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タリパパのブログ一覧

2021年12月08日 イイね!

還暦からの趣味探し(その3)

還暦からの趣味探し(その3)尊敬するサーキットマイスターのみん友様から言われた言葉。
「タリパパさん、あなたの場合はカプチーノ、やめた方が良いのでは?」

一瞬思考が止まりました。その頃にはもう頭の中は手に入れた後のカスタムで一杯。
モンスタースポーツの100PSキットを組んで、インタークーラーにオイルクーラー、LSDに足回り、下品ともいえるGTウイングをバッチリ決めて、完成状態は既に出来上がっています。勿論内緒のミッションなので、長く長ーく予算がたまる順番に、本当に時間をかけてですが。
話は外れますが、本来私は後付けウイングが好きではありません。カウンタックもLP5000Sなどの設計段階から元々ついているものなら納得ですが、アニバーサリーについていることすら違和感があります。

(オクタン様画像拝借)

(ゲンロク様画像拝借)
しかしサーキットでは非常に有効であることを伺ってから、今回の車両には必要なものと、最初から想定していました。カプチーノのGTウイングは可愛カッコよくて絶対つけようと思っていたのです。ウイング表面はボディ同色で、裏面は黒かな。サイド部の外側はボディ同色で裏が黒、いや外も黒にした方が渋いかな・・・。

一瞬でそれらの思いが崩れていくのを感じました。

サーキット・マイスターは言葉を続けます。
「私も軽のレースに参戦したことがあります。戦闘力を上げた軽マシンは素晴らしく速いです。魔改造を施した軽カーは普通車を抜くことも可能でしょう。しかし一般的なチューニングレベルなら、ミニサーキットで3~5秒、大きなサーキット、例えば富士なら15~20秒くらいは差がつくと思います。筑波1000で普通車なら速い人で38秒台ですが、軽だと頂点の人で41秒台です。タリパパさんはサーキットにどう向き合うつもりですか?それによって軽でも素晴らしいサーキットライフが待っていると思いますが、今日一緒に走らせて頂いた姿を見る限りカプチーノはお勧めしません。」

その日一緒に2台のフェラーリと991カレラSで飛ばした楽しい記憶が蘇りました。私なりに仰ったことを自分で咀嚼して解釈すると・・。

⓵腕も技術も経験もないのに、大トルクのクルマに乗せられて、加速感やスピード感だけはかなりの領域を日常的に体験している身で、トルクの薄い素のままの軽の出力で満足できるのか?
②腕も技術も経験もないのに、上手い人でこれだけの差が付くスピード差の中、他車の邪魔にならないか?これだけのスピード差があると1週で何度も他車に抜かれることになる。その都度バックミラーで後方確認して配慮しなければならないのは、自分にとっても逆に苦痛ではないか?
③腕も技術も経験も更には資金もないのに、素の軽マシンで満足できず魔改造をしていくのなら、最初から普通車にした方が良いのでは?

といったことだと思います。サーキット・マスターは非常に紳士的で穏やかな方なので、凄くオブラートに包んで言ってくださいましたが、すべては私の腕と技術と経験と資金がない中でサーキットを走るためのアドバイスでした。

確かにゴルフでも未熟な人間が、スイートスポットの極小さいマッスルバックを使って難コースに向かうのは、非常に愚かな行為です。技術を積んだ方だからこそマッスルバックの打感を楽しみながらスコアメイクできるのです。オートマチックなクラブではスタイミーになった時、障害物をよけて目標を狙うことは出来ません。それを薄いマッスルバックのクラブで綺麗に球を曲げて、グリーンに落とす爽快感、それが軽マシンで戦う事なのかな、と理解しました。軽マシンの世界で腕を競うレベルに無い私が、速く操れなくてサーキットを嫌になってしまうことを気遣ってくださったのです。

良く理解しました。理解しましたが車選びはまた振り出しに戻ってしまいました。

そんな時、同じFRのスパイダーに乗るみん友様が面白い提案をしてくださいました。この方もサーキットを、私的にはシリーズ史上一番格好いいと思っているSr.2で走っていらっしゃる方で、オールドアルファのサーキットの模様をブログに載せていらっしゃいます。
「タリパパさんはスパイダーに乗っているのだから、同じスパイダーなら挙動も分かっているしトレーニングにもなるのでは?何よりストラダーレとサーキット・スペチアーレが2台ガレージに並んだら格好いいですよ?」と。

スパイダー2台?確かにそれは面白いかも。
サーキットで走るスパイダー、格好いいですよね?

