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シティのウリ坊のブログ一覧

2019年08月14日 イイね!

CITY大阪ナイトミーティング!

CITY大阪ナイトミーティング!仕事で訪れた金曜日の大阪。
その翌日にミーティングがあるというので、
幹事のサンタ次郎さんに問い合わせてみた。

すると自分と面識が無いにもかかわらず、
前夜祭をセッティングしてくださいました。
それがタイトル画像の鳥貴族。

ここでご一緒していただいたのは
サンタ次郎さんと安岡さん。

サンタ次郎さんは近畿CITY乗りの和を取り持ってる方で、
安岡さんはCITYカスタム、または特殊な修理の駆け込み寺を担う職人さんであることが分かりました。

車以外の話もできたことで、お互いの半生や考え方も、
おぼろ気ながら、そしてホロ酔いながらも親睦できたと思います。

この日の宿は梅田のビデオルーム。



怪しいムード満載ですが、最終列車を逃したサラリーマンの味方のようです。
完全個室でセキュリティも安心。

爆睡して眼を覚ましたのは8時。
この日は土曜日で、昼にサンタ次郎さんと落ち合う予定。
まだ時間があったので、シャワーを浴び、クリント・イーストウッドの
『運び屋』を観てました。

劇場に行かなかったことを後悔するほど沁みた。

サンタ次郎さんから連絡があり、ミニカーショップで待ち合わせ。

合流して分かったのですが、サンタ次郎さんは適当な待ち合わせ場所にここを選んだのではなく、
本当にミニカーが大好きなんです。
吟味に吟味を重ね、ここではファーゴのチョロQをゲット。

続いてサンタ次郎さんはお気に入りの蕎麦屋を案内してくれました。

ここは守破離(しゅはり)というお店。

店内はとってもお洒落で海外からのお客さんも多いみたいです。

そう、サンタ次郎さんはグルメでもあり、色んな引き出しを持っているみたいです。

そうかと思えば別の店でミニカーのサンドイッチ!

ここでは自分もささやかなお土産をゲットしました。

続いては、今や懐かしいRALLIARTのショップを案内してくれました。

ここでは全盛期の武勇伝にも似た苦労話を社長から伺い、
その娘さんからは溢れんばかりの三菱愛を感じることができました。
メーカーは違えど、自動車文化の伝承に尽力される方々には
共感せざるを得ません。

続いて移動した先は安岡車体さん。
ここには写真撮影を忘れるほど、素敵で夢のある乗り物が
ギッシリと詰まってました。

福島にもみんなのCITY生活を支えてくれる人がいますが、
技術を身に付けるって大変な経験の先にあるんだろうなって
改めて感じてしまいました。

お待たせしましたが、ここからが大阪ナイトの本番です!

サンタ次郎さんのCITYは修理待ちのため、今回はインプレッサで向かいます。
ATだけど踏んだ瞬間にWRXであることを主張してきます。
コーナーの安定感が凄い!

会場に着いて暫くは誰も来ませんでしたが、1人また1人と増えていき、
結果としてこうなりました。


まずムムム?なのは“おじゃま猫”さんの軽トラ。

運転席の後ろに見覚えのあるリアゲートがくくりつけてあります(笑)
彼のマンハッタンは現在全塗装&カスタムが着々と進行しているそうな。
完成が楽しみです!

井上さんの愛車はとても貴重なハイパーシフト!
しかもCITY PRO専用グリル、フェンダーミラーに変更した超ヘンタイ仕様!


ハイパーシフトとは、基本的に3ペダルの4速マニュアルなのですが、
2速~4速にはキックダウン機能が搭載され、急なベタ踏みではローギヤードとなり
非力をカバーするのです。

ステッカーは井上さんが作ったもので、純正ではありません(笑)

埼玉の洗車場でこのミッションの開発者に話しかけられたことがあるのですが、
今でも元気に走っていて、オーナーに重宝がられていることをお伝えしたい!

因みにクーラーユニットは安岡さんによるワンオフ製作で、キンキンに冷えます!

