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狩猟犬のブログ一覧

2009年11月02日 イイね!

【ひっそりと生産終了】 トヨタ・ハイラックスサーフ

【ひっそりと生産終了】 トヨタ・ハイラックスサーフ9月、ランドクルーザープラドのモデルチェンジに伴い、兄弟車のハイラックスサーフが日本国内での販売を終了した。初代のデビューは'84年5月。四半世紀に及ぶ歴史に終止符を打ったことになる。
初代ハイラックスサーフは、ピックアップトラックの 『ハイラックス』 の荷台にFRP製のハードトップをくっつけた荒々しい構造で、Wikipediaによれば、元々はアメリカの 『ウィネベーゴ』 というクルマ屋が独自に作成していたものを、トヨタが取り込んだという事らしい。元がトラックなのだから、乗り心地が良いはずもなく、ディーゼルエンジンで黒煙を撒き散らしながら走るその様は正に 『ワイルド』、『荒々しい』 という表現がピッタリで、アウトドア派なサーファーなどに人気があったと記憶している。

当時は'81年にデビューしたビッグホーンや翌'82年にデビューしたパジェロなどによって、SUVのブームが芽生えつつある頃だった。このハイラックスサーフも人気を博し、パジェロと共にブームの牽引役となった。2年後の'86年には日産がダットサントラックをベースにしたテラノというフォロワーを出すに至る。まだエコだの地球環境だのが叫ばれる以前の話。バブルに向かう消費大国主義的な時代。にせよ、ワイルドな魅力溢れるサーフは子供ながらに正直に 「格好いい」 と感じたものだ。

2代目になってFRPハードトップからきちんとした専用ボディとなり、代を重ねる毎にボディスタイルもステーションワゴン然とした洗練されたものになっていくにつれ、初代が持っていたワイルドな魅力が薄れていったように思う。しかし'95年~'02年の3代目なんかは道で結構見かけたし人気があった。見なくなったのは'02年に登場した4代目からと認識している。ちょうど『エコ』だの『地球環境』だのが喧しく言われるようになった時期。ディーゼル規制も痛手となった事だろう。重くて燃費の悪いヘビーSUVはガソリンではあまりに燃料代が高くつき過ぎる。ランドクルーザープラドと兄弟車になった事も存在意義が薄れた理由の一つと思う。

かつてのライバル、日産・テラノが'02年に生産終了した後も、大トヨタの資本力・販売力で細々と売ってきたハイラックスサーフも、遂に販売終了。「一つの時代が終わった」 との思いを強くする。

今、クルマを取り巻く環境は劇的な変革期を迎えている。そんな中、密かに寿命を終えたハイラックスサーフに想いを寄せ、「ご苦労さま」 と労いの声を掛けたい。
Posted at 2009/11/03 02:06:44 | コメント(0) | トラックバック(1) | 車 - ひっそりと生産終了 | クルマ
2006年04月12日 イイね!

【ひっそりと生産終了】 三菱 ディオン&マツダ ボンゴフレンディ

【ひっそりと生産終了】 三菱 ディオン&マツダ ボンゴフレンディまたひっそりと、2台の車がその幕を下ろした。一台は三菱の5ナンバー1.5BOXミニバン、ディオン。もう一台はマツダの1BOXミニバン、ボンゴフレンディである。フレンディについては、以前取り上げたので割愛...。

「三菱 ディオン」は2000年1月デビュー。シャリオが「シャリオグランディス」となり3ナンバー化したことを受け、以前そのシャリオが担っていた 「5ナンバー1.5BOXミニバン」 の新たな駒として市場投入。ボンネットが存在する1.5BOXミニバン市場は当時、5ナンバーではイプサムが、3ナンバーではオデッセイがそれぞれ“王者”として君臨していたが、ディオンは そのイプサムを打ち破り 5ナンバー1.5BOXミニバン市場で覇権を握るべく、三菱の期待を背負って市場に送り込まれた。結果、ディオンは販売ランキング初登場の2000年2月、イプサムに迫る数字を叩き出し、そして翌月見事にイプサムを抜き去り、「5ナンバー1.5BOXミニバン」の覇権を掴んだかに見えた。 ...が、2000年10月、その市場にホンダがストリームを投入。ストリームは売れに売れ、ディオンは一気に販売台数を奪われる格好となってしまった。