(オートカー様画像拝借)

(レスポンス様画像拝借)
良いじゃないですか!!これは良い!急にまた妄想が膨らみ始めました。
それに色を同じにすれば家人を騙せるかも知れない。
コレならロールケージをつけても格好いい。

早速車両を探してみます。確かアルファスパイダーはずっと値上がりせず、旧車のMTなのに変だなと思っていました。友人には「私が乗っているから人気がないんだよ」なんて冗談を言うほど。
さて予算に収まる車両は・・・。えっ?信じられない。凄く高い!


中には完全にサーキット仕様になったスパイダーも。


恐る恐る価格を聞いてみると、予算の3倍以上!!!

そこで現在のMT車の価格事情を知ることになるのです。





Posted at 2021/12/08 11:56:24 | コメント(5) | トラックバック(0) | 日記
2021年12月07日 イイね!

還暦からの趣味探し(その2)

還暦からの趣味探し(その2)いきなり991の画像で「もしや?」と思われた方、残念でした。この様な超高級車は今回のクルマ選びでは出てきませんので、それを期待された方は閲覧されないほうが・・・。
さてこの991のオーナー様こそ、今回私にサーキット走行をしてみたいと思わせてくださった方です。筑波で真摯にタイムを削っているお姿に勝手に憧れていたところ、過日わざわざ拙宅まで訪ねてくださいました。

今までサーキットというのは、選ばれた精鋭の方しか立てない場所と思っていました。資金的にも技術的にもメカニカルな知識も恵まれた方の場所だと。
しかしこのみん友様とメッセージのやり取りをさせていただく中で、そして緩い走行会にお誘いいただく中で、自分なりの技量を高める目的のために走るところなのだから、目指すところが違えばこの年齢になっても、また資金がなくてもできないことはない、と気づかせてくださいました。

従って私は新庄BIGBOSSのように「タイムや順位なんか一切目指しません!」。

さて、それでは車選びの基準は何か。
⓵家人に秘密のミッションなので予算は限られている。格安中古車であること。
②手持ちのスポーツカーに運転技術がフィードバックできるようFRかMRのMT。
③サーキットの走行規約を順守する準備ができる車両であること。
この段階では知識がなさ過ぎて、この程度の選択基準しかありませんでした。
(後にサーキットに求めるものによって対象が変わることを知り悩む結果に)

普通に考えて普通車より軽自動車の方が安い筈です。近所に停まっているのを眺めていて、ホンダとダイハツに軽自動車のスポーツカーがあることは知っていましたが、駆動方式を確認してS660に絞ってみました。

(ホンダ公式HPより画像拝借)

近所の大手中古車販売店を訪れて見積もりを頂きました。
高っ!!
予算を明かすと、「S660は生産中止が発表されて、もう値下がりはしませんよ?(ふふん、お前が買える車じゃねーんだよ)」みたいな対応。
これは世間を知らな過ぎました。かなり昔、ビートが生産中止になって友人の中古車購入に付き合ったときは、時のビート、ずいぶん安い印象だったのに・・。
アルファを整備してもらっているショップに話すと、軽でレースならアルトワークスですよ?と勧められます。良いクルマで格好いいですが、順位やタイムではなく、手持ちのクルマに云々なので、FRかMRが良いのです。

仕方なく旧いクルマを探します。勿論良く知っているあの3台、ビート、カプチーノ、AZ-1です。
先ずAZ-1を探すと・・・ギョエー!!新車より高い!!何でしょうこれは。
これは手に負えないので外します。で、ビートと・・

(カーセンサー様画像拝借)
カプチーノ・・・

(価格ドットコム様画像拝借)

調べてみるとカプチーノの方がチューンUPでパワーが出る様子。更にみんカラでこんな素晴らしい画像を拝見し、心が躍ります。KAZUYA様のブログです。
(KAZUYA様、問題があったら削除します)
https://minkara.carview.co.jp/userid/274366/blog/45666018/
早速フォローさせていただき、ブログ更新を読む度に、心はカプチーノでサーキットを駆け抜けます。

そんな日々のなか、中部のある都市に価格も車体100万以下、程度も良さそうなカプチーノを見つけ、高速を飛ばして見に行ってきました。
そこはカプチーノ専門店で、売りクルマは3台ありました。そのうちの一台です。エンジンも綺麗・・・。

ダッシュボードも割れていません。

トップのフードロックも綺麗・・。

距離は6万ちょっと・・・。

ペダルを見ても走行相応にに見えます。


もうこれで良いんじゃない?これが欲しいなあ・・。その後いくつかのショップを見て回りましたが、これ以上の個体がありません。決めかけていたのですが。
そんなタイミングで冒頭のみん友様であるいつ様が訪ねてくださったのです。
もう頭がクルマ選びで一杯になっていたので、色々質問攻めにしてしまいました。そこでのお答えは・・・。
「タリパパさん、あなたの場合はカプチーノ、やめたほうが良いのでは?」という意外なものでした。

Posted at 2021/12/07 10:43:01 | コメント(8) | トラックバック(0) | 日記
2021年12月06日 イイね!

