
さて、先週はチワワさんとお別れのblogを上げましたが、チワワさんとお別れする数時間前、ディーラーにおりました。

なぜかといえば、チャバネゴキさんこと、ボクスターの受け取りのためです。注文してから1か月半。見込み発注の車のため納車まで早かったです。 任意保険のために送って貰った車検証の車体番号で調べると、ドイツはシュトゥットガルトにあるツッフェンハウゼン工場で生産されたようです。フィンランドではありませんでした。正真正銘のドイツ車ですね。
約束の時間よりちょっと早めにディーラーに到着しましたが、入り口に置いてありました。黒い、デカイ、カッコいい。


黒い車は久々ですが、カッコいいですね。ちょっと感動です。ペッタンコでボディは黒、屋根は茶色、予想通り立派なチャバネゴキフォルムです。 車取りに来ましたと受付に告げると、営業さんと一緒に店長さんもやってきて挨拶されました。ちなみに担当営業さんは風邪のためお休みです。前日にごめんなさいメールを貰っていました。病気ならしょうがないです。
納車の前に書類類を一式確認。色んな確認書があります。
その後、車に移り一通り操作方法の説明です。セキュリティ関係の説明はきちんと聞いておかないと後でひどい目に合うので大事です。エリーゼはそれで何度か大変な目にあっております。リモコンで屋根を開け閉めできたりするのは、さすがに高級車ですね。
フロントトランクに収納されている工具やパンク修理セットは、国産車では中々見られない収納方法です。これは良く出来ております。トランク内をゴロゴロすることもないので良いですね。



バッテリーはフロントにあります。カバーがあるので、全く見えません。
ドアのキーホールは普段見えませんが、ノブを引っ張ると見えます。鍵はリモコンに内蔵されていますが、使うのは緊急時だけです。バッテリーが上がった時にはこれが必要になります。ちなみに、鍵だけでは車は動かせません。リモコンが必要です。さらに、バッテリーが上がると、フロントトランクが室内から開けられなくなるので、一度室内のヒューズBOXに電源をつないで、フロントトランクを開けて、内部のカバーを外してバッテリーまで行き着く必要があります。つまり、バッテリーを上げると相当面倒くさいことになるので、上げないことが重要になります。
リアのトランクには、エンジンオイルとクーラントの注入口があります。

エリーゼと違って、トランクを開けてもエンジンは見えません。ボクスターはジャッキアップしない限りエンジンは見えないです。ちょっと楽しみが減ります。しかし、フロント、リアと合わせて結構な容量のトランクがあるので、TRGで野菜をたくさん買っても安心です。リアのトランクはエリーゼみたいに熱くなるのでしょうか?聞くのを忘れました。 今どきの車らしく、スペアタイヤはありません。パンク修理セットはフロントトランク、コンプレッサーはバッテリーの手前にきれいに収納されています。そういえばMR2はフロントトランクにスペアタイヤがありました。
ドアミラーはオプションの電動折り畳み機能がついていないので、必要な場合はNCのように手で折り畳むことになります。
一通り外装周りの説明が終わってから、運転席周りの説明です。
まず、変わっているのが、パーキングブレーキが電動で、運転席右下のレバーでON・OFFします。

今までのすべての車は手動サイドブレーキなので、ものすごい違和感です。坂道発進でサイドを引いてっていうのは出来ません。さすがポルシェ。坂道発進にも技量を要求するとは。という訳もなく、ヒルアシストが付いているので、坂道では勝手にパーキングブレーキが掛かり、普通の運転で坂道発進が出来る仕組みです。自分はなんだか慣れないのでこれは普通のサイドのほうが良いです。 ウインカーとワイパーはISO規格なので、日本車と逆です。まあ、エリーゼもそうなので慣れています。ワイパーは間欠が4段階で調整できます。必要ないですが、ヘッドライトウォッシャーも付いています。

オートライトは標準で装備。HIDはオプションで付いており、さらにダイナミックコーナリングライトも抱き合わせで付いてきております。まあ、明るいのは良いことです。デイライトが本国では標準ですが、日本の法規では明るさが合わないらしく、機能が殺してあります。黒の車は被視認性が最悪なのでデイライト機能はぜひ欲しいところです。コーディングして機能を復活させるか、アダプターを噛ますかどうしようか悩み中です。
ステアリングにはマルチファンクションディスプレイの操作レバーも付いています。