      三菱 ディオン    ホンダ ストリーム    日産 リバティ
2000年    38,305台                     25,014台
2001年    13,037台       119,877台         33,232台
2002年     7,598台       64,289台        28,406台
2003年     2,807台       35,473台        21,504台
2004年     1,865台       22,850台        12,761台
2005年     2,782台       10,607台

もっとも、そのストリームも2003年1月に登場するトヨタ ウィッシュに駆逐されてしまうことになるのだが...。

私的な印象として、ディオンはボクシーな、見るからにスペースコンシャスなボディスタイルで登場したが、あまりに真面目過ぎると言うか、スタイリッシュさや面白味に欠ける嫌いがあったように思う。「5ナンバー1.5BOXミニバン」で覇権を握った初代イプサム・ストリーム・ウィッシュは、そのボディスタイルにスタイリッシュさや面白味を備えていた。もっとも、室内の使い勝手等、ミニバン購入者にはミニバン購入者なりの選択眼があるとは思うが...。

私は、ディオンの前身たる「三菱 シャリオ」が好きだ。ターボの「リゾートランナーGT」は、専用カテゴリーにて取り上げたほど。しかし、ディオンには全くと言って良いほど魅力を感じなかった。私にとって「三菱 ディオン」とは、それがすべてである。

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三菱 ディオン サンクス [FF/CVT] ('00.1~'06.3)
全長4460mm×全幅1695mm×全高1650mm ホイールベース2705mm 車両重量1360kg
1999cc 135ps / 18.7kgm  10/15モード燃費13.8km/L  車両価格165.9万円
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Posted at 2006/04/13 06:35:32 | コメント(3) | トラックバック(0) | 車 - ひっそりと生産終了 | クルマ
2005年12月04日 イイね!

【ひっそりと生産終了】 スズキ ツイン、僅か2年7ヶ月で..

【ひっそりと生産終了】 スズキ ツイン、僅か2年7ヶ月で..今年の8月で生産終了していたんですね....知りませんでした。デビューが'03年1月だから、僅か2年と7ヶ月で寿命を終えたことになります。
ワゴンRやタントなどに代表される、「少しでも広く」という軽自動車が多い中、2シーター全長2735mmという潔さには好感を抱いていたんですが、スマートのようなカッコ良さがなく、あまりに女の子女の子したボディスタイルで、少しターゲットを女性に絞りすぎたような嫌いがありましたね。男性は購入を躊躇ってしまったのでは…?

ハイブリッドも元が取れなかったのか、今年初頭に落とされてしまっていました。スバルのR1も売れてないようですし、日本人って、まだまだ保守的というか、人と違うことをしたがらないんでしょうかね....人と違うからこそ、個性的でカッコいいのにね。

そういえば、うちの大学の職員用駐車場が、カローラ・サニー・カリーナ・ティーダラティオといった保守的なセダンばかりなんですが、見ていて何だか情けなくなります。そんなに目立つことって、良しとされないんでしょうかね....こんな日本人の民族性が変わらない限り、日本のモータリゼーションも保守的でつまらないままなのかもしれないナァ....(嘆)

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スズキ ツイン ガソリンB / ハイブリッドB [FF/3AT / 4AT] ('03.1~'05.8)
全長2735mm×全幅1475mm×全高1450mm ホイールベース1800mm 車両重量600 / 730kg
660cc 44ps / 5.8kgm  10/15モード燃費22.0 / 32.0km/L  車両価格84万円 / 139万円
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Posted at 2005/12/04 18:41:55 | コメント(5) | トラックバック(0) | 車 - ひっそりと生産終了 | クルマ
2005年09月25日 イイね!

