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イイね!
2007年05月19日

「ドライブデート」はもはや死語だ....だって。

「ドライブデート」はもはや死語だ....だって。 久々に腹の立つ記事がYahoo!ニュースに掲載されていた。日刊ゲンダイの記事で、「ドライブデート」はもはや死語だ と題した記事である。記事の中心は、「自動車産業の分析を専門とする三菱総合研究所の杉浦光氏」による分析だが、要約すると次のようになる。

>「ドライブという言葉自体が死語になりつつある。ドラ
>イブデートの醍醐味はクルマという閉鎖的な空間で2
>人っきりになれることであり、今はカラオケボックスやネットカフェなど、車中よりも快適で便利
>な施設が充実しているので、クルマに魅力を感じないのでは?」

おいおいちょっと待て(笑)「ドライブデートの醍醐味は閉鎖的な空間で二人っきりになれること」って....それならお互いの部屋に行くなり、ラブホにでも行くだろ普通。彼女がいた頃、散々ドライブデートに行ったボクから言わせてもらうならば、ドライブデートの醍醐味は 「見たこともないような景色、日常では味わえないような景色や空間を、愛する人と二人っきりで共有し、思い出として記憶に刻めること」 である。それは当然ながら、カラオケボックスやネットカフェなどで味わえるものではない。ドライブデートの醍醐味は、ドライブデートでしか味わえないものなのである。

しかしながら、後半の

>「最近の若者は、クルマよりデジカメやデジタル音楽プレーヤーなどのデジタル家電に興味
>があり、それらや携帯の通話料などに出費が嵩み、クルマを買う余裕がない」

という意見には100%同意。しかしそれにしても、「果たしてそれだけだろうか?」という疑念も拭いきれない。今の国産車は、あまりに実用性重視のクルマばかりで、私から見てもまったく “夢” が感じられない。若者や子どもたちが、今の国産車にどんどん魅力を感じなくなってきているのは紛れもない事実であると思う。

徳大寺さんが、いつかの『間違いだらけ~』で、こんなことを書いていた。「クルマとは、時にバカバカしい程の趣味性や娯楽性が必要不可欠であり、人々が夢を抱けるものでなければならない」。つまり「バカバカしい程の娯楽性」とは、ランボルギーニ・カウンタックやフェラーリのような 大馬力でガス食いのスーパーカーのような存在に象徴される。そこまではいかなくとも、生活実用車とは対極の、趣味性溢れるスポーツカーやホットハッチのような存在は、若者や子どもがクルマに憧れを抱くのに必要不可欠な存在だと思う。

今の国内販売の惨状は、マーケティングに固執し過ぎて若者や子どもを含んだすべての “クルマ好き” を蔑ろにしてきた、メーカー自身の姿勢もその一因であると、私は考えている。
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Posted at 2007/05/19 07:09:13

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この記事へのコメント

2007年5月19日 13:05
最新号のベストカーにも、『ドライブ(死語)』って書かれていましたし、『なぜ車が売れないのか?』と言う記事もありました。
その記事を見ると、最近の若い人は、車は「目的地」までの移動手段で、「目的地」までの過程(景色を楽しむ、道を楽しむ=ドライブ)には無関心なのでしょうね。ドライブを楽しめる車を供給しないメーカにも問題があるのかもしれませんが・・・。何か寂しいですね。
コメントへの返答
2007年5月19日 21:40
こんにちは^^ そうですか...そんな記述がありましたか。

「目的地まで移動する」だけなら、電車で良い訳です。クルマで行く意味は、自分で自由に時間やルートなどのプランニングを立て、ある程度の責任を背負って行くから面白いんですよね。

最近の若者は「面倒臭がり」なんでしょうか? それと、ドライビングの楽しみ(ドライビング・プレジャー)を若者に積極的にアピールしてこなかったメーカーの責任は大きいですね。いまスカイラインのCMがそんなことを言っていますが、あんな高価な団塊世代向けのクルマではなく、レビンのような安価なスポーツクーペでそれをPRすべきだと私は思います。