言わなければ純正にしか見えない収まり。

なのでクールポケット(ダッシュボードのミニ冷蔵庫)で冷やしたジュースは
真面目に普通に“冷たい飲み物”でした!

わざわざ250ml缶を探してくるあたり、筋金入りのヘンタイです(笑)
ご馳走さまでした。

赤いカブリオレは“まっする”さんの愛車。

一度は眠らせたもののお子さんからのオファーがあり、大蔵大臣が復活の許可を出したそうです!
おめでたい!

目下の悩みは上り坂に弱いことらしいのですが、安岡さんのアドバイスもあり、
解決するかもしれません。

昨今のカブリオレ界で話題になってるハーフカバーも披露してくれました。

なるほど。
私のような屋根付き野郎には分からない苦労があるのですね。

そして今回のトピックは初参加のツボイさん。

ワンオーナーで走行距離は17万キロ。
屋根下保管でボディに腐りはなく、幌も綺麗。

メンテは大手カーショップに任せていて、アンテナの先に付く通称“松ぼっくり”も健在!


どこかで見たことあるようなBBSも、長い付き合いを感じます。

これはこれは大変有難い車を見ることができました。
大阪ミーティングの常連になって頂くことを願うばかり。

写真は納めてないものの、“ホンダリアン”のメンバーである
キリモミ君とお友達のK村さんは、早い段階でイバラキに向かってしまいました。
最初は大阪の茨木かと思ったら、関東の茨城にパーツを探しに行くというので、
そのフットワークの軽さに驚いた!
彼等はその後、良いものを見つけたのだろうか。

大阪で感じたのは、台数はさておき皆さん内容が濃いということ。

カスタム派が多いのは関東と異なりますが、そのCITY愛はひしひしと感じられました!

楽しい宴は西でも東でもあっという間に終わってしまう訳で、
日付が変わる頃に自然解散。


で、ここで自分は近くのネカフェに泊まるつもりでしたが、
サンタ次郎さんの「このまま静岡に行くので名古屋まで乗っていきません?」の誘いに乗らせてもらいました。

う~ん、やっぱりインプレッサってスポーティー!

亀山で一端仮眠して、夜が明けようとする頃に名古屋駅に着きました。

ここで本当にお世話になったサンタ次郎さんとお別れ。
サンキュー、セニョール、アディオス、アミーゴ(ToT)

名古屋駅の近くをブラブラ歩き、最終的には福島の強度料理店、
すき家がこの旅で最後の食事になりました。

セミ・セルフサービスのお店はタバスコが置いてあるのかもしれない。

名古屋で新幹線に乗ってから、今回の旅が走馬灯のように思い出されました。
サンタ次郎さんを始めとする皆さんのお陰で、丸二日チョイの時間に一週間分の出来事をギュッと詰め込んだような感じです。

今回は唐突な申し入れにもお相手していただき、感謝しかありません。
近畿にも仲間の繋がりが持てたことが自分にとって最高の喜びです。

なので、“まっする”さんが和歌山でミーティングを立ち上げたら、
可能な限り愛車で向かいたいと思います。

その時はまた遊んでくださ~い(^-^)/
ではまた!
Posted at 2019/08/16 19:40:06 | コメント(0) | CITYな時間(^O^) | クルマ
2019年07月30日 イイね!

