めっきり寒くなりました。マンガ家のかるあおです。
先日、鞆の浦へ行き、山中鹿之助の首塚をたまたま訪れる機会がありました。
なんとか今年の間に、首と胴をつなげたいということで、今日は高梁市落合町にある胴塚に向かうことにしました。
(ほんとうは備中松山城あたりに行って、再度100kmライドを達成したかったのですが、山登りの筋肉と体力が残されているはずもなかろう、とのことで、またいつか)
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昨日おとついの寒さに比べればマシですが、調子に乗って上は2枚しか着ずに出発したところ、100mほどで引き返そうかなと思いました。寒い。
ジャージのズボンも風をよく通します...。
まあ走っていたら温まる&天気も暖かくなるだろうと続行。
高梁川の西岸を、川沿いに上流へと進みます。
途中の清音まではいつもの吉備路ルート。そこから先は、むしろいつも備北サーキットへ向かうときの道順と同じです。
東岸のR180は混むこともあるので可能な限り避けて通ります。
ちょうど最初の写真のあたりが、橋を渡って東岸へ進んでR180に出たあたりです。
その橋。西岸終端のトンネルを抜けたところなのですが、西岸側にはまだ上流へ向かう道が続いてます。
こんな感じ。
むかーし車で通ったことがあるような、ないような。
しかし行き違いの厳しい、狭い道なのは間違いない。なのでここより上流は東岸(R180)を通ります。ただしクルマならば。
岩を穿った、こんなトンネルがすぐ見えたりするし...。やはりクルマでは通らないな。
なにぶんにも自転車でははじめての道程。可能ならば帰りに通ってみたいもの。
素直にR180を北へ北へ。
こんな感じで車道が道幅いっぱいのところが多くて怖いです。
歩道が用意されていたら、右側であってもそっちに移って走ったりしてました。
大型車の皆様、すみませんでした。
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気を使いながらしばらく走ると、多分あそこで川が蛇行している先がほぼ目的地だろうというところに辿り着きました。
ああちなみに、1時間も走れば薄着でも十分暖かいぐらいになってました。すぐに温かくなるので、逆に体温管理が難しい。
案内板の下に見える風景の突き当たりぐらいで、R313へ分岐する橋があります。
なんだか風も穏やかで、意外にも楽に走れた。
ここで左折して橋を渡る。いつもはまっすぐしか通らない。
感覚的には、橋を渡ってまもなく、地図で見た印象よりもだいぶ早く、墓所のほうに到着しました。
ローソンの隣、R313沿いだったとは。
おまいりしてから、隣のローソンでおやつとホットコーヒーを買って一息ついて、そのまま首塚のほうを目指します。
地元案内板をたよりに、このへんから斜めに山を登っていけばちょうどよかろうという道路に分け入りました。
首塚の場所のめやすは「高梁病院」ということで、ここを見つけてから案内板に従って(そのつもり)、登りに登って行きますれば・・・
おやここは拝頭古墳群...なんだか行き過ぎた気も...
ずいぶん登ってきたものだ。いい眺め。
ということで、道行く方に伺ったらぜんぜん道間違えてるとのこと。
高梁病院のすぐのところにあるとかなんとか...。気持ちよく坂を下って元の場所へ。
結局、病院前の道沿いすぐそばに首塚がありました。
下調べしたんだけど、場所をずばり指し示してた説明は見なかったもんなあ。
今なら言えます!ずばりここ!
R313、この看板のところで曲がって、たった30mで着きます。いやはや。
案内板。後から大事に埋葬され直されたらしい。
おまいりして首塚を後にします。一応役目を終えたようなすっきり気分。
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さて、帰りは高梁側の西岸を通ろうと思い、R313からすぐ南へ抜けて川と橋に到達する。
R313を走っているときに、ちらちらと橋が見えていたので、手っ取り早くそちらへ向かったのだ。
うーん、なんだか違う。川を渡ったら高梁川の東岸のはずだが、全然場所が違う。
しかも川の流れを見ると、水が上流へ逆流している!?
...これは成羽川なんですね。しらんかった。
ちょうど、R180からR313へ分岐した近辺が、成羽川と高梁川の合流地点だったようです。
正面の、山の斜面に家が立ち並んでいるのが落合。あの中腹のほうまで迷って登ってました。
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さて、高梁川の西岸を通っての帰路。
クルマも少なく、なぜかR180よりも道幅が広く、快適に走れます。
ただ山陰(やまかげ)なので寒い。お昼近くなって日も射し始めているのですが。
そして、行きがけにも確認してましたが、やはり川沿いの道路がない地区がある。
不確かだし、なんだかちょっと怖いので、橋を渡っていったんR180へ。
けっこう距離が稼げたようで、クルマにおびやかされる区間が意外と短く済みました。
再び橋を渡って西岸へ。
たぶん一度も来たことがない(来る用事もない)し、R180からは竹やぶで隠されて見えない場所が多かったため、実際に走ってみると新鮮です。
道路はだいぶ傷んでる。
途中からアスファルトじゃなくてコンクリになってるところもあったりして、振動がハンドルに伝わり手首が痛い。
でも普段見ない角度から、高梁川の浅瀬が見られたりして、なかなか素晴らしい。
まったく立ち寄る店もなく、その点は不安だが、なによりクルマがほとんど通らないのが助かります。
そしてそして、最初の写真のところへ。
岩くりぬきトンネルのてっぺんのほう、まるで西部劇に出てくる砦のような風景でした。
ということで、今日も無事に帰宅。
やっぱり筋肉痛になったけど、以前ほどは引っぱらない様子。
明日も晴れる貴重な週末なので、またどこかへ出かけよう。