ども,高丘です。
ご承知のとおり生きています。
歯医者の話をしましょう。

レモン「ここまでのおさらい。2週間前,口角炎の魔の手によって干魃で干上がった地面のようにひび割れていた高丘さんの口。あまりにも治らなかったので歯医者に言ったら衝撃の一言!」
歯医者「親知らずが虫歯です。これダメです」
レモン「と言われてしまった高丘さん。口角炎が治った今,それが地獄への扉であったのだ!!」
口角炎は見事に完治。この親知らずをどうするのか。それを今日確かめるということになっていました。
レモン「台風?秩父大山脈防衛線に勝てた台風なんて,20年の中でいくつあったでしょうか?大滝とかまさに防衛線のまっただ中にある場所はともかく,旧秩父市界隈で台風を芯まで体感することは容易ではないです」
まあ去年の台風18号は中々強かったけどな。
レモン「今回はオイラが空転強いられることすら無いほど普通の台風でした。何ら問題なく野郎を歯医者まで連行しました」

さて,高丘さんは
小学生以来の本格的☆歯医者さんです。とにかく重要な感覚を全て忘れています。
・麻酔を射たれる,効く,その後の脱力など。
・歯を削られる,吹きかけられる,塗られるなど。
・歯医者独特の匂い,接近感など。
この全てがまるっきり覚えていません。
レモン「ましてや麻酔とかあたりは眼内レンズの時,あまりにも効かなくて執刀医をうんざりさせたくらいだしな」
だけど今回珍しく口角炎の軟膏は効いたぞ?
話を戻しましょう。そんな状態なので,設備の最新鋭イメージが何世代も遅れているのも考慮しなくてはなりません。前回,歯のレントゲン撮られたんですが人生初だったし,イメージもだいぶ違うもんでした。
さて,今回は何が出てくるでしょう?
意を決して1番処置室に入ったのでした。
医者は前回と同じ男性。まあ今の世の中,主治医が変わることは多くありません。予約制ですし。
歯医者「今回は処置しません。まずは診察したいんです。そのために今日はクリーニングと写真を撮ります」
ほぉ……
ん?クリーニング?
この言葉は史上初でした。自分のイメージはザッと見て,あ~ここがダメだから即刻処置しちゃうねん☆という形態。床屋とかと同レベルでザックリと進められるのが普通。そんなものでした。
ほぉ~,今の歯医者はそうなのかと。技術レベルはあがっています。ただそれをガッツリ行使するには徹底したデータが必要となるのは想像に難くありません。何しろクルマだって同じですし。
レモン「その発想がだいぶお固い気がしますが」
そうするしかはぐらかす手段無かったんだよwww
そんなこんなで選手交代。女性の歯科衛生士さん登板。しかし……
ここから予想を超える展開に入っていきますwww
まずは写真。電動ブラシの先っぽをカメラに変えたような物体で奥歯の写真を撮ります。ここは普通です。想像通りです。
レモン「そんなのあるんだ」
歯医者にあるあの椅子とドリルとかある机のセット,あれは『デンタルユニット』もしくは『チェアユニット』と呼ぶそうなんですが,今どきのはちゃんと液晶画面があってその場で見れるようになってますね。電子カルテとかの絡みももちろんあるでしょう。当然ながら自分はここで始めてみたことになります。
レモン「液晶?ということは中身パソ?」
おもいっきりXPだったね。もちろん院内のみのスタンドアローンなんだろうけど。
レモン「院内専用のLANで繋がっているだけだろうね」
多分どっかにそれだけのための鯖があるんだろ。Linux系だと思ったらそうじゃないんだねどうも。
で,本番はここからです。謎のクリーニングとやらを受けます。
これが……
思ったより断然ハードでしたwww
まず『水をかけます~大きく開いて~』言われて2つの機器が登場。その瞬間,謎の感覚が襲います。
高丘「うん!?なんだこれ…ドリルじゃないけどビビビビする!!」
間違いなくガガガガガと何かを除去してるんですが,ドリルじゃない。その場では何だ?と思わざるをえない感覚。しかも時々シミるような感覚がします。ピークは前歯の裏に到達した時。必死に堪えましたが,うぉぉおおん!!と叫びそうになってしまいました。
帰って調べてみたらこんなものでした。
『超音波スケーラー』
どうも先端を超音波振動させ,歯石をゴリゴリとる機械だったようです。なるほど,振動でしたか。あの歯の裏に走った感覚はコイツのとてつもない超振動だったようです。やっぱり歯の裏は敏感なようです。
次にピックツールでゴリゴリと歯石を削っていきます。歯の隙間を狙い撃ちです。これが結構,生々しいwwwOHされてサビを削り取られているキャリパーの感覚ってこうなんでしょう。音もよく似ているwww
レモン「さっきっからやたらカブるな職と」
ただこれもスケーラーに比べりゃマシです。更にご存知ドリルに研磨剤混ぜて削ったりもします。
戦慄走る光景を見たのはここからです。