北の大地でのできごと2019

北の大地でのできごと2019月曜の仕事のために降り立った北の大地。
でも間違って土曜日に着いてしまいました。
そう、なぜか間違ってしまったのです。

北の都会に移動してウロウロしていたら、
素敵なお店がありました。

そこには親切な人と温かい人が居て、オススメのメニューを頼んでくれたのです。
出てくるものは何を食べても美味しい。

親切な人は自分で持ち込んだという海のものまで焼いてくれました。



こちらも非常に美味しく、冬なら米のお酒が欲しくなったでしょう。

親切な人と温かい人はとても仲良しで、沢山笑わせてくれました。
そればかりか二人の住まいに泊めてくれるというので、
僕は有り難くそうすることにしました。

親切な人がお店から電話すると、今度は優しい人がやって来ました。

すると優しい人は我々を親切な人と温かい人の住まいへと運んでくれました。

自分はすぐに眠くなり、次に目を開けた時にはお日様が出てました。

親切な人は旅に出ようと言い、錆で出来た見たこともない乗り物を出してきたのです。


お腹が空いたと思っていたら、親切な人はこの土地に伝わる美味しい食べ物の店に連れていってくれました。



食欲誘う香りの不思議な食べ物は美味しかった。
そして温かい人は魔法のカードでお代も安くしてくれたのです。

錆でできた不思議な乗り物は、我々を乗せて山を登りました。

操作盤のダイヤルを左に回すと、更にグングンと坂を登りだす不思議な乗り物です。

登って登って太陽が近くなったのか、オリンピア神殿は北の大地にしては暑かったです。

ほどなくして今度は朗らかな一家がやってきました。

朗らかな一家は親切な人の知り合いのようで、
皆でお菓子を食べ、僕も和に混ぜてもらいました。

朗らかな一家の御主人は「塩気が強い」と言ってました。
日頃食べてるのとは違ったようです。

朗らかな一家は鉄でできた可愛い乗り物に乗り換え、
錆でできた不思議な乗り物に乗る我々と旅に出ました。


やがて2台は紫の絨毯が広がる山に着きました。


皆で景色の良いところまで歩く。

朗らかな一家の子供達は、力強くて頼もしい。

上まで行くと、北の都会が一望できました。


紫の絨毯は特別な場所のようで、その時期を迎えた人達だけが
中に入っていけるのです。




親切な人は古代遺跡を見に行こうと言い出し、2台は走り出しました。

着いたのは見るからに怪しい所。

下手に動くと何かが襲ってくるかもしれません。

案の定、我々は巨石像に追われ、命からがら逃げ延びたのです。


親切な人は景色の良い所で降り、誰かと話をしていたようです。


次の目的地はキタゴーフェスティバルと聞き、ワクワクが高まりました。

キタゴーに着くと、そこに今度は穏やかな人が待ってました。
この人は家族思いで、特に娘にはデレデレらしい。

我々が座る場所に困っていると、親切な人が魔法でパッとお座敷を出しました。


キタゴーという土地は豪快な人が多く、飲み物が半額だったりタダだったり、
みんなが笑えれば何でもアリのようです。

フェスティバルには何処かで見たような人もいて「蒼い珊瑚礁」という歌を歌ってました。

少しかすれた声が耳に残った。

穏やかな人は何処の子供にも優しく、朗らかな一家の子供達にも大人気であった。

それを支えようとする親切な人の姿に幸せな気持ちになった。

次の日に目覚めると、親切な人はもう仕事に出掛けていて、
温かい人が朝食を作ってくれた。

食べただけで寿命が100年伸びてしまったようだ、どうしよう。

しかも有難いことに、温かい人は仕事の現場まで送り届けてくれたのです。


ここで私の夢は覚め、現実世界で仕事に励むのでした。
Posted at 2019/08/07 14:59:00 | コメント(1) | トラックバック(0) | CITYな時間(^O^) | 旅行/地域
2019年07月23日 イイね!

マキタ君お疲れ様、マキタ旅館閉館ミーティングwith湧泉(正しくは游泉)

マキタ君お疲れ様、マキタ旅館閉館ミーティングwith湧泉(正しくは游泉)タイトルを見て何事かとお思いでしょうが、
シンプルに言えばCITY喜多方ミーティングです。

ただ今回の自分にはシンプルになれないミッションがありまして、
ミーティングの前々日、7/12(金)の朝に代車のカブリオレで福島に向かうのでした。

遅めの朝食は道の駅“まくらがの里こが”の揚げ物専門店で買った
唐揚げとメンチカツにハムカツ。

野菜が足りてないですね。。

下道で郡山は慣れてるつもりが、4号線の片側一車線区間で4つの工事に出くわし、そこそこの苦戦。

眠い~、ダルい~。

到着したのはnomcomさんの作業場。
今回は愛車の車検に合わせてCITY固有のウィークポイントも点検修理してもらいました。

事務所で話を伺いましたが、手持ちの部品とノウハウを相当に注ぎ込んでくれたようです。
本当にありがたいことです。

目にすれば早々に乗り回したいのですが、先ほども触れたシンプルになれないミッションがあるのでグッと我慢し頭の切り替え。

ただ、そのミッションを記したディレクターズカット版のブログは結構な長文になったので、
今回はバッサリ切り落とします。


時は飛んで7/13(土)の夕方。
積車から降りたら「顔が死んでる」と皆に言われた。
自分はまだまだやれるつもりでしたが、後から思えばそうだったのかもしれない。

一息つき、乗せてきたブツを保管スペースへ移動。

ここからはいよいよマキタ旅館ファイナルの始まり!

