いよいよサーキットと名の付くところに乗り出します。
朝、レーシングスーツに身を包み、恥ずかしい思いと誇らしい思いが混在しながら、イグニッションを捻ります。
何しろ2日前に納車になった、というより途中で一時引き取ったばかりのクルマ、幌は傷みまくり、エアコンからは謎のスポンジが飛び出します。でもエンジンは快調。
さて一速に入れて発進します。エンスト。あれ?オカシイ。またエンジンを捻り一速に入れ・・・、エンスト。これではお話になりません。フェラーリと同じ左上がリバーズ、次の左上が1速で、ショップの話ではフェラーリと同じく、クラッチを離すだけでスタートできる筈・・・。
フェラーリはリバースに入れる際、一旦シフトを押し込んでから入れるのですが、ボクスターは一旦抵抗があった後、リバースに入るシフトの様で、私が一番左端のギアをリバースと理解した為、次の1速だと思っていたギアは実は3速だったのです。舞い上がっているのか、情けないスタートから一日は始まりました。
誰よりも早く到着した地方サーキット。一人でサーキットを前に感慨にふけります。
その後参加者がいらっしゃって、内訳はトヨタ86が3台、マツダNDが1台に私という構成、5名の少人数でのレッスンとなりました。
皆さんがタイヤ交換をする中、することのない私はその作業を見学させて頂きます。今日の講習はグリップ走行を限界でコントロールするため、あえてドリフト挙動を体験し身につけるというモノ。皆さん後輪を限界の低いタイヤに交換し始めました。オープンデフで太いタイヤを履く私には、なんとも不向きなトレーニングですが、すべての準備が間に合わなかったので、仕方ありません。
フロントタイヤはハイグリップタイヤが良いそうで、お勧めいただいたのがコチラ。
タイヤの事は分からないので色々教えていただきました。
今日は後輪のグリップを下げるため、2.1の空気圧を3.5まで上げてトライです。
流石皆さんお上手できれいに円旋回をドリフトでクリアしていきます。
さあ、いよいよ私の番です。ドキドキしてきました。
あっという間に一日終わって、気が付けば画像を全く撮っていません。
講師の先生によると、私は初心者にしては良くも悪くも踏みすぎる程踏めるが、挙動変化がスムーズにできないのでコーナーからの立ち上がりがプッシュアンダーになって、直線加速に入るタイミングでスライドする。しっかりブレーキングをして、前加重のうちに方向を変えていけると後輪がスムーズに出てクリアできるから、その練習をしましょうというご指導を頂きました。どうもコーナーでアクセルオフの減速をしてしまうのです。
更に何より舞い上がってしまって、LSDもついてないくせに、トラクションコントロールを切ることもしばしば忘れているくらいなので、自分ながら何をやっているのだろうと思いましたが、スピンは一杯体験できました。
次はLSDを効かせて、少しはましなコーナーリングできるよう頑張ります。
全く恐怖心も目が回るなどもなかったので、次回は少しは落ち着いて操作できるようにしたいですね。免許取りたての様な無様な一日でしたが、先ずはここから。
Posted at 2022/01/26 10:06:17 | |
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