【ひっそりと生産終了】 トヨタ ファンカーゴ

【ひっそりと生産終了】 トヨタ ファンカーゴまた今月、ひっそりと1台の車の歴史に幕が降りた。その車は、トヨタの「携帯空間」こと、ファンカーゴ。'99年8月、その年頭に出たばかりのヴィッツのプラットフォームをベースに、1680mmの背の高いボディと、床下収納可能な後席を持つユーティリティワゴンとして登場。一時は販売ランクベスト5に入るほどの人気ぶりを見せた車だ。三年後の'02年8月のマイナーチェンジでは、床下収納できない代わりにしっかりとした後席を持つ「リアリビングバージョン」と、前席がベンチシートの「ペアベンチバージョン」を追加。"商用車風"からの脱却を図った。

エンジンは1.3Lと1.5Lの二種。最初の三年間、ファンカーゴは「ガッチャンシート」と言われる床下収納可能な後席を持つ仕様のみだった訳だが、この後席は収納を可能とするためにやたら薄っぺらく、乗り心地は最悪だったと聞く。しかし、花屋さんなどの商用以外に床下収納する機会など果たしてあるのだろうか? トヨタは「"部屋"として自由にアレンジして使ってください」とアピールしていたようだが、車の後部を部屋にして、一体何をしろと言うのだろう.....強いて言えば「アーティスト」という言葉が頭に浮かぶが、それにしたって具体的にどんな空間にするんだか想像もつかない。そんな希有な人をターゲットにするより、初めからしっかりとした後席を与えて登場させた方が、やはり商売としては真っ当だったのではないか? という気がする。

むべなるかな、ファンカーゴは消滅し、来月登場のラクティスにバトンを渡すこととなった。ラクティスはファンカーゴと違い、ガラスルーフを奢るなどして乗員重視の空間になっていると聞く。丁度良いサイズ、私はラクティスは売れると読んでいるが、果たしてどうなるか.....。

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トヨタ ファンカーゴ G [FF/4AT] ('99.8~'05.9)
全長3880mm×全幅1665mm×全高1700mm ホイールベース2500mm 車両重量1060kg
1496cc(109ps/14.4kgm)  10/15モード燃費16.0km/L  車両価格154.4万円
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Posted at 2005/09/25 18:25:16 | コメント(2) | トラックバック(0) | 車 - ひっそりと生産終了 | クルマ
2005年09月04日 イイね!

【ひっそりと生産終了】 トヨタ WiLLサイファ&ダイハツ YRV

【ひっそりと生産終了】 トヨタ WiLLサイファ&ダイハツ YRVまたひっそりと、7月にトヨタのWiLLサイファ、8月にダイハツ YRVが、モデルチェンジを迎えずに生産を終了した。現在盛況のコンパクトカー市場に属しながらも売れなかったこの二台は いわば“負け組”ということになろうが、きっと何かを車社会に残したはず。少しクローズアップしてみたいと思う。

異業種合同プロジェクト、WiLLプロジェクトの一環として、WiLLサイファがデビューしたのは'02年10月のこと。旧来からの慣習として、モデルチェンジイヤーは四年と言われるが、三年も保たなかったことになる。ヴォルツは一年半で輸入販売を打ち切ったが、さすがトヨタはビジネス上手、売れない車の首切りが潔い。

このサイファは、ヴィッツの車台に風変わりでチャーミングなボディを載せ、中は「G-BOOK」と呼ばれるIT端末を載せ近未来的サイバー空間にするという、かなり実験的な試みを行った車であった。しかし、サイバーカーを目指すのなら、こんなにキュートなデザインではなくオーパのような近未来的デザインの方が相応しかったのではないかという気もする。そもそもトヨタがWiLLブランドとして出したWiLL ViWiLL VSも、コンセプトが支離滅裂で全く訳が解らなかった。車というのはただの飾り物ではなく、奇抜なデザインを与えれば、必ずその実用性は犠牲になる。「良いデザイン」というのは、スポーツカーでもない限り、高い実用性と美しさを兼ね備えていてこそのものなのだ。WiLLの車は、どれも奇抜さばかりを主張したがっていて、車としての骨太さが微塵も感じられなかった。バブル期なら日産のBe-1パオのような小手先のパイクカーもヒットできたが、今の時代、そんなに甘くはないということなのかもしれない。

