ども。高丘です。
今日のNACK5はGOGOMONZ…。
西武ナビはこの時期恒例の秩父夜祭りでしたね。
恐らく秩父共和国が一番人がいる二日間となります。
……まあ当日記でお話している通り,地元民は一部を除き意外と冷めております。
秩父共和国という皮肉が付くほど閉鎖的環境が育んだ独特の場所である秩父。しかし秩父は狭いながらも更に細かく民度が違う一面があります。
夜祭で忙しいのは旧秩父市内の中央地区(←小学校で渡される"ちちぶ"という教科書ではこう表記されてます。東町・本町・宮ノ側とかのあたり)と呼ばれる界隈とその付近に住む一部の若い人のみです。オイラのような祭りと関わりが薄い家だと,ホントに冷めています。オイラの場合,特に仕事がつらくなります。会社があるのは秩父地方とは言っても秩父市ではなく皆野町。正直言って都市圏が恐ろしいほど違います。以下はその例。
・ツタヤ→秩父市は宮地町,皆野町・長瀞町は寄居も可。
・カインズ→秩父市は影森,皆野町・長瀞町は寄居。
・豊郷へ行く→皆野町は無論関越道,秩父市は大滝に近いほど山梨。だけど実際は関越のほうが速いwww
などなど。また秩父市と横瀬町となると世帯1件あたりの経済力平均で横瀬が恐らく勝ちます。更に旧秩父市内でも生活様式に驚くほど差異があります。ちなみにオイラの住む影森あたりは一番中途半端な地域で,祭りとの関わりが薄いというわけでもなく(小学生が案外駆り出される),とか言って中央地区ほど繁栄しているというわけでもなく…。ビミョー…。
しかしそれでも日本国政府もしくは埼玉県はここまで民度・文化の差異があるこの地を秩父地方と括っています。残念ながら根拠となる共通項は存在するのです。そこで今宵はそんな秩父地方に住む人(熊谷の高校生は
"チチビアン"と呼びます)が隠し切れない仕草を皆様にご紹介しようと思います。
まずは夜祭つながりのこんな見分け方から。
よく暇な時に机をドラムのように指で叩いている人っていますよね?…残念ながらこれだけで秩父人を見分けることは可能です。その指のリズムが明らかにドラムではないこんなリズムだったら秩父人です。
・"トットトトトト…"と机をただ一定リズムで連打する。
・時折,"トン!トトトト!!トン!トトトト!!"というリズムが介入する。
・最後の締めが"トントントトトト…トントントトットトントン,トントントトントトットン…トトン!!!"という終わり方をする。
これは秩父屋台囃子と言われる小太鼓と大太鼓を使った秩父発祥のお囃子です。秩父人の場合,生まれたその年から永遠と聞かされるリズムです。これに加えて秩父音頭のリズムを叩きはじめたら間違いありません。男性に多く見られるパターンです。オイラもその一人です。
次。これは父親が発見した見分け方です。非常に一瞬ですが,極めて精度が高い上に秩父人のほとんどが気づいていないステルス性の高い見分け方です。では例文を。
・例:今日,書類を取りに行く。
これが秩父人になるとこうなります。
・秩父人:今日,書類を持ちに行く。
はい。これこそ秩父人が気づかぬうちに使っている秩父弁です。しかし秩父人はコレを共通語だと思っています。秩父弁は「だんべぇ」「よー」だけじゃあないんですねえ。こんなのもあります。
・例:もうすぐ9時(怒
・秩父人:もう9時(怒
寝坊しがちな子供さんをお持ちのご家庭でよく聞かれるパターンですね。この他,様々なパターンがあります。若干中途半端に違うからこそ活用可能な見分け方です。
次。今度は世代の見分け方。これは簡単です。秩父鉄道の馴染み深い車輌をの色やかたちを答えてもらえばいいんです。至極簡単。こちら。
・"あずき色""2ドア"と答えた場合

100系(1950〜1980年台くらいの方)。この世代からの場合,国鉄車・東武車の乗り入れをご存知という方も多いはず。また武甲線というワードをご存知とかというパターンもあります。
・"黄色い急行""湘南顔"と答えた方

300・500系(1960〜1990年台初頭の方)。また元小田急1800系である800系は短命でこの300・500系の中に入ってしまうため同分類。印象の差からか,800系をあげる人は少ないと思います。
・急行で3000系という名前を上げた方

間違いありません。
オイラと同世代です。
やっぱりオイラの世代で秩父路と言えば3000系です。やっぱり格好良さが全然違います。恐らく秩父鉄道の歴代中でも有数のイケメンに違いありません。なお2000系(←メチャクチャ短命。しかし仇は7000・7200系がきっちりと)と5000系(←ステンレスだから2000系と同列に考えている例もごくわずかに。こっちは都営三田線出身ですよ〜)も同じ分類に属します。
・極めて判断が難しい例。

あたり前ですが1000系です。極めて在籍年数が長い上に(1986年〜現在),あまりにも有名すぎるため。唯一世代チェックに使えるのはこの各停表示=ツーマン時代(〜1999年)を知っているか否かくらいでしょうか?間合い運用で走る西武新101系を押堀の踏切あたりで見たことがあるとか,秩父夜祭りの時にJRの電車を見たというのも見分けるポイントになります。
正直言うとオイラはC58 363にはあまり興味無いですねえ。案外,秩父鉄道の電車って魅力的なんです。そもそも秩父鉄道って元々日本で5指に入る早さで電化した民鉄だったりします。案外近代的。これを知っていると蒸気機関車と1000系が並んでいる姿に違和感を覚えなくも無いです。ちなみに言うと以下のifが成立していれば,秩父鉄道は静岡鉄道並の規模に発展した可能性もあります。
・埼玉の県庁所在地が移転して熊谷になっていた場合(確か熊谷は2度失敗)。
・東北本線の分岐点が熊谷になっていた場合。
・バブルが続きに続いて堤王国及び秩父セメントが21世紀直前まで繁栄し続けていた場合(個人的にはこっちになっていれば今頃秩父は…と思っています)。
・館林まで延伸していた場合(実は計画あったんです)。
うーん…やはり秩父は惜しい…。このままホントに美味しいところを見ることなく黄昏時を迎えるのでしょうか…。恐らくオイラの目の黒いうちには結果は見られるはずですが…。
というわけで秩父人の見分け方をご紹介して参りました。皆様の出身地ではこんな特徴あるよなあ…とかありますでしょうか?ちょっとお聞きしたいかなあ…?
では今宵はなぜか西武ナビの最後で流れたこの一曲。
…いい笑顔で明日も頑張りましょう。
吉幾三,俺ら東京さ行ぐだ
というわけで高丘光一でした。また明日〜。
Posted at 2012/11/28 23:19:48 | |
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