
大学附属の博物館ってのは、分野のエキスパートが研究した成果や資料を展示してあることもあって、シロートには専門的でそっけない印象を受けるところが多い。
國學院大学博物館も大学名からして正字体表記ってことで、カタい内容だろうなあ… なんて想像しながら、渋谷駅からのんびりと。
アップダウンのある道を暫く歩くと、新築っぽいスッキリとシンプルな学び舎が見えてきました。てっきりレンガ建ての厳しい建物を想像していたんですが、全然違いましたね(^^;
なんだか学生時分に戻ったような気分で、エントランスをくぐります。
この手の施設は、在校生がほとんど利用しないっていうのがどこも共通みたい、もったいないけど外部の人間には空いててありがたい環境。内容的には、定番の考古関連の他に、國學院らしい神道関連、そして大学の校史関連展示と 3本柱 + 企画展。なかなかの充実度合い、順番に見ていきましょうか(^^
考古系は、まあどこでもお決まりの展示内容、これは!ってのにお目にかかることが殆どありませんが、展示物のクォリティや展示方法はさすが大学附属って印象。
続いては多分ここのメダマである神道ゾーン。
普段神社に参拝してる程度では目にできないアイテム(像や屏風・掛け軸など)、特定の祭事日以外には見ることのできない行事風景の再現や、そこで取り扱われる供物や造花などが並んでいて、へえ、こういう物があるのか… とレプリカを見つつ、大学らしいバックボーンの解説もわかりやすく掲示されていて感心しきりです(^^
ただ、残念なのは、このゾーンが撮影 NGだったこと。
吉田神道行事壇とか、石清水八幡宮供花神饌とか、撮って帰りたかったなあ(笑
あと面白そうだけれども微妙な感じだった「ぽち袋」&「古事記アートコンテスト」展。
ぽち袋も集めればコレクションになるのはわからなくはないが、流石に大学でも掘り下げは難しいか(笑 古事記をテーマにした絵画関連も、今の世相を映してかアニメやマンガ風の作品が多く、なんだかなーな印象。
考え方がカタいかもしれないが、やっぱ王道でいってほしいところですね。
■フォトギャラリー
國學院大學博物館 その1 /
その2
Posted at 2020/05/20 23:42:30 | |
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ふらり | 日記