2014年04月05日
叫ぶんだったら『みほおお!!』と叫びたい。
レモン「最近呆れられる領域に入り始めたな,遂に……」
※一部の方向けには『みほが嫁だから独身じゃない』と言い始めております。自分でも…と思っていますが,とりあえず貫く方針(ォィ。
その1。
会社前の桜が満開となりました。春です。
まあそのうち散って工場内が地獄絵図と化すでしょう。落ち葉以上に質が悪い桜の花びらですが,今年はそれ以上に厄介なモノが大量に降ってきたので幾分楽に感じるでしょう。
そういえば新年度で今年入社した方が当日記リスナーでいるのでしょうか…。比較的年齢層が高めというデータが出ている当日記なので,恐らくそういないと思いますが,今のうちに言っておきましょう。
当日記は,ごくごく平均的以下な"変人"自動車整備士の高丘光一が,現実の荒波に揉まれる姿と,それでもテキトーに生きる姿を描いた,衝動と劣情のコメリです。参考になる話どころか良くも悪くも現実に叩き落とす文章ばかりです。容赦はしませんのでご注意を(コラァ。
それでもよろしければどうぞお付き合いくださいまし。少なくとも某NACK5平日午後のゲス番組(褒め言葉)よりも大人しいですから(要出典)。
その2。
そんな新年度の高丘家,一番の課題難題は大学4年となった妹の就職でしょうか?
高丘さんの失敗ぶりは当日記で散々晒してきた次第です。とりあえず比較的低コストで社会人となった以外は特段優れたポイントがありませんし,高丘家の発展には今後も貢献しそうにありません(ォィ。
対して良くも悪くも正反対で育ったうちの妹。名前よりも資格を優先した結果,比較的良好に勝ち上がってきているみたいで今日3つ目の難門をクリアして最終選考に臨む権利を得たようです。
ただ本人曰く『最後が一番キツイ気配があり』とかなり不安視しております。高丘さんも就職戦線にいた当時はリーマン遭遇でいろいろ大変でしたが,流石に大学はレベルが違います。どう声を掛けていいか迷いますし,もしも受かったとしてもその後の付き合い方には正直悩みます。
正直な話,秩父の学生が目指すものは秩父の外の世界です。高丘さんもその戦線にいましたし,あともう少しで掴みかけたこともあります。そしてそれに失敗して諦めるのには生まれて20年も費やしたわけです。
この外か内かを選ぶ大きなターニングポイントは高校受験です。高校次第でいけるところ,限界点は概ね決まってきます。これがうまくいき,高校3年間を過ごして大学に入り4年を過ごすと,これだけで7年を消費することとなります。もちろん就職したあとも考慮しなければなりません。つまり中学3年の時点で7年を超える時間の戦略を大まかながら決めなければなりません。これは秩父のような中途半端な田舎であればあるほどシビアな問題です。
この熾烈極まる現実を勝ち抜け,今まさに自分の妹は最前線にいます。大して仲がいいわけではない妹ではありますが,そこはそれなりに応援したくなるのが兄の性。
むしろしないといざ結婚とかされた後の自分の立場に間接的な影響を与えてしまったりなどの不都合も考えられる(ォィ。
ただ,高丘さんはガッツリ負けた身です。応援助言の法が全く浮かびません。むしろしないほうがいいと考えて,慎重に受け答えして静観しているのですが,これも果たして正しいのやら。
そしてもしも妹が勝った後,自分が素直にいられるのかも大きな悩みです。自分は負けた身ですので,せっかく手に入れた外の世界を手放して秩父に帰ってこられるのを本能的に嫌ってしまいがちです。なぜいる必要の無くなった場所にわざわざ再起を求めるんだと。なのでもしも万が一,妹が負けてしまった時に自分は果たして耐えられるかと悩んでしまうわけです。
とはいえそんなこと考えたところで正反対の妹です。ちゃっかり勝って図太く生きることでしょう。その点に関しては一切不安も不満もありません。今はそのただ一点を信じるのが正しい…はず。
なので新成人の皆さん,もうひとつ言わさせてください。今の場所から逃げないでください。過去は既にありませんが,実は未来もここにはないことに気づいてください。未来は相対性理論が破綻しない限り,勝手にやって来て勝手に今になり勝手に死にます。今あるものは今しかありません。勝ち負けないなんてありません。形はどうであれ辻褄の合う今を生きたものだけが『勝ち』です。強制はしませんが,自分のようになりたくなければ勝ってください。負け組からのご意見ご感想は今も昔もこれからもこれだけです。
その3。
そんな新成人の方々に送りたい曲があるのでお送りしましょう。
ピチカート・ファイブというバンドがありました。元々は4人のバンドで,途中から2人になり解散しました。しかしこの6人は今でも大物で,名は知らなくとも間違いなく聞いたことある曲があるようなすごい人達です。
そんなピチカート・ファイブが初期に作った曲に『新ベリッシマ』という曲があります。3分にも満たない上に初期なだけあり若干荒削りですが,非常に意味深い曲です。なぜならば歌詞がいいんです。
あなたは大物になる可能性もありますが,ほとんどはごくごく平凡なサラリーマン・サラリーウーマンになることでしょう。憂鬱だし,悪い意味で普通だし,悲観的にならざるをえないことばかりだし,とかいって死んで天国どころか地獄行きだってありえる。主義によってはそもそも存在すらしないか…。今考える理想はひどく遠い。しかもいずれ忘れるでしょう。
ただしそんなことすら明るく歌えてしまうのがこの世の中です。この曲のタイトルは"新ベリッシマ"。ベリッシマはイタリア語で美女を意味します。それに"新"がつきます。
つらい道のスタートに着いた皆さんの旅路が美女が踊るのに相応しいくらいの晴れ舞台にならんことを願いまして…。
ピチカート・ファイブで新ベリッシマ。
Posted at 2014/04/05 22:41:03 | |
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