前回のトヨタ編に引き続き、
今回はホンダ編をお送りしたいと思います。
本当は、前回同様
フルモデルチェンジ を話題にするつもりだったのですが、
個人的に、2000年代のホンダのフルモデルチェンジって、そんなに悪くないと思うんですよね。
特に、フィット、オデッセイ、ストリーム、アコードのフルモデルチェンジは、なかなか魅力的でした♪
ただ、ホンダの特徴として、ブランニューモデルの多さや、それに伴うモデル廃止の多さも挙げられるので、
そういった点は考慮に入れておく必要があります。
2000年代に登場したホンダ車を振り返ってみると、むしろ
マイナーチェンジ で
「あちゃ~」
と感じるクルマが多かったと思うんですよね…
なので、今回は個人的に残念だと感じたマイナーチェンジの例を、色々挙げてみたいと思います。
なお、前回同様、これから書く記事は、あくまでも
個人的な主観
に基づいた話になりますので、オーナーの皆様方には、予めお詫び申し上げておきます。
1台目は、比較的最近マイナーチェンジを行ったこのクルマ。
・5代目ライフ 前期 → 後期
可愛らしさが魅力のライフは一体どこへ…
個人的には、5代目にフルモデルチェンジした時点で、もう若干の残念感があったんですよね。
正直、前の型の方が良かったなと…
特に、
パステル とか言うグレードには幻滅しました。
それでも、まだ写真の標準モデルや
DIVAには、かつてのライフらしさが残っていたと思います。
それがマイナーチェンジで、こんな
初代ヴォクシー顔 になってしまって…
正直、この手は、ゼストに任せれば良かったと思うんですよね。
ライフの魅力は何と言っても、その可愛らしいスタイリングにあるのですから…
友達でも、
「今のライフは可愛くないから嫌い」 という人、結構います(汗)
・モビリオ 前期 → 後期
シエンタの登場に大きな影響を与えたこのクルマですが、
正直、後期のデザインはいまだに馴染めません。
まあ、元々のデザインコンセプトが
欧州の路面電車 ですからね…
無理に顔面大手術しないで、最初の愛嬌あるスタイルを貫いて欲しかったです。
リアのデザインなんかは、後期の方が好みだったりするんですけど。
・初代ストリーム 前期 → 後期
ウィッシュに奪われたシェアを奪還すべく、急遽フロントマスクの大変更が行われたこのモデルですが、
正直、ゴチャゴチャし過ぎです(汗)
前期型の方が、ストリーム (流れ・時流) の車名に相応しいスタイルだったのではないでしょうか。
走りのグレード「アブソルート」 (写真下) の追加も虚しく、販売台数は落ちる一方だったようですし…
まあ、
この次のモデルで、結構カッコ良くなったりするんですけどね。
・3代目オデッセイ 前期 → 後期
フロント
リア
先代と比べて大幅に全高が下がり、評価の分かれる3代目オデッセイですが、
個人的には、かなり好きなデザインでした♪
なぜか、
グランツーリスモ4 にも出ていましたし(笑)
しかし、当時のスクープ記事で見た、後期型のデザインに愕然。
このリアガーニッシュは一体…
どことなく上品なイメージだった前期型から一転、一気に品のないデザインになってしまいました。
フロントマスクも、かなり苦手なデザインです…
正直、マイナーチェンジで、ここまで嫌いになったクルマというのも珍しいですね。
現行モデルで、またカッコ良くなったとは思うのですが。
次のクルマは、マイナーチェンジ時に追加されたモデルです。
・エリシオン前期 & エリシオン プレステージ
フロント
リア
ライバルのエルグランドやアルファードと比べ、控えめなデザインで登場したエリシオンでしたが、
「それでは迫力が足りない」ということで追加されたのが、このプレステージ。
正直、
これはひどい と思いましたね…
いかにも、取って付けたようなフロントやリアのデザインは、ある意味インパクト大(苦笑)
でも、さすがにこれはないでしょう(汗)
ライバルの顔面威圧競争から距離を置いていたところが、エリシオン最大の魅力だったのに…
ちなみに、標準のエリシオンでは、写真の前期最終型・エアロ仕様が一番のお気に入りです。
Lクラスミニバンの中でも、一際上品でスタイリッシュなスタイルに、今でも目を奪われます♪
先ほど知ったのですが、現在は標準仕様が廃止されて、プレステージのみの販売になっているみたいですね。
非常に残念です…
・4代目レジェンド 前期 → 後期
フロント
リア
いつの間にこんなデカいグリルに…
デビュー当初は、
国産乗用車初・280馬力オーバー のクルマとして話題になりましたが、
その後は、メディアにもほとんど取り上げられず、すっかりマイナーな存在に…
モデル末期には、こんなえげつない姿になっていました。
やはり、高級車であっさり系のデザインって好まれないのでしょうか。
ちなみに、前期型の300馬力エンジンは、先ほどのエリシオン プレステージに搭載されるものと一緒なんだそうです。
今、Wikipedia を見て初めて知りました。
最後はフルモデルチェンジですが、是非とも取り上げたいクルマがあるので…
・2代目ステップワゴン前期 → 3代目ステップワゴン前期
フロント
リア
第一印象 : 「ライオンバスみたい」 (笑)
この型は、歴代ステップワゴンの中でも、かなり異端な存在でしたね。
背の高い箱型スタイルをやめた上、ステップワゴンのアイデンティティであった、縦長テールランプも廃止。
さらに、
デジタルワイドメーターや
フローリングフロア、ルーフには格子状の「
トップライトルーフ」を採用…
などなど、ある意味非常にチャレンジングな1台だったように思います。
ただ、このコンセプトが、従来のステップワゴンユーザーからは理解されず、
同時期にモデルチェンジしたセレナや、ノア・ヴォクシーに、販売台数で大きく水をあけられてしまいました。
確かに、長い間、箱型に慣れ親しんだ人がこのスタイルを見たら、
拒絶するのも無理はないかと…
その反省から、
現行モデルでまた箱型に戻されるなど、少しかわいそうなモデルだったりします。
以上、7車種を振り返ってみました。
こうして見ると、2000年代のホンダ車って
個性が強い ですよね!
マイナーチェンジ1回で、ガラっと顔面が変わるんですから。
それも、おっかない顔に(笑)
現行のラインナップを見ると、本当に優しい顔つきのモデルが増えました。
個人的にはそれで良いと思っています。
やっぱり、鋭い顔つきのクルマは好みが分かれますからね…
この「残念なモデルチェンジ」シリーズ、トヨタ、ホンダときたら、次は日産か?ってなりますが、
今のところ、某ステーションワゴンと、某ハイトワゴンくらいしか思い当たる車種が無かったりします。
実は、モデルチェンジ前後で、同じような外観の写真を探すのが意外と大変な作業でして、
ひょっとしたら、今回でひと区切りつけるかもしれません…
おまけ
・2代目インテグラタイプR 前期 → 後期
個人的に、この変更は
ベスト・マイナーチェンジ だと思っています♪
まさか、あの涙目インテRを、ここまで大人っぽくデザインしてくるとは…
この後期型はツボです! 見掛けたら二度見します!
いや~乗っている方が羨ましいな~♪