還暦からの趣味探し(その1)

還暦からの趣味探し(その1)あと数年で還暦を迎え、このまま趣味の一つもなく体力の衰えに身を任すのが不安になってきました。私の亡くなった祖父は、60歳から趣味で雑地を手に入れ農業を始めました。最初は可愛いモノでしたが、その面積は年々増え、農作業機械を入れ、小屋を建て、午前中は出勤して午後は畑を耕す、小屋で食事をして、農作物を流れる風を浴びながら酒を飲むという生活を愉しんでいました。同時に書道も始め、70歳になる頃には師範の資格を取得しました。
そんな祖父に影響されたのでしょうか、私も50歳からゴルフに取り組み、いずれ目標とするレベルになれるよう頑張っていますが、なかなか目標を達せず、最近は苦痛で仕方ありません。一つ上手くなると、昨日まで出来ていたことができなくなる。これは趣味なのか?修行なのか?と自問自答する日々。

そんな時にあるみん友様から「サーキットを一緒に走りませんか?」というお誘いを受けました。子供のころF1に熱狂した日々を思い出しました。アンドレッティやロイテマン、ラウダ、ビルヌーブ、ロズベルグ。当時映像を見ることはなかなかできないF1を過去の記録や雑誌で追いかける変な子供でした。中村良夫著のグランプリは愛読書でした。そしてもう一つ、当時のF1は死ぬことが当たり前のように身近にあり、生き残ることは大切な要素だという思いもありました。ポイント稼ぎの走りでチャンプになってさっさと身を引いたシェクターは、様々な意見もあるでしょうが、それはそれでありだと思います。


折角生き残ったのに、現状が危惧されるシューマッハは、最も好きなドライバーだけに残念です。

さて、もう年齢的に限界タイムを競うレースは無理としても、先ず命を大切にする範囲でサーキットを走る、自分なりのテクニックの向上を目指すのは60歳からの趣味として良いんじゃないか?真剣にタイムを削ってらっしゃる方々の邪魔にならないようなマナーを身に着けよう。そう考えました。

そこで問題は走行車両です。まずこれは無理でしょう。

30歳のご老体の上にイタリア車の工芸品。これがサーキットを走れるなら、もっとプライベーターが当時レースをしていたはずです。噂によるとサーキットでコーナーを曲がるとガラスが割れるとか・・・。信じてはいませんが、後輩のF355チャレンジのCピラーに深く入ったクラックを見ると、あながち嘘でもないかなと思います。何しろ一度直したのに、サーキット走行をしたらまた割れたそうですから、私のクルマなどひとたまりも無いかもしれません。

次はこれです。

オールド・アルファはレースをされる方も多く、スパイダーも格好いい姿がネットで散見されます。しかしサーキットの走行要綱を確認すると、ここに6点式のロールケージを付けなくてはいけません。
新車から30年連れ添ったこのボディにロールケージ。激しく悩みましたが息子の身体に入れ墨を入れるような気持ちになってしまい断念。

如何したものかと、考えてたどり着いたのは・・・。
「そうだ!サーキット専用車両を手に入れてしまおう!」
そこから新しいベース車探しが始まったのです。前提は手持ちのクルマに挙動がフィードバックできるFRかMRのマニュアル車。
しかしこんな事、バイク免許取得すら反対する家人が許すはずはありません。手持ちのクルマでサーキットに行くことすら許さないでしょう。
隠れて購入する以上、軍資金は限られています。私の小さなポケットに入っている小銭をそれに当てるのですが、それでも将来の趣味への夢が膨らんできます。
どうなることでしょう。

※これを書いている現時点で、ある車両を契約しました。一部理由があって車種を明かした方がいらっしゃいますが、ブログネタとして2~3回続けますので内緒にしてください。申し訳ありません。




Posted at 2021/12/06 10:47:04 | コメント(7) | トラックバック(0) | 日記

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何シテル?   10/23 15:29
タリパパです。よろしくお願いします。
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