
今回は更に大きな環状線、外堀通りです。
起点は八重洲二丁目とのことで、東京駅前をスタート地点にしました。
八重洲口の目の前にある、南北に通ってる道がそれです。
この立体的な駐車場マークが好き。

八重洲地下駐車場への入口です。
歩いてすぐに放っておけない場所を発見。

BMWのカフェがあるじゃないですか。
思いで作りを兼ねて朝食にしました。

フレンチトーストを食べながら美しい車が見れるなんて贅沢。
余談ですが、ディラ飯(自動車メーカーの飲食店)も趣味なんです。
エネルギーも入れたので本格的にスタート。
西銀座JCTは東京高速道路(KK線)と首都高八重洲線の乗継地点。

成り立ちの違う両者が繋がってることに小さなロマンを感じます。
不二家の看板は、数寄屋橋交差点の顔だと思ってます。

外堀通りはまだまだ南西へ。
変わった自販機コーナーに足を止めました。

お米に缶詰に出汁?
なんともまぁ面白いラインナップ。
残業で仕事を纏めたけど電車は止まっている。
自分へのご褒美にせめて良いものを食って寝よう。
そんなサラリーマンの姿を想像してしまいました。
銀座が近いこともあり、非日常な風景が色々気になります。

名前の通り、暖簾の向こうにはアストンマーチンやベントレーが。
気軽には入れないなぁ(^_^;)
さて、外堀通りはどこで方向を変えるのかと思ったら、
新橋駅の手前、銀座口前交差点で北西に向かいました。

ぐっと身近な風景になりました。
いつもなら一杯呑んでるところですが、目的があるからスルーです。
タミヤに寄りたいけど、それもスルー。
昼のシラフは目に留まるものが違います。
こんな建物があったんですね。

こちらは堀商店さんという建築金物店。
ビルはなんと昭和7年(1932年)に建てられ、
戦前前後の移り行く新橋を見守ってきたそうです。
設計者は国会議事堂や聖徳記念絵画館の建設に携わった人物とか。
良いもの見たなぁ。
内幸町の芝信用金庫のポスター。

何年も前から変わってないですね。
BEATオーナーの皆さん、喜んでください(笑)
桜田通りと交差しましたので、ここを右に曲がれば内堀通りに繋がるんですね。
以前にも紹介しましたが、虎ノ門には江戸城外濠の石垣が残ってます。
溜池交差点に来ると、毎回この時計が不思議。

誰のために、何のために、この交差点だけ時計があるのでしょうか?
古い画像を見ると近年電波時計に替えられたみたいだし。
誰か謎を知ってる人いませんか?
いきなり見付けて驚いたケンメリGT-R!

本物と思いたいのですが本物なのでしょうか?
本物ならエラい値段になってると思いますが。
オカムラ本社は素通りできません。
なぜならミカサ・ツーリングが居るから。
<過去ブログ>
https://minkara.carview.co.jp/userid/1368857/blog/34601915/
華がある雰囲気の赤坂見附交差点。

この先が江戸城弁慶壕になってて、外堀通りはその外周に沿って続きます。
赤坂御用地の東門。
地図の上では同じ敷地に見える迎賓館。

なるほど。
だから大人数の警備大勢だったんですね。
<過去ブログ>
https://minkara.carview.co.jp/userid/1368857/blog/41276804/
四ッ谷駅周辺は不思議空間多数。

線路の下に道路?
こんな所を探索してみたい。
ここからはJR総武線と神田川に沿って外堀通りは続きました。
市ヶ谷の水管橋は昭和6年(1931年)に作られ、
今でも千代田区から新宿区へ水が送られています。
電車から見た野球場は少し低い位置にあり、外堀通りからは気付きにくい存在。
ここで素敵な存在が登場しました!

パースも相まってフォレスターとの体格差が凄い。
絶対的存在ですね。
飯田橋にさしかかった頃にお昼になりましたのでお店探し。

過去に利用して好印象だった神楽坂飯店へ。
もちろんチャレンジメニューではありませんよ。
五目チャーハンをオーダー。

シンプルだけど安定の美味しさ。
歩く日は米パワーがものを言います。
飯田橋交差点で外堀通りは右に曲がりました。

外濠の痕跡を残す素敵な歩道が続きます。
東京ドームシティを通過。
外堀通りは聖橋の下を通ります。

まだ新しすぎて、かつての神々しい威厳は感じられませんね。
お!

新型よりコチラが好きです。
バックの築地塀がミスマッチの妙。
大きなお世話ですが、このコインパーキング凄い!

スリムじゃないと乗り降りできませんね。
このまま進むと思われた外堀通りは、昌平橋で右折して南に向きました。

日本初のアスファルト舗装を採用したのはココなんですよ。
(前にも書いたかな?)
ワテラスという複合商業施設。

こんなのあったんですね。
なに?麻婆豆腐専門店?!

食べたばかりのため今回はパス。
でも備忘録として記載しておきましょう。
鎌倉橋交差点で外堀通りは左に曲がりました。

これまでよりも道端が狭くて交通量も少ないです。
この辺を外堀通りと認識してる人は少ないのではないでしょうか。
この鎌倉河岸ビルの名前が気になりました。

調べてみたら、江戸城築城の際に鎌倉からの石材をここで陸揚げしていたそうで、
地名そのものが鎌倉のお裾分けのようです。
まだ新しい竜閑さくら橋。

これができる前は、歩行者は遠回りしないと日本橋川を渡ることができませんでした。
夜はライトアップされて綺麗なんですよ。
日本銀行本店も外堀通り沿いだったんですね。
その向かいで進んでいるのが常盤橋修復工事。

100年壊れない品質を現物合わせでやってるそうで工期は延びています。
完成が待ち遠しい。
暫く来てない間に一刻橋からの景色が変わってました。

日本ビルヂングの部分解体と新たなビルの建設が進んでますね。
あっという間に呉服橋。
程なくして、最後はアッサリのゴールでした。
<まとめ>
北東側の曲がり角、昌平橋と鎌倉橋さえ間違えなければ
比較的分かりやすい環状線だと思います。
あとは内堀通りと連結する空いた道を覚えていけば
都心へのスムーズなアクセスに利用できるのかと。
江戸時代には内壕と外濠の間に各藩の屋敷や河岸があったわけで、
現代の官庁街やオフィス街の基礎になっているのだと思います。
考えてみると昔の「丸の内」って大きかったんですね。
道を覚える一方で、徳川家の都市開発をトレースした感じがします。
さて次回ですが、けっこうな長距離です!
1日で踏破できるか不安です(^_^;)