旅館といってもGoogleには引っ掛からない場所のため、かつては自分も頭が???でした。

先輩のCITYオーナー達が開拓し、旅館?のオーナーに受け入れられた不思議な関係性は今後も続きますが、
旅館?としては今回がフィナーレ。

宴が始まりまずは牛丼タイム。
マユさんの優しさサラダと思いやりの刺身こんにゃくは、食卓を華やかにしてくれました。

いつもは全体的に茶色く紅生姜が差し色だったのに、今回は映え映えです。

宴は深夜まで続き、自分も結構飲んだかな?飲んだんだろうな。

翌朝は皆が寝てる間に目覚ましの散歩。
幸いにして傘をささなくとも歩ける天気。

郡山のマンホールはヤマザクラ、ハナカツミ、カッコーの絵柄。
そういえばカッコーがどこかで鳴いてたな。

前夜のマユさん料理の効能か、身体のサイクル絶好調。
スッキリしたところで酪王牛乳が目にとまりました。

郡山ではセブンイレブンで買えるんですね。
クセが無くて飲みやすい。

旅館?に戻ると皆さんも起き始めていて、準備もそこそこに第一集合場所へ移動。

ここからがミーティング本番で、既に皆さん到着してました。
(って、お喋りに夢中で写真撮ってない。。)

ここに集合したのは、山田さん、nomcomさん&キッズ、ホー助さん&マユさん、バホさん、ヒゲさん、nekotasanさん、cherryさん&彼女さん。

他に参加表明をされた新たな仲間を待ってたのですが、暫くしても現れない。
やむを得ず第二集合場所に移動。

そこは毎年訪れている「喜多方ラーメン游泉(ゆうせん)」さん。

そこにも参加表明された新たな仲間の姿はなく、何故か体調不良で不参加表明をしてた“きかぶう”さんが居たのです(笑)
日頃薬を飲まないから、たった1錠で爆発的に効くそうです。
タフな男は違いますね。

そして数年ぶりの再開はキャラメルさん。
今回CITYではありませんが、相変わらずのハスキーボイスが聞けて嬉しかったです。

さて、ここでの本題は喜多方ラーメン。
基本的に味が安定したお店だから、今回は冒険して味噌チャーシューの大盛りにしてみました。

旨っ。
旨い麺が旨いスープを絡め上げるんだから、間違い無いです。

食後はアイス食べたりしながらマッタリ。


2ヶ月お世話になったカブリオレと、車検&修理を終えた愛車。

カブリオレは車体下に補強が入っているから、重いかもしれないけど、
シッカリとサスペンションが働いて気持ちいい。
春と秋ならオープンエアが気持ちいい。
当然見た目もプレミアム。

これに比べて自分のRは軽さを活かしてスイスイ走るけど、ヤレたダンパーも相まって段差をポコポコ跳ねて走る感じ。
見た目も70年代を引き摺ってるし。

だけど、このRがやっぱり好きなんだなぁと、長期間離れて再認識しました。
「何が良いの?」
そう聞かれたら説明はできないけど、側に居てほしいのです。
もちろんカブリオレやブルドックなど、他のCITYも好きですけどね。

