
私がサーキット走行に挑戦すると言ったら、絶対安全な方法で挙動をトレーニングしましょうと、後輩がレンタルカート場へ誘ってくれました。
ここはタイムによって乗れるカートが決まる所で、前回彼のお陰で此処での最速A車両に乗れる権利を手にしました。その後です。
「986でミスしたら車も身体も大変だけど、ここなら良いでしょ?」と、彼は全国を飛び回って忙しいのに、少し予定が空くと声を掛けてくれます。
サーキット等慣れてない私には、コース取りだとか、クリッピングポイントだとか、全く分からないので、もし1人だったら絶対行かなかったでしょう。何しろ夜のカート場は私から見れば速い人ばかり。電光掲示板に映るタイムが恥ずかしくて。
彼はフェラーリでサーキットを走るので、やはりココでも速くて、コースに入って行くと知り合いだらけ。小さくなってついていきます。
先ずは走ってみましょう。B車両と違って私には速い。無理にステアリングを切るとスピンするし、何が何だか。初めてのタイムが彼と400メートルで2秒違います。

これは何とかしなくては。「滑ってる時間が多過ぎです。」仰る通り。
ゆっくり走ってもらい後を付いて行きます。あっという間に3回アタックして終了。1日目のベストはこんな感じ。
2日目。「ブレーキを踏み過ぎてるかもしれません。」もっと突っ込んでみよう。スピードに慣れてきたので頑張ってみます。でもオーバースピードでほぼドリフト状態。ダメですね。アクセルを踏むとペダルから足が離れない。で、ベストは。
3日目。「こんなスピードならブレーキは要りませんし、コースの半分で良いですよ。」そーなの?で、いつもの様に3回アタックしてベストは。
4日目。「コーナーの入りが技量に対して速過ぎます。だから跳ねたり滑ったりします。」だってアクセルを踏んでる時間が長い方が良いんじゃないの?分かりました。で、3回のベストが。
5日目。「まだ進入が速過ぎます。S字コーナーは進入より次のコーナーへの脱出を速くする様に。」そんなにスピード落としたら立ち上がりが遅くなりそう。あれ?そーでも無いのかな?で、3回のベストが。
最初はタイムの掲示が恥ずかしくて、スピンしている姿が恥ずかしくて、どうかなと思ってましたが、段々楽しくなって来ました。持つべき物は出来た後輩です。今月はこれから瑞浪と富士でレッスンを受けます。それをフィードバックして、少しはカートも速くなれたらと思います。そしてその経験もいつか生かされて、いずれ国際コースでタイムアタックができる様になった時に、貴重な時間を割いて共に過ごしてくれた今の彼の好意は忘れないと思います。
走り終わって乗って来た車両を見て笑ってしまいました。全く真逆で。

Posted at 2022/03/15 14:57:03 | |
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