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2019年04月06日 イイね!

バス運転業務を終えて…

バス運転業務を終えて…昨年11月のブログで、大型バスの運転を担当することになったと

お伝えしましたが、この度3月31日をもって、期間終了に伴い、

業務を終えました。










取り敢えず、事故等なく無事に終えることができてホッとしていますが、

業務終了から約一週間が経ち、日々の業務として当たり前のようにあった

バスの運転が無くなり、心にポッカリと穴が空いてしまったようにも感じています。

約4か月半という短い期間ではありましたが、非常に楽しく仕事をさせて頂きました。





元々、クルマの運転が好きで、大型一種免許も自費で取得し、ゆくゆくは大型二種免許も欲しいな…

と思っていたところにやってきた、バス業務の話。

バス会社でもないのに、旅客の送迎に携われるという、こんな貴重な機会は無いと思い、

上司には事前に、「是非やりたいです」と伝えてありました。

そのおかげか、無事メンバーに選ばれ、他の方と比べてシフトの回数も多く組んで頂けました。

時には、早出・残業での対応になる時もありましたが、


「バスの運転もさせて貰えて、さらに時間外手当も貰える」


ということで、個人的には万々歳でしたね(笑)





前回のブログにも書きましたが、今回の業務で使用したのは、大型の路線バスタイプの車両です。








いすゞ エルガ ノンステップバス type‐B (KL-LV834L1)








日産ディーゼル UA ノンステップバス Fタイプ (KL-UA272KAM)





※画像はネット上からお借りしました。 (車内に前事業者の車番が残されていたため、元の姿が判明!)





料金表や運賃箱が撤去されている以外は、ほぼ路線バス時代そのままで、

一部車内広告や、降車ボタンの機能も残されていました。

小さいお子さんや学生さんなどは、よくふざけて押してましたね(笑)













どちらも、2001年式のフルフラットノンステップバスです。

(前事業者特注仕様のため、中扉以降はステップが設けられており、実質は前中扉間ノンステップ)

今回の業務の特性上、ほぼ満員状態での発車となることが多かったのですが、

中扉を閉めようとすると、お客さんが扉ギリギリの場所で立ち止まってしまい、

開閉センサーが反応してしまうことが多々ありました。

その度に、内側へ下がって頂くようアナウンスをするのですが、

これはノンステップバスの構造上仕方がないことなのかもしれません。

反対に、到着の際、中扉を開けようとすると、停車と同時に扉側へ進んでしまった

お客さんがセンサーに反応し、扉が開かないといったこともよくありました。













トランスミッションは、ドイツZF社製のトルコンAT、「ZF-ECOMAT」

これが一番厄介でした。

とにかく、シフトショックが凄いです。

車内で立っているお客さんが、一斉によろめきます。

ショックを和らげる術が無い代わりに、シフトアップのタイミングは

ある程度アクセルワークで調整できるため、道路状況とお客さんの様子を見つつ、


「ごめんなさい」


と思いながら、ガクンといくしかなかったですね(笑)

また、前進から後退の切替時には、一旦ニュートラルボタンを押し、

しっかりブレーキペダルを踏み込まないと切り替わってくれません。

これなら、むしろMTの方がスムーズに運転できるのではないでしょうか。

MT仕様のバス、機会があれば是非運転してみたいものです。





次に大変だったのは、ブレーキです。

普段乗っている10トントラックとは比べ物にならないくらいシビアです。


俗に言う、 カックンブレーキ


これをお客さんが乗っている時にやらかすと大変なことになります。 (慣れないうちは、よくやりました…)

特に、雨が降った時は最悪でしたね。

ただ、これも数をこなしていくうちに、かなり慣れました。

減速はリターダを活用し、ブレーキ操作は停止する時のみ。

トルコンAT故、クリープ現象がかなり強いため、前進する勢いにほんの少しだけ勝るよう、

優しくブレーキングしていき、最後はスッと停止する。

これが上手くいって且つ、停車位置がビシッと決まると、気持ち良いんですよね(笑)

なかなか難しいのですが…

個人的に、カックンブレーキになるくらいだったら、停車位置を多少過ぎても構わないと思っています。





バス車両特有の動きにもだいぶ慣れましたね。

前後オーバーハングが非常に長いため、出入庫の際はかなり気を遣いました。

入庫時は、狭い場所で向きを変えつつ、左右の余裕が50cm程しかない場所に

入れなければなりませんでしたし、逆に出庫時は、そこから脱出するために

リアオーバーハングをぶつけないよう、ギリギリまでハンドルを切るのを我慢して、

ミラースレスレの位置で旋回しなければなりませんでした。

焦って変に切り返えそうものなら、即ヒットにもなりかねない環境の中、

最後までぶつけることがなくて良かったです。





そんな運転テクニック的なこともさることながら、今回のバス業務において

最も新鮮だったのは、お客さんとの触れ合いでした。

普段の業務において、一般のお客さんと接することはまず無いのですが、

今回は、旅客送迎業務ということで、老若男女様々な方をバスで送り届けました。


その中で、 「ありがとうございました」 とお礼の言葉を頂いたり、


小さいお子さんが 「バイバイ」 と手を振ってくれたりすると、こちらも嬉しい気持ちになるものです。


バス業務は、お客さんを乗せて走るという責任の重さがある一方、自らの運転を通じて

お客さんに感謝して頂ける、非常にやりがいのある仕事のように感じましたね。





今回の業務では、普段味わえないような貴重な体験が沢山できました。

メンバーに選んで下さった会社をはじめ、業務をスムーズに行えるよう

サポートして頂いた現場の皆様方には、本当に感謝しています。

また、これを機に、大型二種免許を取得してみたいという気持ちが、ますます高まりましたね。
Posted at 2019/04/06 20:28:07 | コメント(1) | トラックバック(0) | 忘れられない思い出 | クルマ

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幼少期、親のタウンエースでドライブ好きになり、 学生時代、初代デミオで運転の楽しさに目覚め、 就職後、叔母から頂いた初代パッソを乗り回し、 現...

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