何だか色々設定できるみたいなので、これから勉強です。日本語がちょっと変で意味が分かりにくいのとフォントが中国ポイのがちょっとアレです。ということで英語に変更してみました。

本国で装着が義務化された関係で、タイヤの空気圧モニタリングシステムが標準装備になっています。4輪別の空気圧がモニターで確認できるはとても便利なのですが、問題はホイール交換した場合、センサー移植が必要なことと、電池交換が必要な点です。基本的にはタイヤ交換のタイミングで電池も交換するほうがよさそうです。外すと警告が出るみたいなので、これが消せないとちょっと面倒かもしれません。
エアコンはマニュアルです。

ダイヤルで調整するほうが好きなのですが、スイッチでの操作になります。ディスプレイで左が温度、右が風量なのですが、初めは意味がよく分かりませんでした。同じようなボタンがたくさん並んでいるので、慣れるまでは操作に悩みそうです。
ドリンクホルダが思いもよらないところから出てきたのですが、ちょっと貧弱な感じがして、これに500mlのペットボトルを入れてよいものか少し迷うところです。

ナビは純正で付いてきますが、中身はクラリオンでNX713によく似ている感じです。

たぶん中身はNX713でしょう。VICSのビーコンユニット、ETCも付属です。ETCとナビはきちんと連動しています。ちょっと使ってみましたが、そんなに悪いナビではないのでこのまま使おうと思います。ディーラーオプションでカメラとUSBケーブルを付けました。

USBは収まりが良いので付けて良かったかもしれません。カメラは・・・高いですね。時間があるなら自分で取付したほうが良さそうです。
シートは普通のものなので、リクライニングだけ電動でハイト調整と前後は手動です。ハイト調整の幅が結構大きいのが自分には助かります。センターがアルカンターラなので滑らないのが良い感じです。シートはちょっと固め。ドイツ車っぽい作りです。シートに関して言えばフランス車のシートのような包み込む感じが個人的には好きです。ステアリングはチルトとテレスコピック付で調整幅が広めです。シートの前後スライドも合わせて、調整幅は結構あるので、自分の好みのポジションを確保できるのは非常に好印象です。

最後はセンターコンソールのボタンの説明。オプション殆ど付いてないので、とてもシンプル。

左上からスポーツモード、PCMのON/OFF、スポイラーの上下、最後にアンドリングストップのON/OFFの4つだけです。
スポーツモードは、ONにするとアイドリングストップが切れて、エンジンが元気になるそう。峠に行ったら押しましょう。
PCMは切らないで下さいと言われました。そうですね。サーキットにでも行かない限り切りません。
スポイラーは速度によって上下します。

掃除の時に活躍するボタンですね。
最後のアイドリングストップ。デフォルトでONです。
なんだかんだで1時間ぐらい説明を受けていました。国産車に比べるととても細かい説明でした。実際、特殊な操作も多いのでやむを得ないところですね。
そんな感じで車内の説明も終わって、いよいよ引渡しです。


