ども,高丘です。
生きてます。
えー,もう6月が近いですよっと。31日はうちの会社のタイヤ・オイルイベントです。
ああそうそう,レモンさんのタイヤをそろそろ買う…という予定だったんですが
・長期出張行ってしまってそこまで走行をしないこと。
・そもそも思ったよりタイヤが減らなかったこと。
この2点を考慮して
ネオバ導入は見送ります。で,11月にはスタッドレスになってしまうので
今年度中のネオバ導入計画は中止となりました。ご了承ください。
とはいえねえ,性能要求はクリアしているし,そこよりもラッピングの方をどうにかしなければならないので,カネかけてられんねという話にもなるわけで。まあそういうことでよろしくお願いいたします。
さて,もう6月になって今年も折り返し。自分は今年で25になります。いや~,病弱なためこの時点で60まで生きれるか怪しいので,ある意味人生の折り返しを今年中に通過してしまうということにもなるわけです。実にあっけないし,面白みもないし,華もないし……どないせえと。その代わり,皆様には長生きをしてもらいたいなあと願っておりますがw
50歳で死兆星見ること確定済みなんてイヤでしょう?マジで。
そんな今年は波乱の幕開けでスタートしましたが,
実はその時に自分はとある"仮説"を胸に秘めてアタックを開始したことは誰も知らないはずです。そしてその"仮説"は日を追うごとにますます正しいことが証明され始めたので,ここで一気に中間報告として纏めておこうと思います。
正直な話,こんなつまらんことを長々と書くべきかどうか微妙なんですが,何せ明日が定休日ですし時間もあるので,この際ゆっくりと腹を割って書こうと決めてパソの前にいます。どうしようもない話ですが,お付き合い願えればなと思います。
では早速,もったいぶらずに仮説の内容を話してしまいましょう。それは……
自分,実はクルマあんまし好きじゃないんじゃないか?
というもの。くだらないでしょう?何考えてんだ?と。
もうこの会社来て5年目,レモンさんは4年目です。免許を取って確か7年くらいだったかなあ…。それでもクルマが好きじゃないかもしれないと思うのです。
実は
この感覚は専門校2年の時にもう兆候が出始めていたことではあるんです。時はリーマン・ショック。既に書いたことあるネタですが,今の会社の内定を取る前,一時的に高丘さんは自動車業界をヤメたことがあります。
第一志望が門前払い,そのまま2社落っこちて次に挑んだのはクルマとは一切合切関係のない某官公庁の裏口就職でした。場所はもちろん東京。寮は秋葉原の目と鼻の先。元々秩父から出たかった高丘さんにはもってこいでした。
事実,途中まではやる気満々で全国の並み居る強豪を抑えて最後の3人まで生き残ったのです。席は1つだけ。しかし最後の最後の面接であがり症を発動させた結果,轟沈したのでした。
つまり自分は案外クルマに執着がないんです。今更なんですけどね。
で,去年。4号たんで見事にコケた自分は数ヶ月秩父に幽閉される生活を過ごしました。大洗行きたい,豊郷行きたい,そもそも秩父から出たい。その時思ったんです。本当は執着のないクルマ業界になぜ自分はいるのか?
『移動手段としてのクルマが好きだから』
という結論でした。
高丘光一という人は移動が本能理性の垣根を超えて大好きなんです。幼少の頃から深夜の道を走ったり歩いたりしてみたいとか,インターチェンジに憧れたりとか,電柱を見てこれがどこに行くのか見てみたいとか……。とにかく移動という物が大好き。ライフワークと言っていい。
だからこそ秩父から出たかったんです。なぜかって
自分が人生で一番最初に出会った移動手段が鉄道だったからです。もちろん秩父からも鉄道で移動はできますが,どうしても有用性に欠けます。東京なら縦横無尽ですが,埼玉は使い勝手のいい横の路線が皆無で,なおかつ秩父。鉄道に固執すると本題の移動が疎かになるかもしれない。もちろん飛行機も使えない。海もない。
となるとクルマが一番使えて頼りになるんです。高岳さんにとってクルマのミソはここにあるんです。
じゃあ…整備とかメカとかはどうなんだという話になります。もちろん全てが嫌いなはずはないです。そうじゃなきゃMFiをこんなに持ってはいません。そして移動手段がいいなら,乗ること自体はどうなんだということも考える必要もあります。
残念ながら,あまり自分は恵まれてはいないのです。
元々は文系。しかも馬鹿。暗算数学大の苦手。手は決して器用じゃないし,そんなに努力家でもない。病弱で非力で愚鈍だから,運転センスは無く教習所は9回乗越し。ちょっとは良くなる二輪もコケて全損。冷静になって考えると実に適正がない。いいことも多くない。掛けるカネも多くない。
そう考えると
5年も働いて,7年も運転していることに驚きます。しかも持ってるクルマのそれが痛車っていうのも驚くべき話。自分の使い方なら
理論上,本来ならばドノーマルのアルトでも十分やっていけるはずのレベルなんです。