なんて考えてたらお店が混んできたので、営業妨害にならぬよう移動。

やってきたのは道の駅喜多の郷。
今回のCITYはカブリオレ3台、R2台、ターボ1が1台の計6台。

ここからは更にマッタリし、懸念していた雨もギリギリもってくれました。

キャラメルさんからの差し入れは、亀田製菓の色んなお煎餅。

持ち帰ったレモン塩味は、オツマミにもなり美味しかった。

cherryさんからは山形のクッキー最中“なんじょだべ”を頂きました。
これは「いかがですか?」の山形弁らしい。

クッキーの片面が最中の皿に入ってて、というか一体になってて、
クッキー自体はホロホロのサクサクに崩れる新食感。

山田さんからは“うまい棒”のコンポタ味や駄菓子なども頂き、
まぁ、なんと贅沢な休日なのでしょう。

そしてミーティングの楽しみになったバホさんのコーヒー。
水はヒゲさんが買ってきてくれたそうです。
ありがとうございます。

そして密やかにギターを奏でるバホさんがかっこいい。

楽しい時間はあっという間に過ぎてしまいます。
夕方になったのでミーティングは自然解散。
一人またひとり、家路に着きました。



ミーティング参加を重ねると、毎回会う顔もあれば懐かしい顔もあり、
本当に一回一回が大切な時なんだなぁと実感します。
皆様、またまたまた楽しい時間を
ありがとうございました。
次回は茂木ミーティングでお会いしましょう。

さて、それまでにネタを仕込んでおきましょうかね。
Posted at 2019/07/25 07:40:19 | コメント(1) | トラックバック(0) | CITYな時間(^O^) | クルマ
2019年06月22日 イイね!

ドラマ「JIN-仁」江戸の火消編。

ドラマ「JIN-仁」江戸の火消編。ドラマ仁において火消といえば“を組”。
その頭である新門辰五郎親分が実存の人物と知り、この“歩く”シリーズを始めたのでした。
今回は辰五郎さんの足跡を交えながら、散歩の様子を書こうと思います。

辰五郎さんが生まれたのは下谷山崎町(マップ①)。
“みんカラ”ユーザーには、かつての上野バイク街周辺と言った方が分かりやすかもしれません。


本名は中村金太郎。

父親は飾り職人でしたが、弟子の起こした小火騒ぎの責任をとって亡くなり、金太郎少年は浅草界隈を仕切る「を組」に身を寄せたそうです。

この時もらった名前が辰五郎。

成長した辰五郎さんは火事場で出くわした立花家のお抱え火消と大喧嘩になり、その責任をとるために自ら相手の屋敷へ。
しかしその潔さから無罪放免。

と、伝えられてますが、僕は辰五郎さんを罰することで生じるリスクを立花家は避けたかったのでは?と考えます。
なんせ子分が2,000人オーバーですから。

因みに立花家の場所は辰五郎親分の生家から近く、因縁めいたものを感じます。

話を戻しますが、このエピソードで名を上げた辰五郎さんは24歳で結婚し、“を組”の頭を継いだそうです。

やがて伝法院(マップ②)にできた新たな門の警備を任され、その時に名を新門辰五郎に改めたそうな。



つまり名字も名前も頂き物な訳で、それだけでも辰五郎さんの徳の高さが分かります。

しかし順風満帆な訳でもなく、次に“を組”は大名火消と大喧嘩になり、多数の犠牲者を出してしまいます。
奉行所は相手の非も確認し辰五郎さんを死刑にはしなかったものの、
下したのは江戸払い。
しかし江戸の町を闊歩してるのがバレ、石川島の牢獄に送られてしまうのでした。(マップ③)

え?石川島に牢獄?
そう思って古地図アプリを開くと、そこには人足寄場というのがあります。

「見張」とか「締場」とか、重苦しい施設も書かれてます。

埋め立て前で橋も無いから、アルカトラズのように孤立していたんですね。
現在はこんな感じ。


ここでまた数珠繋ぎに学んだのですが、この人足寄場とは、時代劇でも有名な火付盗賊改方、
長谷川平蔵が松平定信に提案して作られた更正施設だそうです。
無知な自分には衝撃的でした。

