
いよいよサーキットウイークが始まりました。
瑞浪サーキットでドリフトトレーニングを1日、富士スピードウエイでグリップ走行2日の計3日間、どれだけの経験ができるか、ドキドキの週が始まったのです。
こういう時に何故か仕事が立て込みます。車両を気に掛ける時間もないまま、出発の前日を迎えました。そこで工場へ確認すると、まだシートレールも(フルバケには専用シートレールが必要なことを知りませんでした)パッドも来てないので、LSDだけ付けましたとの事。ともあれ一旦引き取って、先ずは前回初挑戦した瑞浪サーキットでのドリフト・トレーニングに引っ張り出します。
LSDをつけると曲がるときにバキバキ音がすると聞いたのですが、全く音がしません。本当に装着いているのでしょうか?選択したLSDはOS技研さんの物です。騙されてないでしょうね?などと思いながらコースインすると・・・。

成程、LSDが付くという事はこういう事だったのですね?前回よりはテールをスムーズに出すことが出来ます。しかしやはり中々上手くいきませんね。そこで今後は後輪をドリフト用に替えて参加する必要があると指導いただきました。前輪はハイグリップタイヤ、後輪はスタッドレスが望ましいようです。勉強になります。8の字、定常円旋回、スラローム、オーバル、これらをウエット状態でスライドさせ、コントロールする。そんな1日を終え、翌々日は初めての富士スピードウエイです。
ところ変わって富士スピードウエイの第二駐車場に並んだ参加者の皆様のクルマは、皆凄く速そうに見えます(実際私にとっては凄く速かったのですが)。
一日目はフルブレーキングとスラローム、8の字を午前中に、午後は大きなオーバルと小さなオーバルを走ります。下界は晴天ですが富士は冷たい雨が降り、不安を更に煽ります。
ブレーキの話、車体の負荷バランスの話、最初からは中々体に沁み込みません。
不安なまま一日目が終わり、雨に濡れる愛車が小さく見えました。
二日目はいよいよコースインです。1周0.867Kのショートコースとはいえ、アップダウンの起伏の激しい、私にとっては初めてのコースと言えるコースです。勿論トラクションコントロールはオフで。濡れた路面が恐怖を誘います。
パドックも遠慮してしまい片隅へ。周りは991ターボSやGT3、992カレラSにマクラーレン、新型86やルノーRSなど凄いクルマばかり。因みに最大勢力はポルシェでした。良くしていただいた992乗りの方に「公道からサーキットまで同じ仕様で行けるからポルシェは楽です」と伺って、パドックに並ぶポルシェの数に成程と思いました。
いよいよコースイン。もう自分の目が不安そうで、撮っていただいた画像を見てられません。
ピットレーンを走る後ろ姿も悲哀に満ちてますね。
一瞬で加重をフロントにかけてそれを抜いて残しながらハンドルを切り、前後の過重バランスを取りながらステアリングを戻し加速、を繰り返します。アンダーもスピンもご法度、指摘されるとお呼び出しです。ビクビクしながら周回を重ねました。結果152周走って参加者最遅の称号を頂きましたが、トラクションコントロール・オフでスピンもなくお呼び出しもされることなく終了できました。
他の方に随分良くなったんじゃないの?と言われて、疲れましたが嬉しい一日でした。コレが私のサーキット挑戦の第一歩です。今後こうしたグリップ走行講習を繰り返して破綻しない運転を学び、ドリフトコントロール講習で破綻した後の挙動コントロールを学んでいこうと思っています。いつかは同じ敷地内の本コースの方でタイムアタックできる日を夢見て、還暦間近のおっさんの挑戦は続きます。
翌日は麗らかな日が降り注ぐゴルフコースでの競技。

全く違うまったりとした雰囲気の中、まったりどころではない散々なスコアで終了。白木蓮の花だけが満開でした。桜が満開になる頃までには、ゴルフのスコアも修正しないといけませんね。
Posted at 2022/03/22 11:06:47 | |
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