
布袋のファーストソロアルバム「GUITARHYTHM」がリリースされたのは1988年。私がまだ13歳(笑)の時で全編英語のアルバムはとても難解で大人の香りがした。COMPLEXを挟んで、再びソロに戻った布袋が「GUITARHYTHM II」をリリースしたのは1991年。16歳の私には2枚組で5000円もしたこのアルバムは買うことが出来ず、そうご電器YESのレンタルCDで我慢したホロ苦い思い出のアルバム。今でも一番好きな「GUITARHYTHM III」は翌1992年のリリース。先行して発売されたシングル「LONELY★WILD」を初めて聞いたとき何故か泣けた。今でも調子の出ない朝は、通勤電車の中で「LONELY★WILD」を何度も何度もリピートして聴くのが定番。そして1994年にリリースされた「GUITARHYTHM IV」は当時免許取り立てで夜な夜な峠に出掛けては「GUITARHYTHM IV」を流していたっけ。......それから15年。いつのまにか33歳になり、最近は白髪まで(ToT)。いつかは復活するかな..と思っていた「GUITARHYTHM」の続編「GUITARHYTHM V」がいよいよリリース。一曲目の「GUITARHYTHM RETURNS」で早速ウルッと来てしまったのは年のせいで涙腺が弱ったからか。なにせ「GUITARHYTHM Never gonna stop!」ですからね。個人的な解釈で恐縮だが、「GUITARHYTHM」は布袋の孤独との戦いが生み出した作品だと思っていた。バンドを解散し、COMPLEXも長続きせず...誰かと組みたい一方で、完璧を求めるほど孤独に追い込まれていく。そんな葛藤が「GUITARHYTHM」の鋭い切れ味となって表現されていたのではないかと。しかし、「GUITARHYTHM V」に孤独は感じられない。さりてとあの頃の俺は...と安易な懐古主義でもない。(最近の恒例でゲストアーティストとのセッションは個人的にイマイチなんだが)今の布袋の言語で「GUITARHYTHM」を書き上げたらこう仕上がるのか....と感心するしかない。4月27日からツアーがスタートする。例の如く、札幌(というか北海道)が1カ所も予定されて居らず非常に腹立たしいが、とりあえず埼玉と東京の2公演には駆けつけるつもり。追加公演で札幌が入りますように....。
							
						
					
 
					
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布袋寅泰 | 音楽/映画/テレビ
						
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						2009/02/20 00:02:11