でも「更正」という言葉が時代劇に見る鬼平のイメージにピッタリで、ちょっと感動です。

そんな人足寄場も今は平和な公園。


明治元年には見張番所の位置に石川島灯台が建てられ、現在はそのレプリカが建っています。


これは隣の佃島の話ですが、春先に撮影した2件の佃煮屋さん。



名前が古地図に載っててビックリしました。

古地図アハ体験に夢中になりましたが、また話を辰五郎さんに戻しましょう。

記録によると人足寄場の辰五郎さんは模範的な生活をしていたそうです。
しかも運命といいますか、小石川で発生した火事が対岸に迫った時、辰五郎さんは皆を指揮して飛び火から島を護り、その功績から放免を得たそうです。

それにしても、小石川と言えば東京ドームの近く。
築地の方まで燃えたというのですから、当時の家がいかに燃えやすく、
牽いては火消が町に欠かせない存在であったことが伺えます。

隣の佃島は井戸や防火水槽の密度が高いのですが、先のエピソードから土着的に防災準備が広まったのかな?





そもそも火消って何なの?という疑問が生じたので、確認のため消防博物館にも行ってきました。


火消といっても大きく三つに別れるようで、
<大名火消>
歴史は一番古く、元々は大火の際に臨時招集された大名からなる火消。

<定火消>
江戸城及びその城下町の消防を専門とする、常設の火消集団。
旗本からの選抜で構成される。

<町火消>
上記2つが偉い人を優先して護るのに対し、町火消は庶民の見方!
男の子がなりたい職業ランキングでも上位に入っていたとか。

成り立ちは大岡忠相(大岡越前のモデルらしい)が町民を火事から護るため
いろは47組、深川本所16組という火消集団を地域ごとに割り当て、しかも運営費用は町民持ちという大胆な政策で誕生しました。

現在の23区全てを範囲にしていませんが、きっとこの頃の人口密集地はカバーしていたのでしょう。

組の違いは纏のデザインで分かるようにしていたらしい。


を組の纏はシンプル。



続いては火消の行動をザックリと。
1.火事の報せが届いたら自身番に集合し、一番乗りを目指して火事場に駆けつける。
同時に火の見櫓の係は、火の手までの距離を鐘のリズムで表し、近隣住民に随時お知らせ。

2.延焼食い止めポイントを決め、その家の上で纏を振りかざす。この時周囲の者は大団扇で火の粉を押し返したり、水を掛けたりして纏の係を護る。


3.ガテン系な集が、纏と火の手の間の家を破壊する。(小さな火であれば水で消すこともあったらしい)


4.火を消したら「消し札」という名誉の印を残して立ち去る。

こんな感じなので、定火消と町火消はどちらが一番乗りかを競い、アドレナリンが出まくり、些細な事で喧嘩になったのでしょう。

大名火消は守備範囲の違いから、出動姿にユトリ?仰々しさ?を感じます。



かなり寄り道しましたが、また辰五郎さんの話です。
その後の辰五郎さんは、徳川慶喜、勝海舟らと親交を持つようになり、
身辺警護に治安維持、そして江戸文化の宣伝マンとして、遠くは大阪まで赴いていたようです。

ドラマでは勝海舟の進言で、大阪にいる辰五郎さんを坂本龍馬が訪ねてましたね。
でもそれは仁先生を救うための架空の話な訳で、辰と龍が顔を合わせた史実は、たぶん無いと思う。


そんな伝説の火消であり、大侠客であり、江戸庶民のヒーローであった新門辰五郎さんは、
明治8年に75歳で亡くなられたそうです。

(マップ④)

数々の逸話を残し、歌舞伎の演目にもなり、現代でも尾ひれが増えていくなんて凄いことだと思います。
今回の散歩は本当に楽しかったです。

次回は坂本龍馬編になると思いますが、こちらは更に濃そうですね。








子孫が中華屋さんを営んでいると知ったので、記念に食事してきました。(マップ⑤)


まず、デカいグラスと分厚いオシボリに気っ風の良さを勝手に感じる。


いただいたラーメンと餃子は、シンプルで安心感ある基本形。

次は天津丼を食べてみよ。

ご主人はニコヤカで優しそうな方。実は新門辰五郎さんも基本的に柔和な心の持ち主で、争い事を嫌ったという記録も残されています。しかも当時としても小柄な体格であったとか。
この人については興味が尽きないな。
Posted at 2019/06/27 07:56:11 | コメント(1) | トラックバック(0) | 放浪の旅 | 旅行/地域
2019年06月18日 イイね!

