいかはお察しいただけるかと。
最終的に400kmほど走りましたが、これだけ走ってもヴィッツは運転していて疲れないですし、ドライブを楽しめます。