
★徹底解剖 !!成田フルコースアタック !!
Peugeot106Rallye16v vs RenaultMeganeR26.R
の、続きです。
PMコースは1.06秒(ダジャレっぽい)負けているので、より詳細かつ自虐的にやります。
AMコースと同じ位置でセクターに分けました。

ライン的に大きく異なる所が見えますね。
では前回同様、車載から見てみましょう。
rsport240のPMベスト【47秒45】
kiku106さんのPMベスト【46秒39】
同じく両者のラインと速度グラフです

オレンジ色の矢印はデータエラーっぽい部分です。
やはりAMと同じ傾向で、コーナーワークに違いがあります。
セクター毎に分けて詳細に比較してみます。
★セクター1
ラインの違いは矢印部分に顕著です。②コーナーは言うなればFSWのヘアピンをうんと低速にした複合Rなので、逆走の場合はコース外側でターンインを終えてクリップを奥にするべきです。kiku106さんの赤ラインが正解。
セクター1の速度比較です。
①コーナーでは私の方がボトム速度を低めにしていますが、クルマの向きの変わり方が鈍く、加速開始タイミングが遅れています。
②コーナーは上のライン比較でみたとおり、外側に出てキッチリ速度を落とすべき所で落としきれず、コーナー後半で切り足しと加速遅れが生じています。
③コーナーも傾向は同じですね。ボトム速度が高いため、加速開始が遅くなっています。ここはライン的にはほとんど変わりませんが速度コントロールの問題です。
kiku106さん:15.421
rsport240:15.734
セクター1で0.313秒の差。
★セクター2
ここでも⑥、⑦に入る区間でkiku106さんの方が、進入を外目に持ってきています。立ち上がり重視。
速度グラフはセクター開始点を合わせて比較しています。
大差が有るのは④の中速ターンで、ターンインの速度は押さえているのに、私はコーナー立ち上がりに向けての加速が大きく遅れています。
⑤⑥⑦も同じ傾向ですが、ここはライン取りと乗り方でなんとか詰められそうな感じです。
kiku106さん:16.539
rsport240:16.870
セクター2で0.331秒差
★セクター3
ここのラインで目立っているのは、kiku106さんが10コーナー立ち上がりで外のコンクリート面まで使っている点です。コーナーのRを大きくしてタイムを稼ごうというやや掟やぶりじみた戦法です。
車載を観察するとこの部分で段差を飛び下りています(爆)
速度グラフで顕著な違いは、⑧コーナーをkiku106さんは全開のまま通過しています。私のR26.Rでは、ここのコーナー踏みっぱなしは超オッカナイのでできません(笑)Sタイヤなら出来るかもしれませんけど。
セクター3の⑨、10、11コーナーで特徴的なのは、kiku106さんの方が、コーナー速度が速い事です。それから上で指摘した、段差乗り越えラインのお蔭で、最終である11コーナーも事実上、全開でストレートに向かっています。
kiku106さん:14.478
rsport240:14.802
セクター3で0.324秒差。
奇しくも各セクターで平均的にタイム差が生じています。
愚考するに、一つは成田の右回りに対する、習熟度および研究度の差があり、ここを私が学べばおそらく0.5~0,6秒は差を縮めることができるかと思います。
もう1点はクルマの特性の違いです。R26.Rはサイズからすると軽量で、ターボによるパワフルな加速と軽量を生かした減速は大きな武器ですが、成田サイズのジムカーナでは、やなりディメンション的にも小型で軽量の106ラリー16vの方が上なのでしょうね。
車重の差はタイヤサイズが違う分で補えないことも無いのですが、クルマの慣性重量、ホイールベース、ステアリングギアレシオの違い等により、極低速よりむしろやや速度の高いターンでクルマの向きを変える時間に差ができている感じでしょうか。
これ、さわさんみたいなプロドライバーが両方乗り比べたら、どのような結果になるのか興味ありますね。それから、足回りの変更無しにこの差を詰めるためにはタイヤの空気圧で成田スペシャルというべき、やや極端な作戦を使う方法もあるのではないかとも考えています。次回の成田で試してみたいと、さらに愚考していますww
しかし
まいりましたm(_ _;)m
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サーキット | 日記
Posted at
2012/09/01 16:44:03