![[累計走行24,178kmで売却]フィアット・500c 引渡し完了。 [累計走行24,178kmで売却]フィアット・500c 引渡し完了。](https://cdn.snsimg.carview.co.jp/minkara/blog/000/046/110/501/46110501/p1m.jpg?ct=aa3c2fc12009)
フィアット「500c」の売却を完了した。
売却時点までの累計走行距離は24,200kmで平均燃費は16.66km/L。所有期間は28ヶ月となった。
振り返ると、フィアット「500」をマイカーに迎えるのに随分と時間がかかったクルマだった。このクルマは2008年3月に日本市場でも販売開始されており、その新車発表会に足を運んだ記憶がある。
それ以降も何度か試乗や商談に入った事もあったが、希望するボディ色の在庫車が無かった等の諸問題があり契約になかなか至らなかった。
月日は流れ2020年2月にご縁あって購入したフィアット「500c」。これは札幌のフィアット正規販売店で試乗車として登録された個体だが、走行距離は僅かに130km。真冬の吹雪の中、店頭で雪を被って売れ残っていたチンクを不憫に思い、思わず連れ帰った。国内販売開始から12年かかってマイカーとなった。
2020年2月といえば、コロナウイルスの感染が話題になり始めた時期とも合致する。特に北海道は2月の雪まつりに訪れたインバウンド(訪日外国人)客から感染が拡大したと言われ、全国に先駆け納車直後から外出が憚られる事態に。
それ故、私の中でフィアット「500c」の思い出は常にコロナとの戦いでもあった。ステイホームのストレス発散の為、人目を忍び早朝の誰もいない支笏湖方面へドライブをしていたことや、マスクやアルコール消毒液を求めてドラッグストアや、テイクアウトの食料調達に駆け回った。
不思議なもので、納車前に危惧していた「デュアロジック」の違和感は、割りとあっさり慣れてしまった。決して「スパッズバッ」と電光石火の変速を見せるような代物ではないが、クルマの変速リズムを掴んでしまえば問題はなかった。
イタリア車故のマイナートラブルも覚悟していたが、結局のところ全くのノートラブル。故障修理で正規販売店へ入庫することもなかった。
まぁ、有り体に言って頼りにならないダメ販売店で、出来る限り行きたくないと感じていた。もし故障修理が頻発していたら、もっと早く手放していただろうね。
ギリギリまでフィアット「500c」の車検取得も考えたが、今年の札幌近郊を襲った大雪災害に心に折れたのが主要因ではあるが、販売店に愛想を尽かしていたというのもある。まぁ相性が悪かったんでしょう。
このクルマを私なりに評価すると「非力だが運転していて何故か楽しく飽きないクルマ」となる。
マツダの言う人馬一体とも違う気がするが、妙に人懐っこいクルマで、ついつい遠回りして帰りたくなるクルマだった。長時間の運転をしていると、相応に疲れる(笑)。静粛性も高いとは言えず、バイブレーションも少なくはない。それでも無駄に走り回りたくなる。もはやペットの散歩に駆り出された飼い主の気分。
私は過去にVWのニュービートルを5台も愛用したが、こういう気分になったことはない。当分、チンクロスに悩まされるかもね。
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フィアット500c | クルマ
Posted at
2022/05/16 22:26:51