暫くみんカラから遠ざかっていました。
クルマ趣味の世界から、逃避の日々を送っていたからです。
前回再び白煙を履いた我がサーキット専用車。
幾つかのショップに見立てをお願いしました。
実はこの症状、初期型水冷ポルシェ、996も986も987も当然の様に起こる症状との事なのです。
ターボ、GT2、GT3以外はシリンダーがアルミでできている関係で、熱などで変形してしまうのが新車時代から多発しており、こちらの方がインタミ問題より要リコール案件だったようです。したがってドナーエンジンを用意しても再発する可能性が高く、完全に修理するにはシリンダーのアルミ部分を削り出し、鉄製のライナーを打ち込む必要があって、300万ほどかかるという見立てです。
ポルシェ専門店2店舗で口をそろえて仰るので、きっとそうなのでしょう。
完全に行き詰りました。
家人が折角ローン迄組んで許可してくれた車両、まだまだ支払いが残っています。
150万くらいなら何とか修理で支払えますが、現状ドナーエンジンも無く、ポルシェのプロが費用対効果からオーバーホールを否定し、新しい車両を用意しなさいというのですから、実際にそういう事なのでしょう。
思えばたった1年半の間、色々ありました。
先ずは冷却水漏れから始まりました。
初レッカーも「こんなこともあるよね」と余裕でしたが・・。
次はクラッチのレリーズが壊れて、踏んだら左足の甲で押し上げなければ戻らなくなりました。
富士SWからの帰り道、高速道路を変速のたびに足でクラッチ版を戻す作業も、まあ新鮮でしたね。
更に次はエンジン異常ランプ点灯です。
この時は瑞浪サーキットまでたどり着けないかと思いました。
途中の街で記念撮影をして帰ろうとしたときには、悲しくて・・。
これはエアフローメーター交換をして戻ってきました。
そして運命の日、富士スピードウエイで白煙を吹くのです。
流石に毎回積車で帰るのは情けないです。
そしてオイルセパレーターを交換し挑んだ瑞浪サーキット。
ここでも見事に白煙を吐くのです。
そうして三度挑んだ挑戦。今度はオイルキャッチタンクを増設し、万全の筈がまさかのエンジンブロー・・・。
もう目も当てられません。
エンジンブロー寸前まで瑞浪のショートコースを走った爽快感とスピードが忘れられません。
このままサーキットとはお別れなのでしょうか・・。自宅に帰るとスポーツカーと名の付く車両があるにはあります。
しかしこれらで挑戦するにはサーキットは過酷であることを、今回充分身に沁みて理解しました。
修理する手がないとするならば・・・。新しい車両を用意するしかないのです。
全く未体験時のクルマ選びとは変わって、既に255PSのボクスターSで走り、少しだけですが快感を知ってしまっています。そのスピード感は忘れられません。かといって予算は当時より更にありません。
こうしてクルマ趣味の世界からの精神的逃避が続く日々でした。
しかし気が付くと、またカー〇ンサーを検索している自分がいます。
どうなることでしょうね・・・。
Posted at 2023/07/27 12:10:53 | |
トラックバック(0) | 日記