あのさあ……
デンタルフロスってあるでしょ?
レモン「ありますね。糸ようじのプラスチック無し版でしょ?」
あれさあ,
怖いよね。
レモン「はい?」
あれをさあ,指に巻いて持たれてみなさいな。歯医者だろう?ライトが頭上にあるだろう?後光に照らされて眩しい中,糸を指に巻いたのがいるんだぞ。まるで……
『これから殺ります☆』
的な感じでwwww
レモン「なんかこう…絞殺でもされそうな感覚なんですね」
それな。
しかもさあ,歯間をデンタルフロスで磨いていくのはいいんだけどさあ…。
あれ,段々歯茎からの出血で赤くなってくんだよwwww
レモン「うわ更にこええええ!!」
しかも
こんなのの繰り返しをうがい4回分だぞ。結構精神疲れたぞwww

ただ……こんな
Sっ気があまりにも濃いクリーニングの結果はものすごいものがありました。
レモン「なんでやwww」
うがい4回と言いましたが,うがいした時の水の色がまあとんでもなかったのですよ。ちゃんと磨けてるだと?嘘こけこの野郎。
高丘さんの場合……まるでほうじ茶のような色になりやがったのです。
レモン「え?超音波ブラシとリステリンという豪華体制整っているのに?」
その正体は
歯の隙間と特に裏側から溜まった歯石。裏を返せばそれ以外の部分は医者からOK言われるほど完璧だったんです。それでもうがいの水があからさまに濁るほど溜まっていたのです。これが今の技術精度には支障になるほどだったということなのですよ…。ナメてはいけません。

しかも,
いざ終わったあとの爽快感は圧巻の一言。どうも3ヶ月に1回クリーニングするのがオススメなんだとか。なるほろ,これは3ヶ月1回やるべきものかもしれんwww対価はしっかりありました。

レモン「まあよかったじゃん。歯も綺麗になって…
アレ?」
おお~お主,気づいたなあ。
これが現実じゃあないんだぞ~。
このクリーニングの
主たる目的は何だったんだ~い?
レモン「検査のための下ごしらえ~w」
そのあと医者に何言われたかは言うべきだろ~?
レモン「なんか嫌な予感するけどなんだったんだ~い?」
歯医者「虫歯の範囲大きいので抜きましょう~」
レモン「やっぱりそうなるんですか~?」
というわけで……よーく聞けえ…。
この親知らずを~…2週間後に…抜く。
メインディッシュはこれからです。さあ,バッチ…来い…(震え声)。
今宵も1曲お送りしてお別れしましょう。
じゃあ…虫歯なんだからそれっぽいのを流そうかねえ…。高丘レモン組の音楽はジャンルを選びません。人によっちゃあトラウマソングかもしれんねえwww
速水けんたろう・茂森あゆみで虫歯建設株式会社