ども,高丘です。
遅めですが長文書けるネタがございますので。
今回は久方ぶりに真面目な話題をお送りいたします。
今宵,更新が遅くなった理由ですがとある講習がございまして,ちょっと遅れた次第。
ただ講師の方が申し訳ないけどまあざっくばらんで極めて妙な空間に押し込まれたような感覚でした。しかし結果的にそのそれた脇道の雑草からネタの花が咲いたわけです。あとは華麗に……
いけるだけですわ♪
というわけで…。
じゃあその脇道の雑草とはなんぞやという話ですが…
自動車用エンジン永遠のネタ,結局どっちが生き残る?
レモン「何度もやっているネタですね」
いや~,その講師がさあ~…
『燃料電池車くるよ諸君』
という
失言をしでかしていたからイラッときてねえ。もしも万が一,当日記でそういう認識の方がいるなら,これがあまりにありえないことかを今一度説く必要があると感じてね。
えー,当日記といいますか少なくとも某畑村さんあたりの著名なエンジン研究者だと燃料電池車は既に負けフラグです。その講師が根拠にしていたのは…
・もうクルマはできている。
・インフラが足りない。
の2点。残念ながらこれだけで語れるもんじゃないんです。燃料電池車の欠点はね。その致命的な欠点,それは……
・欠如しすぎている安全性
・水素を貯めるということの不効率さ
この2点。
まずは安全性。正直言います。この講師は都会人過ぎています。田舎の軽自動車あたりを全く知らずに物事を語っています。
ガソリン以上に爆発しやすいもの乗っけてどうするんじゃゴルア。
というお話。ぶつかったら最悪ハリウッドよりも派手な事故となります。たしかにそうならんための安全機構がたくさんあるんでしょう。しかし今度はその安全装備が重量の方に悪さします。ただでさえ水素の貯蔵システムは恐ろしい重量があるのに。しかも水素を貯める場合…
・ガスボンベで→すごく…容量少ないです。
・貯蔵合金で→すごく…高いし埋蔵量がありません。
このどうしようもない高度な政治的都合をたかが自動車メーカーで処理できるわけがありません。何?そのために隣の物騒な赤い国に『お願いだからレアメタルください』と頭を下げるんですか?大概にしてくださいよ。しかも重苦しいという。いいことがありません。同様の理由で水素ロータリーも活路を見出すのは不可能です。
となるとガソリンかディーゼルかの話となります。
それでも当日記のリスナーの場合だったら,この問すらもあまり価値のあるものではないことにすぐ気づくでしょう。
もう圧縮比同じという時点でもう燃やす燃料なんかどうでもいい。強いて言うならくらいの僅かな差で勝負するのは無粋でしょう♪
そうです。どうでもいいんです。ガソリンもディーゼルも向かう方法は同じなんです。
・過給ダウンサイジングorロングストロークダウンスピーディング
・モアー低回転時トルクでスロットル開度を徹底的に削減。
・低回転しかないなら変速機でどうにかすればいいじゃない!!
これだけです。たったこれだけです。となると…
ガソリンさんの場合→なら排気量下げながら過給器どんどん掛けて圧縮比どんどんあげちゃおう!!冷たい排気ガス紛れ込ませてガソリン直噴でピストン冷やしたりしてノッキングなくせば大丈夫!!
ディーゼルさんの場合→なら排気量下げながら圧縮比下げてどんどんロス少なくしよう。その代わり過給器どんどん掛けて…あっNOX出ちゃうから排気ガス紛れ込ませてちょっち温度下げよう……あれ?
共通点見つけたみたいですね。
・排気量下げる=ダウンサイジングでロス減らし。
・過給器=ダウンサイジングで減る排気量分のエネルギー強制ぶっ込み。
・排気ガス紛れ込ませ=冷却EGR(排気再循環)
そしてもっとやりたいことがあるでしょうお二方。
レモン「そうだ!!燃焼温度下げればいいんだ!!」
はーいご名答~。ガソリンさんは過給器と高圧縮比のノッキングを回避するため,ディーゼルさんはNOXをとにかく出したくないから燃焼温度下げたいんです。とことんやっていることは同じです。そうなると機構的にも理論的にも同じ回転域を開拓せざるを得なくなります。それが低中回転域の猛烈なる鬼トルクとなるわけです。
ミッション「だから我々の進化が重要となるんです。DCTやCVT,いろいろ取り揃えてお待ちしています」
頼りになりますねえ。
なので
本当にどっちでもいいんです…どっちでもいいんです。大事なことなので二回言いました。
しかしそんな両者に僅かな差をつけてくるのがクルマという世界です。ここには2つの横槍があるのです。それは…
・加減速
・ハイブリッド
この2つなんです。
レモン「わかった。加減速は減らしたい,なら一定回転しか回らない構造にすればイイ。日本にはハイブリッド,つまりモーターがある。優れた発電機も変速機もある。バッテリーもある。だったら…」

レモン「シリーズハイブリッドにすればいいじゃない。だから
強いていうなら3気筒の小さな高過給ダウンサイジングディーゼルが生き残る」
ご名答!!しかし!!
レモン「これもめっちゃくちゃ重くなりそうだね」
そう。エンジンをどう回さないかはバッテリーの性能頼みになるからね。現時点の技術と資源から考えるとまだ変速機かトヨタ方式ハイブリッドのほうがまだいい。
レモン「やっぱりガソリンでもディーゼルでもどっちでもイイから!!どうでもいいから!!」
というのが結論になります。
そう高丘さんは予想しております。シリーズハイブリッドまでの想像は抜きにしてもガソリン・ディーゼルどっちがいいかというのが極めて無粋なのは誰もが頷けるところでしょう。
みなさんはどっちがいいですか?もちろんこの質問も極めてどうでもいいんですがね…。
レモン「いやーやっぱりガルパン画像の汎用性高いね」
さすがワタシ♪(カチューシャ声
Posted at 2013/06/13 22:25:02 | |
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