『千葉の海を堪能するぞ‼おう‼令和一発目mtg』に参加。

『千葉の海を堪能するぞ‼おう‼令和一発目mtg』に参加。標題CITYミーティングの参加レポートです!

6/16(日)は好天で、前日のバケツをひっくり返したような雨と、
数時間前までの落雷が信じられない!


時間があったので海沿いのパーキングで一休み。

風は強いけど気持ち良かったなぁ。
この日は車検の代車、マイアミブルーのカブリオレで参加です。

朝8時に九十九里集合とのことでしたが、珍しく一番乗り。

ここで間違いないのか少し不安になった。
30分前ですけど~。誰かぁ~。

間もなくして黄色いサンバーが到着。
ってマイコーさんとは気づかず、声かけられるまで地元の電設屋さんだと思ってました(失礼)。

nekotasanもビッカビカに仕上がってるターボ1で登場!

続いてバホさんも!

今回はボディのウイークポイントを板金屋さんで直し、鮮やかなフレームレッドで登場です!

やがてゾロゾロと集まった面々。

玉緒さん&きぃちゃんは長野のイベントで賞を貰ってましたね。
きかぶうさんの白カブは元々バホさんの親戚が北海道で乗ってたもので、皆は襟裳号と呼んでます。
ろくさんの後期Rは何度もエンジンを組み直してましたよね。
元気そうでなにより。

尚、空を泳いでいるのは鯉のぼりではなくメザシのぼり!
放浪者としては地元アピールしてくる小ネタは大好物です!

「ebiさんが来てないぞ~」な状態でしたが、時間の都合もあり移動。
ebiさんとは後で合流することに。

と、移動しはじめ即合流!
青い空、青い海、青いカブリオレ。
海無し県民にとっては眩しい光景だ。

移動したのは大原漁港。


お目当ては朝市!

想像以上の大盛況!
地元の海の幸と野菜が売られていて、観光客には極上のピットストップ!
暫し自由行動~。

ツミレ汁は食べておきたいと思ってました。

出汁を吸った野菜も美味しい。

昨年、北海道のホー助さんと僕で密かに盛り上がっていたナガラミ貝もゲット。

地元民は飽きて食べない、買ってまで食べないというこの貝、
北海道民、海無し県民にとっては最高なのです。

では、その時の模様をインサート。



安心してください。
この後は車を運転してません。
あれから一年経ったんですよねぇ。

ミーティングに話を戻しますと、我々はテーブルをゲットし、
入れ替わり立ち替わり食材を買ってきてはお腹を満たしてました。

特にタコメシと大アサリはお酒が欲しくなる逸品!
ご馳走さまでした。

移動する一行。



きぃちゃんに着いていったら何やら細い山道に行きましたよ。

開けた場所にでたら面白そうな雰囲気。

ここは御宿の『鶏卵牧場』さん。

経営するオバチャンが会津出身のため、喋り口調に聞き覚えがありました。
自分が代車として借りてる福島ナンバーのカブリオレも、すでにロックオンされてました(笑)

ここで撮影したのがタイトル画像なのですが、もうワンポーズも貼り付けておきます。

撮影してくれたタクミ君、ありがとうございました。

お一人様¥500を払って入場。
そこら中がレトロだったり、子供より大人が喜ぶ子供の世界があったり。

僕が「南越谷」に親しみを感じるように、皆それぞれの駅名に思い入れがあって楽しい。


子供の頃は房総の特産品を背負ったお婆ちゃんを、埼玉でも見ることがありました。


プラレールは鉄橋とかトンネルとか、際々のところを通る姿を寝転がって見るのが好きでした。


古めのミニ四駆に知識の泉が吹き出し続けるnekotasanとebiさん。

全く付いていけません。。

続いては同じ施設内の『レトロぶーぶ館』へ。


密やかに営んでいるけど、けっこうなレア車が目白押し!

