久米宏の『Ａ』、まさかの低調なスタート．．

久米さんの約１年ぶりのテレビ出演となる『A』が、9.3％というまさかの低調なスタートを切ったそうです。（※関連URL参照）

私は見ました。久米さんが企画に大きく関わったということで、期待をしていました。見終わった時の感想は、案の定 「これはウケないだろうなぁ．．」 というものでした。というのは、少し嫌な言い方になってしまいますが、「日本人は、そこまで民度が高くないだろう」 と思ったからです。

私自身は、「面白い！」 とまでは思わなかったものの、我々日本人は、「アジア No.1」の驕りのせいか近隣のアジア諸国のことを知らな過ぎると思うし、竹島問題（韓国）や反日騒動（中国）などでアジア諸国がクローズアップされている昨今、なかなかタイムリーな企画かも、とも思いました。
しかし、日曜の夜、レジャーや外食などでテレビを見ている人自体が少ないことに加え、ゆる～いリズムで１日を過ごしてきた人々に、“アジアを学ぶ” というこのちょっとお堅い構成が、キャッチーだとはあまり思えません。「なら大河ドラマもお堅いだろ」 と言われそうですが、中高年層を始め、大河には “固定ファン” がしっかりと付いていると思うので、現在の義経のように少しキャッチーな要素さえあれば、高視聴率を取ることは意外と容易なのかもしれません。

まぁ素人なりにウダウダと分析してみましたが、私は久米さんは好きです。何よりあの頭の回転の速さと、シニカルな物の見方が、私の嗜好に合っているのかもしれません。同期 （の局違い）のみのもんたのように下品でなく、どことなく育ちの良さを感じさせるところも Goo です。

久米さんには、マイペースにコツコツと、改良を重ねながら頑張って欲しいな．．そう思います。