
旧車を維持する環境づくりは、世相によっても変わります。
まずは昨今のコロナ禍、エリア外への移動自粛を意識しなくてはなりません。
ワンオーナーでいる以上、新車当時のナンバーは思い入れがありますが、エリア外からの来訪者と思われないように、県内在住者ステッカーを貼って・・。
貼るとき、クルマが嫌そうなアイドリング音だったのですよ。
「ピンクのステッカーなんか似合わないわ。しかもジャポネーゼで書いてあるじゃない。」
仕方ありませんよね。
私にとってはコースの場所が凄く遠いので気が重かったコンペ。
でもイタリア娘とデートだと思えば楽しいかな。
順調に新東名に入ります。120キロ制限の中、前のテスラが「とても」軽快に走るのを追いかけながら。
「やはりこの娘は高速向きじゃないよね。オープンにできないし。早く高速降りて山道に入らないかな。高速だったら別の車だよね。貴婦人は向いているけどゴルフ場では浮きそう。もしあのドイツ製クーペなら・・。」
なんて考えていると、突然水温が上昇し始めます。
「あれ?電動ファンは直したばかりなのに。クーラーを全開にしすぎた?」
そのレベルではなくドンドン水温が上がっていき、すぐ止めなければオーバーヒートになってしまいます。
長年連れ添ったスパイダー、昨年エンジンのオーバーホールをしたばかり。
高速道路の路肩に停めるか、5キロ先のSAまで強引に走るか迷って、炎天下の路肩に停車しました。
見るとクーラントが延々と漏れています。
積車に積み終えて、ヘッドライトカバーを覗くと、
「変なステッカーを貼られても頑張って走ったのに、気になるならドイツ女を探せばいいじゃない。」
って顔をしてるような気がしました。
うーん、旧いクルマって感情があるのでしょうか・・・。
Posted at 2020/08/05 10:27:37 | |
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アルファ | 日記