日通のマツダT1500。


くろがねベビー。


ガッサガサのジャガーマークⅡ。


トヨタ・メトロポリタン型救急車というそうな。


『しょうぼうじどうしゃ じぷた』のイメージでレストアされた三菱ジープ。


あ、東京サイレン製だ!


この工場は王子を放浪中に遭遇してました。


その他に名前も分からない消防車がMenyMeny沢山沢山。
中でも一番好きだったのはこの三輪消防車。


立体感ある文字。


このオシャレ模様、入れる必要あります?

こんなところに、造り手の思い入れを感じます。

調べてみたところベース車両は自動車メーカーのものではなく、長野の鉄工所の手作りだそうです。

レトロぶーぶ見学を終え庭で一休み。
どこかの子供がブランコで遊んでます。

あ、ろくさんとタクミ君ジャマイカ!(笑)

いつの間にか馬が背後にやって来た。
名前は疾風(ハヤテ)というそうです。

きかぶうさん、名前はサクラではないみたいですよ(笑)

人に慣れてるせいか、とっても穏やかな感じです。


まったりとしたままにもいかず、先程の大原漁港に引き返す。


快晴の空の下、色とりどりなCITYが映えます!


この日は風が強かったので、まったりに適した場所を探す。
結果としてこんな素敵な景色になりました。

まぁ、なんということでしょう。
湖畔のコテージを貸し切って、キャンプをしているようです。

本当は封鎖済の建物と、前日の雨でできた水溜まり(笑)

適度な風が抜けて気持ちいい場所でした。

マイコーさんも水辺でリラ~ックス。


バホさんから美味しいコーヒーと素敵な音楽のプレゼント。




きぃちゃん、ヨネちゃん、タクミ君が代表して買ってきてくれたタコ焼。

出来立ては表面がカリッとして更に美味しいそうです。
さすが玉緒さん、美味しい店を沢山知ってらっしゃる。

その玉緒さんの旦那さんが、お仕事中にチラッと寄り道。

ほんの数秒のミーティング参加でした。
でも寄ってくれたことが嬉しかったです。

陽が傾いてきて、ebiさんが一足お先のお帰り。

切ないけどまた逢う日まで。
バイバ~イ。

そんなebiさんのスナップショット。

グルメな方なので、海の幸を透視しているのだと思います。

淋しいけど更に陽が傾いてきちゃった。


お片付けはnekotasanの号令で一気に終わりました。
尊敬しちゃうなぁ。

サンセットってこういうこと?


なのでいよいよフィナーレかなと思ったら、
「ラーメンでも食っていくかい?」
と、きかぶうさんからお誘いいただき、CITYとサンバーがゾロゾロと移動。

みそ膳さんで夜メシです。



テーブル二つを占領し、名残惜しむように他愛の無い話が続く。

さて、本当にお別れのとき。
駐車場の手前に停まってる順に一台また一台と、夜の帳に消えていきました。

本当は幌を閉めたかったけど、去り際の間が悪いとグズってしまう。
扱いを慣れてないなら尚更だ。

帰りはオール下道で利根川沿いを進むつもりが、
方位磁石で当たりをつけて、テキトーに走りました。

肌寒くなっても我慢してましたが、辛いので幌を閉じました。

でも、この肌寒さが日焼けした肌をクールダウンしたみたいで、
翌日はヒリヒリせずに会社に行けました。

帰宅したのは23時を過ぎてたけど、ハートがザワザワしてなかなか眠れず。
その後写真編集してたらいつの間にか落ち、翌朝は大原で買ったカツサンドと、海苔まみれのオニギリで一日が始まるのでした。



どちらもとってもデリシャスでしたよ。

次回ミーティングはなんとなんと来月です。
それまでにいろんな準備をしておきますかね。

今回も企画してくれた玉緒さん、きぃちゃん、ありがとうございました。
そして皆様、楽しい時間をいつもありがとうございます。
今回は特にキャラクター祭りだったと思う(笑)
油断すると誰かがやってくる!

では次回、福島でお会いしましょう(^-^)/
Posted at 2019/06/20 20:53:16 | コメント(2) | トラックバック(0) | 放浪の旅 | 旅行/地域

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