しかしながら、このサイファのデザインは リアセクション部分がパッソ辺りに生かされているようにも見えるし、色も淡色ではなくキリッとしたソリッドカラーを取り揃えてあり 「際立ったキャラクター」という点では評価が出来ると思う。女の子がこのサイファに乗れば、「個性的な娘だな」と相手に印象づけることが出来るのではないだろうか。でも野郎が乗っていると、ちょっとキツイものがあるかもしれない..(爆)

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片やダイハツのYRVは、サイファとは打って変わって硬派なキャラクターで、1.0~1.3Lクラスで唯一ターボエンジンをラインナップする車だった。昔流行ったホットハッチの現代における唯一の担い手とでも言うべき車だったのだが、スズキ同様、ダイハツの普通車というのは世間ではあまり定着しておらず、またヴィッツやマーチ辺りのコンパクトカー市場とフィットやデミオ辺りのコンパクトハイトワゴン市場のちょうど狭間に入ってしまったことも災いだったのか、あまり売れずに終わってしまった。要するに、マーケティング的には「中途半端だった」ということになってしまうのだが、それでもそのアグレッシブなデザインや、ルーフ前端がガラスのパノラミックルーフなどの試みに独自性を見い出すことは出来ると思う。

YRVはターボのイメージが強すぎて、NAモデルは影が薄かった。コンパクトカーでこんな車は他には無く そのキャラクターは確かに際立ってはいたのだが、今はもうホットハッチの時代ではなく、やはり“時代錯誤”といった感は拭えない。また そのターボモデルにMTが用意されていなかったのもまずかった。この手のホットハッチが好きな人は、MT派の方が断然多数だろうしね…。

安全装備や環境性能もきちんと備わっていたこのYRVだが、この車の商業的な失敗に、自動車ビジネスの難しさというものを感じる。ダイハツはディーラー拠点も既ユーザー数も少ないから、非ダイハツユーザーをも振り向かせるような「何か」がなければ、商業的に成功することは難しい。昔のシャレードにはそれがあったのだろうが、残念ながら 昨今のダイハツ車でそういう車はちょっと思い付かない。大メーカーと同じような車を出していては、客は信頼のある大メーカーの方へ流れて行ってしまう。YRVは決してダメな車ではなかったが、縁のないユーザーを振り向かせるだけの強烈な個性と魅力に欠けていた。そんな様に思う。

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トヨタ WiLLサイファ 1.3 [FF/4AT]  ('02.10~'05.7)
全長3695mm×全幅1675mm×全高1535mm ホイールベース2370mm 車両重量990kg
1298cc 87ps / 12.3kgm  10/15モード燃費18.0km/L  車両価格126万円
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ダイハツ YRV ターボX [FF/4AT]  ('00.8~'05.8)
全長3765mm×全幅1625mm×全高1535mm ホイールベース2370mm 車両重量950kg
1297cc 140ps / 18.0kgm  P/W レシオ6.79kg/ps  車両価格153.3万円
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Posted at 2005/09/05 02:05:40 | コメント(6) | 車 - ひっそりと生産終了 | クルマ

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「初めてPCじゃなくタブレット/スマホから投稿 (フォトアル) してみたが、余りのやりづらさに呆れた。ニコ動と一緒でPC時代からスマホ/タブレット時代に上手く移行できなかったクチですね、ここも。」
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80's Kidsで'80~'90年代の日本車を礼賛するような記事ばかり書いてきましたが、ネタが尽きてしまい放置中です。 '00年代の10年は、私にとって...
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