それがレモンさん。しかも仕事。なんでだろうと。4号たんのあんな痛い思いしたのに仕事復帰して,なぜか普通にクルマをいじって乗っている。あれ~?とならないほうがむしろおかしいんです。だからこそ,この難題に心の底から興味を持ち,今日の今まで仕事をし,レモンさんに乗ってきたんです。
しかし答えは意外なところからやってきます。
先日,会社にHAのアルトワークスがやってきました。コヤツは下取り車で単純な話ボロ。F6Aターボ4WD+5MTで走りこそ価値はあるものの,それ以外は手がかかるのは間違いない子でした。
一瞬,自分も『ちょっと欲しいかなあ……』と考えたんですが,すぐにやめました。なぜなら自分はクルマ・バイクの保有台数を自粛しているからです。4号たんの悪夢を再び起こさないため……これが大義名分。当日記でもこのことは書いていましたね。
とりあえずざっと点検した結果,しばらく代車で使うことになりました。もちろん自分も乗ることになります。確かに走りはとてもいい。ブッシュが歳相応で振動こそするものの,キビキビとよく走る。それに関してはレモンさんよりはるかに素養があるし楽しい。
ただ……頼りがいがない。
もちろん機器の劣化がそう思わせるのはあります。しかし,これくらいの車格なら全部直そうとしても案外経費はかかりません。手間と暇をちょっとかければ秩父~豊郷間の運用に出しても問題はないくらいの状態には何の無理もなく出来るでしょう。
ただ
こいつで移動する気が起きないんです。移動というのはある程度の長さがないと価値がありません。
1キロは行きたくない,10キロはかったるい,100キロは近い.1000キロはやってみたいになるのが自分の移動の流儀。
このアルトワークスだと1キロが楽しくなりすぎてしまうんです。となると10キロになると飽きてきて,100キロになると疲れ果て,
1000キロになると移動する手段としてチョイスできないものになってしまうんです。移動の終盤に感じる
『生き残りたい!!』『帰りたい!!』という感覚は最後の最後で来て欲しい。それが早く来てしまう違和感に自分は耐えられなかったんです。
※もちろんアルトワークスそのものは好きなクルマです。そこは誤解ありませんよう…。
ちなみにこの考えはこのアルトワークスに限らず,いろんな車種で起きえます。4号たんも恐らく,そうしたところがあって詰めが甘くなり,結果あのような事態になってしまったのでしょう。
『移動の楽しい』は最強級の麻薬,コールドターキーです。無いと移動できない禁断症状が起きる,ありすぎると堕落して疲れ果て挙句の果てには命を奪われかねない。恐ろしい快楽なんです。
そしてこの感覚を一番分かち合っているのはどこのどいつかという考えをしないといけません。それが単純にレモンさんなんです。
この一見,ただの非力で図体重いクルマに何度頼ってきたことか。むしろコイツがなければ,九州1000キロ大移動なんていう大業をする気なんて起きないんです。そんな覚せい剤通り越してヘロインとLSDちゃんぽんした級の『移動』を別のクルマと共同購入したくないんですよ。そしてそんなズブズブなら神経使わないとマズイでしょう?気軽に死なれたら百年たっても呪いきれません。
だからレモンさんに死なれちゃマズいし両者とも旨味がない。この悩みに最短直結するのがこの仕事だけになっていたということなんです。
※ちなみに痛車やらチューンやらはこの快楽を更に深める道具であるということは言うまでもありません。たとえるならば某11番隊長の鈴と眼帯です(ォィ。もちろん性能と信頼性,バランスなどのダブスタ要素はこの業界ではご褒美です。
そんでもって
そんなとてもいいクスリはこっそりおすそ分けもしたくなる。たくさん持ってるんですからね。
しかも下手すりゃもっといいのを教えてもらえるかもしれない。それは仕事をすればするほど出てくるというねえ…。ちょっと苦手なことをすればじゃんじゃん来る。いいじゃないですか~。事実,大洗は"50年に一度並みのいいモノ"だったんです。今や切っても切れない物になりましたw更に今度は星空凛ということで……。
参りましたねえ。そこまでなったらやめる訳にはいかないでしょう?結果,見事に自分は5年経ってもこうして仕事を続けているのです。
そして来週,レモンさんがしばらくいなくなります。ドッペルギャンガーは来ますが,それもレモンさんの備品という存在。コイツもレモンさん無しだと心の底から楽しめんでしょう。しばらく寂しい生活になりますね。
まあそれまでに凛をしっかり仕立てておかないとと思う自分は快楽に弱いんですねえwwwダメ人間です。
そんな状況を垣間見て,6月1日から当日記はサブタイトルを変更することに決めました。
冷やし高丘とレモンとか言うの。Season Vor+0.5
みほに凛と掛けましてっ!!
これです。そんな移動というモノに本能理性を蝕まれたダメな人とクルマを描く当日記ですが,どうぞよろしくお願いします。
1曲お送りしましょう。本当は新タイトルの由来となった星座に睫毛を引っ掛けてを流そうと思ったんですが,ようつべにないんで同じくキリンジのこの曲でも。時期も時期ですし。
キリンジで汗染みは淡いブルース