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京都市美術館まで歩いていったはいいものの、さすが日曜日観覧客でいっぱい。
なんの予習もしてなかったが、いまルーヴル美術館展やってるので、そのせいかもしれない。ヲッサンはこの手の絵画系はあまり興味がないので、スルーすることに。
さて、行くアテがなくなったぞ(^^;

帰りがてらに疎水記念館にいくのもアリだが、んー、ちょっと気が乗らない。
頼みのマップでどっか良さげなトコはないかな? とスクロール…　あっ、歩いていけそうなところに知恩院があるじゃない。大学時分から一度は行ってみようと思いつつ、もう 30年、この機会を逃しちゃなんねーな(笑

知恩院自体に思い入れがあるわけじゃなくて、ヲッサンが通ってた高校の道向かいにある高校が知恩院派? だった。友人がそこに通ってて、学校行事でヲッサンは高野山、そいつは知恩院、と言ってたのを覚えてただけ(^^;
よくもまあ、それを忘れずにいたもんだ(笑

早速南下、地図上では近くに見えたが、炎天下だと結構ツラい道行き。
途中、昼時だったこともあって、サ店に避難し、ついでに昼メシも。
で、やっとこ到着。
ここの予習なしで来たから、とりあえず知恩院と書いてるところから入ったが(^^;　場所的には黒門というところ(一番北側の門)だったみたい。そこから、そこそこな段数の階段を登るとまたもや山門(北門)、正直なとこここまでの印象は、城かっ!　って感じ。
高い石垣が組まれ、その上には高めの壁が設えられていて、これで狭間 (銃眼) が開けられてたら、守りは堅いな…　と納得してしまいそうな作り(笑　ま、そんな妄想も暑さには勝てず、そこから先は日陰を探しつつ、半分ボーッとなりながら境内をウロウロするばかり。

とかいいながら、結局 1時間以上ぐーるぐると。
んー、予想以上に広いな。
念のために持ってた水 500mlは、早飲み干してしまったので、ここらが RTBの潮時か。
えーと、最寄り駅は…　東山ね。
じゃ、もう 1本水を買って、飲みながら帰りますか。

■フォトギャラリー　知恩院 / 庭園

天気予報では、今日が関西滞在で唯一らしい晴れ、てことで前から行ってみたかった場所へ観光に(^^
京都市内は駐車場確保に困るので、今日は公共交通機関。
久しぶりに東西線に乗って蹴上まで。ここに来ると、大概の皆さんは、ねじりまんぽを抜けて南禅寺方面へ向かうか、インクラインをぶらぶらというところだが、ヲッサンは北上して動物園方面へ。疎水記念館も久しぶりに行ってみたいが、今回はそっちじゃなくて向かい側にある無鄰菴が目的地。

もともと山縣有朋の別荘で、隣に何もない庵ということから "無鄰菴" と名付けたらしい。予約制となってはいるが埋まることはなさそうで、2日前に予約したけど定員 30名に対してヲッサンは 2番目だった。
受付を済ませると、簡単な無鄰菴のレクチャー、その後は自由にお庭を散策、という流れ。併設のカフェでのんびりもできるが、今日は暑くなってきそうなので、先にお庭へ。

無鄰菴が珍しいのは、まず大きな池がないこと。
大名庭園は基本大きな池を巡る池泉式がほとんどだが、ここは水の流れを意識した造園がされていて、サラサラと流れる透明感のある水が爽やかで心地よい。
そして苔や芝。
今じゃ特別感もなんにもないが、造成当時は画期的な庭園手法だったらしい。実家も庭に苔を植えてたが、水を絶やさずやりすぎず、と手入れが結構大変。敷地を縦断するように流れる小川があるからか、うまく育成に役立ってるのかな。
そして緑。
全くと言っていいほど花が植わってないので、嫌でも目につく緑。
そしてよくよく見ていくと、どの緑も同じ色じゃない。これって今の季節じゃないと気づけないんじゃないかな。秋は秋で色づいた紅が楽しめそうだけど、これはこれでなかなかによろしい(^^

てなところで、暑くなってきたので洋館に退避。
洋館ではコラボ企画の「苔むすテラリウムの魅力」をやってたのが、来てみたかったもう一つの理由。想像ではもう少しファンタジックなイメージかと思ってましたが、実際は案外生っぽかった。ま、それでも、涼やかなテラリウムの緑は十分堪能出来たので満足。
さてと、次は京都市美術館でもいってみるか。

■フォトギャラリー　無鄰菴 / 企画展示とか