イーゴリ・コスチンさん（78）死去...

チェルノブイリ原発事故を撮影した　イーゴリ・コスチンさんが自動車事故で亡くなりました



謹んでご冥福をお祈りします...


Ｉ・コスチン氏死去　チェルノブイリ事故撮影

　イーゴリ・コスチン氏（ウクライナの写真家）ＡＰ通信などによると、９日、自動車事故のためウクライナの首都キエフ郊外で死去、７８歳。ソ連・ノーボスチ通信社カメラマンだった８６年４月２６日、チェルノブイリ原発事故の１１時間後に、ヘリコプターでカメラマン２人と共に上空から原発を撮影した。

　高い放射線量により多くの写真は映らなかったが、１枚だけ放射線の影響を逃れ、悲惨な事故の様子を世界に伝えた。その後も現場周辺で救助活動や原子炉の事故処理をする兵士を撮影し続け、各国で報道写真賞を受賞した。

　撮影の際に被ばくして体調不良となったため、９０年に訪日して広島大の旧原爆放射能医学研究所（現・原爆放射線医科学研究所）で精密検査を受けた。