
ペットショップに行くと、生体も売っています。
すぐに飼い主の見つかる子、中々見つからずにドンドン大きくなる子。
大きくなるにつれ、身体の大きさと反比例して価格は安くなります。
フードを買いに行った週末、売れ残りのトイプードルがいました。私は子供の頃から大型犬が好きで、逆に小型犬の扱いがよく分かりません。踏み潰しそうですし、躾しようした時の力加減が分かりません。従って軽くスルーしたのですが。
家人の目に止まってしまいました。3県の系列ショップをたらい回しにされた売れ残り。遂に人気のトイプードルなのに一桁の販売価格に。放っておけば間も無く繁殖場送りかも。もう家人の目はその子から離れません。
見るとプードルには珍しいストレートヘア。特徴的な巻き毛は影をひそめ、毛量も少ない事も相まって、とてもプードルには見えません。目も小さくてその点でも決して美人では無い顔立ち。売れ残るのも分かります。ショップの販売戦略である抱っこ作戦にかかったら、もう博愛主義者の家人のこと、購入することを一歩も引きません。先住大型犬とのバランスを話しても、納得してくれません。とうとう購入する事に。
我が家に家族が増えてしまいました。
シルバー色の犬は、生まれた当初は黒で、段々グレーに変わって行きます。
顔だけがシルバーになったその姿は、どう見てもコウモリかタヌキ。
彼女を見た先住犬は、ボケた顔で眺めます。
さて、ついては命名の儀があります。
家人が選んだので、命名は任せるとして。オブザーバーである私は炭団とかごま塩とか、コウモリとかポンポコとか、灰被り姫ならぬシンディとか、様々な案を揶揄いながら提供して顰蹙を買いましたが、先住犬に私が付けたランシュと言う名前が気に入っており、それに対抗するのだそう。
その夜訪れた寿司屋さんで頂いた白ワインを見て「コレにする!」と。

コントン・シャルルマーニュから取って、マーニュという名前に決まりました。
語感だけで選んだお酒なのに(私は白ワインは守備範囲外でして)、新しい家族の名前としては面白いのでは無いかな、と納得して帰りました。
新しい家族が増えた日。
Posted at 2024/08/26 15:04:44 | |
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