いやー正直頭がぼーっとするほど暑かったです。一応木陰に陣取り、無理をせず休み休み進めましたが、年のせいなのか体がついてきません。海の日のオフ会までに体を慣らしておく必要がありますね。
●だぬさん
さて、今回はだぬさんが参加されてアテンザ2.2Dを開けました。4月にオートサプライ鈴木さんでDSCとその他もろもろに車検までされたとの事で、吸気圧センサーからファイバーを突っ込み、吸気ポートと吸気バルブを見ましたが煤は皆無の状態でした。やはりプロの仕事は素晴らしいですね。
その他EGRクーラーの掃除やインタークーラーホースを外して吸気シャッターバルブへのアクセスを説明して、たぶんできるようになりましたので、定期的に手を入れられるといいかと思います。あとはビレンザが入っておりますが、予算的な事もあり今後オイルをどうするのかが新たな悩みでもあるようです。
●熊珍さん
前回はCX、今回はアクセラ2.2D。見るからにエンジンルームが狭いです。クーラントのリザーバータンク速攻で外してEGRクーラーを見ましたが問題ないレベルでした。吸気圧センサーから吸気ポート、吸気バルブをファイバー診断しましたが、煤はあるものの乾いた薄めの層で全く問題なしでした。これなら安心してインマニに手を入れられます。
インタークーラーアウトホースの固着しているベゼルを何とかまわして抜き、吸気シャッターバルブを下ろします。クーラントはそのままで、電気信号コネクターは外して、表裏からひっくり返しながら煤取りしました。
エンジンルーム内の取り回しの空間が縦も横も狭く大変でしたが、熊珍さんにホジホジを託し清掃は完了。復帰時に吸気シャッターバルブ4本のロングボルトの内1本をアンダーカバーに落っことし、ギリギリ指先でつまんで救出できましたがアセアセでした。
復旧してスタートしますと、やはりチェックランプが点灯。吸気温度センサーのコネクター部分の接触がどうしても経年車は渋くなり、抜き差しを20回ほど行い、トルクプロでエラー履歴の消去をかけ完了です。
10キロほど同上試運転を行いましたが、途中燃調再学習を挟み、エンジンの振動や音が改善しており、買ってから一番調子がいいかも?と、熊珍さんに大満足いただけたようです。年一程度掃除をするとこのいい状態をキープできると思います。
RMCを噴きたいとの事ですが、インタークーラーホースとインタークーラー内にたっぷりオイルが回っている可能性があり、秋口の涼しくなったころにインタークーラーの吊るし洗いを一緒にやろうということになりました。あまりオイルを連れていかないEGRバルブから吹くという手もありますね。
●こぉさん
トロトロの高濃度薬液を入れてみましたが、変化は前回と同じ。黄色→緑→青と排出薬液の色が変化しており、pHが動いてはいるがアッシュは溶けていないと感じます。まずシュワシュワ発泡音がせず、廃液に濁りが全くない。DPF内に石膏成分は存在せず、ヒドロキシアパタイトがガッツリ詰まっているのではないか?と考えています。
インジェクターや差圧センサーの事も考えなければなりませんが、熊珍さんに歯を溶かす薬品が無いのか?知り合いに聞いてもらう事になりました。市販薬があると楽チンです。10年ほど前なら高校の化学の恩師がご存命で色々聞けたのにと思い、いつまでもあると思うな恩師と金を実感しました。
すすぎは32L自作の点滴装置をセットして洗濯ばさみで流量を調整し、しっかりとすすぎました。今回からはただの水道水です。我ながら理にかなったいい装置が作れました。こぉさんのDPFはヒドロキシアパタイトCa5(PO4)3(OH)に絞り次の論文を手掛かりに対策を考えて行く事になります。
日本化学会誌 1972 P335~338
著:金沢孝文・梅垣高士
リン酸カルシウム塩類-酸液系の溶解熱
https://www.jstage.jst.go.jp/article/nikkashi1972/1972/2/1972_2_335/_pdf/-char/ja
●全体をつうじて
今回でスカD2.2搭載車は全て開けたことになります。CX-5とケーブルハーネスの取り回しが違ったり、作業空間(隙間)の広さも異なり工具も工夫が必要でした。みん友のおかげで一般人でもっともEGR導入パイプに指を入れた男としてギネス申請できそうですね。
リチャージさんは20分でインマニ外すようですが、埼玉55は10分でEGR導入パイプですね、ピュンピュン号なら3分あれば開きます。
熊珍さんのCXとアクセラは両方ともオイルキャッチがついており、吸気ポートから吸気バルブが乾いた煤が薄っすら堆積しており、リチャージさんの動画で観るような状況にはなっていないのでお勧めしている訳ではありませんが、やはり効果が高いのかな?と感じております。
ブログ一覧 | 日記
Posted at
2022/06/20 13:00:24