鍵は2セット貰いました。花束贈呈とかはありませんでしたが、記念品にワインを貰いました。アルピナの時もワイン貰った記憶があります。
車に乗ってエンジンを掛けるためクラッチ踏みますが、重い。NCやスイフトと比べたらえらい重さです。帰ってからNCを動かしたらクラッチが抜けているかと思うぐらいのレベルです。エリーゼと比べても重いですね。この重さは以前に乗っていたアルピナと同じぐらいでしょうか。重いといっても慣れれば大丈夫な範疇ですが。
イグニッションを回すと結構勇ましいエンジンがして、エンジンが掛かります。
最後にディーラーから出る時に店長はじめみなさんのが送り出してくれるのはちょっと恥ずかしいものがあります。ここでエンストするとかっこ悪いですね。
とりあえず、自宅まで帰ります。
初めの説明の時にポジションを合わせたため、ちょっと微調整して結構しっくりきました。心配していた、ペダルの配置ですが、私にはまったく違和感ありません。左足の置き場も十分でオフセットも違和感ありませんでした。これは良くできています。右にして良かった。
ディーラーから出てしばらくは結構細い道を通ることになりましたが、フェンダーの盛り上がりがあるので、結構見切りやすくて、サイズの割に運転しやすい感じです。
エンジンはトルクがあるので、楽ちん。クラッチも重めですがつながる位置も分かりやすいので、運転しやすいです。
信号に引っかかったところで、ナビで自宅を入力。結構サクサク動くのでこれで十分かなという印象。
次の信号に引っかかるとエンジンが切れます。そうだ、アイドリングストップが付いているのを忘れていました。エンジンやらバッテリーに負担が掛かりそうなので、切っておくことにします。スポーツモードにするかアイドリングストップボタンを押せば切れるのですが、忘れそうなので、コーディングしたいところですね。
ついでに、屋根を開けてみました。
走り出すと、試乗の時も感じたのですが結構風の巻き込みを感じます。高速走ると結構巻き込む気がします。ちょっと寒いので、エアコンを暖かめにしてみましたが、イマイチ。ここで数少ないオプションで付いてきたシートヒーターを試してみます。スイッチ入れてすぐに暖かくなり、エアコンは必要なくなりました。3段階で調整可能なのですが、一番低い温度でも十分です。これは、付いていてよかった機能です。一番初めにNC買った時も付いていたのですが、冬に入る前にシートを交換してしまったので最後まで使わずじまいでしたが、これは良いものでした。
エンジンは極めてスムーズ。この点は感動的ですね。街中を走る分には3000rpmまでで充分です。足回りは、ちょうどいい感じ。自分としてはそんなに固いとは思いません。
そして、とにかく静か。屋根を開けていると排気音は入ってきますがロードノイズ等が極力抑えられていてとても快適です。エギゾーストノートはSACLAMさんにお願いです。きっといい音になると思います。
ハンドリングはとても良く、インフォメーションも適度ある上、自分の思った通りに車が動いてくれます。さすがです。
今まで乗ってきたオープンカーで一番快適です。高速で見かけるボクスターって走行車線をゆっくり走っている車が結構多いのですが、自分が乗ってみるとそういう気分になるのがよく分かりました。
乗り味というか操作感が依然味わったことのある感じがしたのですが、考えてみるとアルピナに近い感じがします。ステアリングからのインフォメーション、クラッチの重さ、車の動き、エンジンのスムーズさ、そういったところが共通性を感じました。
20Lだけガソリンが入っていたので、帰り道に満タンにしました。満タンで64L入ります。


40Lほど入りました。満タンにしてもこれだけ入れても5000円。安い。ガソリンが安くて助かります。
現在、我が家の地下車庫には、ミッドシップのオープンカーが2台収まることになったのですが、ボクスターとエリーゼ、全く趣向の異なる車です。どちらが優れているというのは比べること自体無意味で、ベクトルが正反対の車であることは間違いありません。 快適性ならボクスター。車とのダイレクトな接触をしたいならエリーゼ。この両極端な2台を同時に所有できる自分はとても幸せだと思います。
ボクスターはとりあえずコーティングを掛けるまで車庫でお休みです。黒なので今回はコーティングにこだわってみたのは良いのですが、予約が2月中旬にしか取れませんでした。それまではきれいに保管です。本格始動は3月の予定。早く春にならないかな。
そうそう、納車から1週間もしないうちに、私のボクスターはHPから消え、718ボクスターに入れ替わりました。まあ、予想していたことではありますが、ちょっと寂しいところです。
素のボクスターでパワーが300PS、トルクが380NMなので、981との比較で35PSと100Nmと大幅アップ。パワーはアレとしても、トルクがスゴイ。加速勝負したら全くついて行けない感じですね。
値段もちょっとUP。しかし、今回から本国のナビの関係のオプションを載せると実質結構なお値段UPですね。最新のポルシェが最良のポルシェだから、きっと色々進化していることでしょう。
格好も嫌いではないですし、パワーとか非常に魅力的です。しかし、HPのエギゾーストノートを聞いたのですが、これだけはいただけません。これだけでも981を勝っておいて良かったと思います。後は、SACLAMさん次第で更に魅力UPのハズなので、社長さんよろしくお願いします。
Posted at 2016/01/30 18:52:49 | |
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ボクスター | 日記