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諸事情により、本格的にサーキット仕様に変更します。もう群サイなど悪路は走れなくなりそうですね。ただコンセプトとしては、関東のミニサーキットから各地の国際コースまで幅広く対応できる懐の深い仕様を狙っていきます。どこかのサーキットのタイムアタックに絞っていくということは現状では考えていません。

まず駆動系ですが、コストパフォーマンスと壊れた時の再現性を考え、ちょっと中途半端ですがDC5Rの純正4.5.6速に交換します。うまく運転できれば筑波でも速く走れるはずだし、国際コースでは相当大きな武器になるはず。そしてそのような大きなコースに寄せていくなら2速もDC5タイプSのものに変更し、2-3-4クロスとするところなのですが、家からもっとも近いコースということで本庄サーキットとはまだ長い付き合いになりそうなので、2速は立ち上がりの鋭いFD2純正でいく予定です。まあ97km/hでレブってしまうので、本当はもう少し3速に寄せたいんですけどね・・

次に足回り。アライメントもとってしまったのですぐにはやれませんが、こちらはバネレートを高くしてかつ車高を低くとれないか、検討します。バネレートと車高のことだけ考えると、フロント5インチ、リア4インチのバネを使いたいのですが、さすがに安定性が損なわれて楽しくない走りになりそうなので、6インチ5インチでなんとかならないかと思っていますが・・　既にフロントはタイヤとの干渉が怪しく、リアもスプリングアジャスターが限界に近づいてるんですよね。だから簡単にはいきません。ゼロ荷重から高いレートを発生するハイパコを他銘柄に変更して下げるとか、リアスプリングアジャスターを廃してシムでの車高変更に切り替えるなど、工夫が必要ですかね。

そして空力。これは市販品を改造したものをアンパネとして装着するのと、取り付け部分を修理してカナードも復活させます。SUGOだとリアダウンフォースも不足気味なので、フラップの角度をつけなくて済むように、ガーニーも設置しようと思います。カナードは前回のSUGOでドラッグが大きいことがよく分かったので、どちらかというと日光やTC1000での活躍を期待しています。

最後に軽量化とECUリセッティングです。といってももうたいしたことはできませんで、これも再現性を重視して20kgほどの軽量化と、ビッグスロットル化で狂ったAFを合わせ込む程度です。みて走って楽しいFD2シビックを作りたいなと思います。

5月1日は地元の仲間数名と、みん友のカツオさんとSUGOのサーキットゲーム走行会に参加してきました。SUGO公式開催の走行会で、20分×2本のタイムによっていくつかの区分に分かれ、10LAPレースを行うというものです。1分40秒くらいでまわる国際コースを10周というのはかなりの長さですが、まあなかなかできない体験ではあります。これだけの内容が詰まって13800円ですので、皆さんにも参加をおすすめしたいと思います。

＜走行の様子＞

さて今回は2回目となり、かなりセッティングに変更点があります。まず、取り付け部分が壊れてしまったため、カナードがついていません。また、FD2の純正車高バランスを崩し、リアをかなり下げてみました。そして、タイヤをフロントA052の265、リアβ02の225から、フロント71Rの275、リアZ3の235に変更しました。まあ事前に本庄で走らせてまあまあではあったのですが、どう出るかは不安なところですね。

受付ドラミをはさんでSPEED MAX/EXPERT混走クラス走行1本目、路面はしっかりウェットです。午前中は霧雨がやまず、湿度が高いのもあって乾きませんでした。四駆のようにはいきませんが、そこはウェットに強いFFです。1分51秒となかなかのタイムで、あまり不安なところもありませんでしたね。この1本目はFRターボ勢はかなり苦戦していましたが、EG/EKなど旧世代の軽量FFが速かったですね。安定度はDC5/FD2などの方が上だと思うのですが、軽いと楽なのかなんなのか。まあそんなわけで1本目は終了しました。

このあたりから気温が高くなり、風もふいてきて、路面は急激に乾き始めます。僕の参加クラスはMAXなので、走行が一番遅く、絶対タイムを出すには有利な状況でした。2本目はほぼ完全なドライでの走行となります。今回はカナード不在で空力的にも不利になり、タイヤもA052から71Rとなり不利になりましたが、運転面での発見があり上々の走り。どうやらFD2の場合は、進入からブレーキングによりテールスライド状態に持ち込んでガンガン踏んでいくのがいいみたいです。テールスライドとはいえ安定度の高いFD2ですから、カウンターはそれほど要りません。そんなわけで前回から僅かにベストを更新し、

ベストタイム　1分38秒158
セクターベスト　25.038　27.907　21.599　23.438　196.364km/h　（タラレバ1分37秒982）

帰宅後GPSロガーデータを検証したところ、コーナリングはほぼ同等、直線も11月の前回より気温が高いもののほぼ同等でした。11月の最終戦までに足りないところを見直せば、なんとか36秒台を出して、最高のSPEED EXPERTクラス入りも可能かなというところです。とりあえず車高とタイヤのセッティングが当たったようなので嬉しい。今回はEXPERTクラスの参加者が少なかったため、このタイムでも全体4位になってしまい、さすがに4番グリッドの権利を握ってしまっては、レースからは逃げられないなと参加を決めました。

しかし、初レースの内容はひどかったです(-_-)　スタート出遅れてそのまま飲まれ、まわりの勢いに押されているうちに真ん中より下まで順位を落としました。外にはらんで他の車を押し出してしまうシーンもあり、気合が空回りしましたね・・出走された皆さんにはご迷惑をおかけして申し訳ありませんでした。この場を借りてお詫び申し上げますm(_ _)m

＜SUGOはいいよ＞

〇腕のみせどころ
マイナーですが、プロも鈴鹿と並ぶテクニカルコースと認識しているそうです。ローパワー車でも楽しめます

〇交通費
関東からの参加だと交通費の高さが気になりますが、FD2で埼玉からの場合はガソリン代が全体で12000円、高速代が9000円でした。日光サーキットでも合計9000円くらいかかるはずなので、思ったほどはかからないんです

〇走行費が安い
東北地方はお客さんが少ないんでしょうね。日光や本庄の走行会費より安いです

＜気付いたことをメモ＞

〇空力は良くも悪くもきくらしい
今回10度ほど気温が高いにも関わらず、加速は同等でした。やっぱりカナードでロスっていたかなあという感じです。一方で、最も強いGが長くかかる最終コーナーでは、フロントのトラクション不足を感じましたねー

〇バネレートが足りない
現在9.8キロ/12.5キロで、ミニサーキットではそれほど不満がないのですが、ここだと不足気味ですね。新品に近いフロントの71Rのショルダーがだいぶ減ってしまいました。ここは悩みどころだ・・

〇ギヤが悪い？もしくはDC5が速い
レース中かなり長い時間DC5の後ろについていたのですが、コーナーはこちらの方が速いものの、ストレートでは完全にスリップに入っても若干離れていく感じでした。相手の方のシフトアップポイントから、DC5のギヤリングのままFD2純正ファイナルを流用したと思われるのですが、3-4が離れていることがネックになっているかも。もしくは単純にDC5の方が軽量で速いのかもしれません

〇フロント275のギヤリングが合う
筑波とSUGOでギヤに困らないよう、275選択はギヤ比のロング化も狙っていましたが、思ったより効果がありました