予想よりも早めに打ち合わせが終わったので、そうなれば… とセレクトしていた堺市へ向かっていそいそと(笑
関西在住の頃は、堺というと結構遠いという認識 → 雨が降ると必ず遅れる阪和線w というイメージがあったからだが、今や阪和線快速だと天王寺から 10分でいけちゃう。やっぱ世界は確実に狭くなってるなあ。
ということで、やってきたのは堺アルフォンス・ミュシャ館。
JR堺市駅からは回廊でつながっているので、迷わずに到着です。
展示は館の 3〜4階だが受付は 2F、サクッと入館を済ませて、4Fからスタート。
展示物を保存するためにライティングはアンダーになっていて、柔らかい色目でコントラストの低いリトグラフ(ま、版画ですわな)はちょっと鑑賞しづらい。まあ大仰な美術館じゃないのが救いで、かぶりつきで見れるから苦になるというほどではないが。
順番に見ていくが、今は「ミュシャと12の月」展ということで、カレンダー素材や月にまつわる展示がメイン。
ということもあってか、並んでいるのは結構小品。
その分、草花やモチーフの柔かな曲線使いや女性のアイラインの微妙な色使い、なんてのもつぶさに見れていいけどね(^^
ちなみに、ヲッサン的な認識でいくと、アルフォンス・ミュシャは画家ではない
(と書くと怒られるかもしれないなあ)。
来歴を見てもそうだし、展示されてる作品を見ても、やっぱりイラストレーター & デザイナーである。
当時そういう職業があったかどうかは知らないが、内容はどう見ても広告用ポスターや本の挿絵、ノベルティのイラストであり、俗に言うアートではない。だからといって芸術の下かというとそうは思わない。表現する中身と場所が異なる = どこに向けて発露するのか、の違いだと思う。
コストや納期・印刷の限界など制約のある材料の下で、より効果的な表現を発揮させるスキルは無類の職人技であり、それが今に残るというのは、稀代の浮世絵師と同じく、高度な技術の裏付けのもと、時代とマッチングしたから… なんだと思うんだよなあ。
とか つらつらと考えながら見てる間に、閲覧は終了。
にしても、見てるとやっぱ山田章博を思い出しちゃうなあ(笑
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ふらり | 日記
Posted at
2021/04/24 22:26:15