ベストカーなどで「86復活!」などというデマ(?)が数え切れない程流されてきましたが、トヨタには本気で86復活を取り組んで欲しいですね。そのことが、国内販売先細りの予防にも繋がると私は思います。
2007年5月19日 14:24
定年後にもいえるのかもしれませんが,デートに行こうかという話になるとき,(都会に住んでいる場合に限定されるかもしれませんが)男性はいなかというかゴミゴミしていないところに向かおうとするのに対して,女性は逆により都会に行こうとするように思います。外に向かうときにはキャンプとか,その行き先に目的がある場合のみ(富士急ハイランドとか?)。ドライブによるデートはこの流れにおいて,男性的であって,それが死語になりつつあるのは女性の趣向に男性があわせる傾向にあるということではないかと思ってみたりしました。速い車より広い車というのも,女性的ではないかと思うんですけどね・・・?
コメントへの返答
2007年5月19日 22:11
さすがfukaさん、学術的な分析ですね^^ なるほど...男は郊外を目指し、女は都心に行きたがるか...確かに女性は、ショッピングや美味しい食べ物屋さんなどへ行きたがったりしますもんね...。でも男も、今時の子は郊外ではなく都心でマッタリ...という子が多いようなイメージがありますね。例えば電車男のような、オタク系男子の増加などです。彼らはクルマで郊外へ行ったりはしないでしょう(笑)あれは「女に合わせてる」というよりも、元から女性的と言うか、つまり「開拓者精神」(西を目指せ的な)の喪失のようなものを感じてしまいます。私は開拓者精神ありますよ(笑)見知らぬ土地へ行ってみたい、見てみたいという希求は、ドライブへ向かわせるリビドーの一つに含まれると思います。

「速い車より広い車」は、バイクも同じですね。レーサータイプに乗る若者は激減し、ビッグスクーターが隆盛を極めています。この"ビッグイージー"的な傾向は、HIPHOPの浸透などと共に、アメリカ文化の流入が関係しているのではないかと...素人分析ですけどね(笑)
2007年5月19日 14:41
確かにマーケティングに固執しすぎているのは
否めないですね。
ただ、他の業種でも
まったく同じような気がします。
過当競争を強いられる現代社会が
諸悪の根源のような気がします。

もしかしたら、車は地球環境から考えて悪という
社会の流れもあるのかもしれませんね。
移動手段として便利とか、
燃費が良くてエコロジーとか、
最近の車はそういうところがもてはやされてるように
思いますし。

なんだか、しょんぼりしてしまいます。
コメントへの返答
2007年5月19日 22:19
マーケティング偏重主義は、確かに自動車に限らずどの業種でも一緒ですね。確かに企業にとって利益は最も優先すべき課題ですが、目先の利益に囚われ過ぎて、もっと遠くの、例えば「クルマ好きな若者を育てる」といった将来的に企業に利益をもたらす....

すいません。なんか違いますね...別に「クルマ好き」でなくても、「単なる移動手段」としてでも、たくさん買ってくれさえすれば、利益は出る訳ですからね...。しかし、本当にそれで良いのでしょうかね。自動車メーカーの人は、クルマ好きな若者が減っていくことを何とも思わないのでしょうか?徳大寺さんが以前盛んに仰っていた、「カーガイ」なら、私は悲しむはずだと思います。「カーガイ」が減り、「ビジネスマン」が増えたのでしょうか?

地球環境やエコの側面は仰る通りだと私も思います。今や完全に、走りやカッコ良さなどに特化したスポーツカーは「悪」と見なされていますもんね。2人しか乗れないような、より個人的(パーソナル)なクルマは悪で、一度に大勢乗れるバスみたいなクルマが善なんですかね。

つまり、クルマが『テメェの嗜好品』から、より社会性を求められる公共物的な物へと変化してきたという事でしょうか?

俺はいつまでも、クルマは『テメェの嗜好品』であって欲しいですね。しかしこの話って、タバコとそっくりですね(笑)

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80's Kidsで'80~'90年代の日本車を礼賛するような記事ばかり書いてきましたが、ネタが尽きてしまい放置中です。 '00年代の10年は、私にとって...
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