ども,高丘です。
うぷっ…。
レモン「ん?」
いやあ…とっても遅い昼飯(15時)に作ったパスタ,豪快に味付け失敗してのお…。
レモン「無茶しやがって…」
というわけで8月も既に後半であります。来月の予定は既にお知らせしたとおりでありますが…。
昨日は~そうです。8月最後のエンジョイをこなしてきたのですよオーディエンス。
レモン「なんだか口調もおかしいぞ大丈夫か?」
う.ぷっ…。
レモン「無茶しやがって…」

レモン「そして唐突だなあ」
いきなり写真です。iPhoneカメラの良さが出ておりますが,構図の詰めが甘ちゃんで残念な絵面になってしまいました。コンコースの置き場がちょっと微妙。
※iPhoneのカメラのいいところ:過不足ない発色と精度が揃ったパンフォーカスが一撃で撮れる。

この写真はできればD300と35ミリ+PLで撮りたかったなあ。
レモン「そりゃあねえ…ってなんでカメラの話になってるんだ?そうじゃないだろ?」
いや,一緒に行ったのが尾翼氏だからカメラの話題が出ないなんてことはありえないにょ?
レモン「いやそうじゃなくて…」
わかりました。本題へ行きましょう。
ジャパンカップ2015東京第2。
ジャパンカップと言っても見ての通り競馬ではありません。ミニ四駆のジャパンカップであります。

今や押しも押されぬジャンルとなったミニ四駆。しかしこの世界は2度の大きな衰退を経てのし上がってきた,まるでノンキャリ警察庁幹部的な経歴を経て今に至ります。

そんな業界に尾翼氏と高丘(と今回は欠席だったトウ氏)はMSシャーシが発売された直後,まさに現ブーム前夜にチーム『スクーデリア蒼龍』として参入。ケイホビーをホームにして8年以上の長きにわたって親しんできました。この歴史はケイホビーという意味でサバゲー趣味の前身にもあたるほど。しかし公式大会は尾翼氏が浅草開催時代に1度参戦したのみでした。
今回このタイミングで参戦したのはここ数年でチーム内のモーター慣らし及びバッテリー取扱技術が大幅に向上,パワー面でこの大会に参戦できる水準に追いついたという判断をしたためでありました。昨今のモーターラインナップ大幅拡充及び改良も大きな理由の1つです。
基本的にこの2名,制御優先でミニ四駆を建造する特徴があります。なので必然的に車体が重めになる傾向があります。なんでパワーの要求は大変切実なものだったのです。

しかし高丘さんの敵はこのパワーではありませんでした。
本来一番頼もしき存在であって欲しいアールグレイさんに搭載した新規設計の全てが最大の敵でした。扱ったことのないARシャーシに湯川さんと同等の制振能力,だけど軽くという難題を無理矢理課したことが最大の原因でした。
改良は結局,秩父出国4時間前まで続き,それでもまともに走るのか怪しいという疑心暗鬼の中で品川に足を運んだのでありました。

まず改良点はここ。センターブレーキが追加されました。そしてフィグマ式提灯のトンボ部に謎スタビが追加されています。センターブレーキは今大会最大の難所であるプラウドマウンテンでの対策として多くのシャーシが搭載していた謂わばトレンド。
そしてスタビですが…これはフィグマ式提灯作動時に車体が傾いた際に横転を抑止するためのもの。この欠陥は大会前日に偶然発見されたもので,これがなかったらただのJCJCにFA-130ですら吹っ飛びかねない状況となっていたことでしょう。コワイコワイ…。

リヤブレーキです。結局,マルチをつかったものに変更され,高さも0.2ミリあげて1.3ミリとなっています。総合的に車検対策ですね。副次的にビスの量が減って少し軽量化されています。
そして最大の問題だったのがこちら。

フロントローラー。苦心の末,かなり質素なものとなりました。角度調整はチラ見えしている角度調整プレートをブレーキ用のバードポイントとは別となっているローラーステー本体と共締めすることで対処。ブレーキはありあわせのマルチを使って作っています。時間がかかっただけあって,シンプルでメンテナンス性もそれなりのものに仕上がりましたが…。うーむ…。
ただいい知らせもありました。それはアールグレイ初めての走行となるフリーコースでの出来事。
こいつ思ったより速いぞ。っていうかこの駆動系なんでこんなスムーズなんだ?
これが第一印象。実際に駆動系の音がものすごく静かでよく回ります。MAとは?間違いなく同等。MS?ARの勝利。S2,なんであんなんと比べる必要があるんだ失礼だろ。それくらいいい。湯川さんより軽いとはいえそれでも重量級の機体をしっかり引っ張っています。これはいいぞお…。さすが,苦難の歴史を歩んだ車体です。一筋縄では引き下がらない気合を感じる走りです。
しかし…これが逆に悪さをしました。
この時,搭載していたのはライトダッシュ。試しにアトミック2でも回してもちゃんと引っ張る(驚愕)。すごい!!とりあえずライトにしておくか!!そうしよう!!
そして出走の時間。午後2時過ぎてます。ゼッケン2290番は車検を受けます。コースはまさかの第4コース。高丘さん宿命の数字である4の数字ではありませんか。しかもゼッケンはやはり縁の多い2000番代(鉄道的な意味で)。ゲン担ぎ的には完璧無比であります。思い残すことはない!!いざスタート!!
しかし…しかし…。
パワー負け。
シャーシもそれを感じたのかラストラップ手前で諦めたかのようにコースアウト。まるで世界陸上の100メートル予選で負けていくランナーを見るようでありました…。いくらJCJCで走っても,本コースの勾配には敵わなかったのです。
ちなみに前走していた尾翼氏,こちらはパワーオーバーでコースアウト。つまりスクーデリア蒼龍2機は参戦を決定づけたモーターのチョイスをミスるという戦略ミスでレースを終えたのでありました。やはりここは経験です。8年でもわからないことはある。そう思わせる一戦でありました。とはいえ出走すら危うい状況の中から這い上がってきたアールグレイさんの健闘は称えるべきでしょう…。
さて…では今後の課題はというと…。
・フィグマ式提灯の単純化・低重心化(既にどうするかは決めてあります)
・それに伴いセンターマスダンパーを復活させて,出来る限り後方に置く設計に。代わりにリヤのコンフォーマルマスは廃止。
・前後ローラーステーを弓からスーパーX弓に変更(ローラーベースをより短縮化できる上にバードポイントも多いため)
・タイヤをワンウェイから通常ホイールに変更(挙動の関係)。
・シャーシの軽量化(特にバッテリーケース部分)。
これらですね。これでまずはアールグレイさんをより速くさせます。とりあえずライトダッシュでも力負けしない程度の簡素化は必須ですね。
そしてこれを元にしたペラタイヤ大径のARを1機新造することにします。
なんでしばらくはARで頑張ります。ここまで苦労したんですからまあ多少わね。
ちなみにアールグレイさんに続く2番艦の名前は既に決定しています。
シャロン・みほ・レモン「ダージリン」
え?なんで知ってるのん?
で,終わってまずは新橋はタミヤプラモデルファクトリーへ。ちょっとパーツを買いました。まあ資金的にここで全て買えませんでしたので,来月ケイホビーで買い出ししないとですね。
そしてここから歩いて……
歩いて…
歩いて…
歩いて……

ふぅ…
今年も美味しかったんだぜ…。
東京タワーハイボールガーデン2015(9月27日まで)