
納車整備中なのに無理やり引き取ってきた986。幌の整備とエアコン修理で再入院です。走行に関係ない部分の修理が終わらなくては、次の整備に移行できません。当然自主練習もできないわけで、悶々としていた私を後輩が引っ張り出してくれました。カート専用サーキットです。
夜間に人知れず開かれるパーティ会場の様で、大昔、愛川欽也の探検レストランがテレ朝通りにオープンした時に訪れた記憶に近い、森の中の隠れ家のようなサーキット。ゲートを潜るとスポットライトに照らされたコースが現れます。

誰もいないサーキット。これは現実の世界かと思うほど幻想的です。
初めて訪れる人にはビデオでコースや注意事項などの説明があります。(知らぬ間に撮られていました。自分の後ろ姿を見たことがありませんでしたが、天然パーマが酷くてピグモンみたいですね)
コチラはラップタイムによってカートの速さが変わります。中学生以下はD車両、というように始まって、28.5秒を1回でも切るとA車両に搭乗できるようになります。
「先ずは走ってみましょう」という事で、後輩はとても速いにもかかわらず、私と同じB車両に乗り、様子を見てくれるようです。
初めてのカート、それでも少しでも早く走ってみたい。もうアクセル踏んで、ブレーキ踏んで、アクセル踏んで、ハンドル切って。ダメな人の典型の様な走りっぷりであえなく1秒以上足りず終了。
「TALIさんはブレーキ踏みすぎ。B車両ならブレーキ要りません」
???ブレーキ無し?フーン。再チャレンジ。
「進入角度が鋭角すぎます。だからスライドして遅いのです。」
???鋭角?確かにスライドコントロールばかりに労力の大半を使っています。
再チャレンジ。

パッとしません。
「S字の切り返しで、2つ目のコーナーが鋭角すぎてかなりのドリフト姿勢です。その分遅くなるので、2つ目のコーナー脱出は出来るだけアウトに膨らんでみてください」
!!!何となく分かるような。
再チャレンジ。

後、0.5秒。うーん。
「2コーナーでもう少し加重移動を早くして次のS字に出来るだけ直線軌道で入れるように」
成程。最後はわざわざB車両に乗り換えて自ら走ってくれ、外気温は3度くらいの中、自社の社員さんをスタンドに立たせて私の走行をチェックしてくれる後輩に、心より感謝しつつアタック!

何とかギリギリ28.5秒を切ることが出来ました。これで今後A車両に乗ることが出来ます。乗り終わってヘルメットを外し、疲れた顔をまた撮られていました。
ともあれ彼のお陰でA車両で練習することが出来るようになりましたので、これから車体が完成するまでの間、自主トレーニングをしてみようと思います。
Posted at 2022/02/04 11:53:22 | |
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