ギヤ比変更 でエンジンの吹け上がりが良くなって楽しくなってきたので,どんどん変えていきます(笑).
ギヤ比の検証の過程でフロントタイヤがどうやら純正の195/60R14(589mm)っぽい事が見えてきたので,
ホイールの時 と同様,今度は外径を変えずに幅だけを変えてみます.
実車再現仕様では215幅でしたが,これをゲーム上の最大幅である225にしてみました.
10mm拡大で重量が1kg増え,ちょっと多いかな?と一瞬思いましたが,よく考えたら左右2本分なので,タイヤ1本当たり0.5kg増と考えれば妥当ですかね.そして,ベンチマークの変化量は以下の通り(↓).
加速(0- 97km/h) ・・・ ±0.000秒
加速(0-161km/h) ・・・ +0.018秒
加速(0.4km) ・・・ ±0.000秒
最高速度 ・・・ ±0.0km/h
制動距離( 97-0km/h) ・・・ -0.1m
制動距離(161-0km/h) ・・・ -0.6m
横G( 97km/h) ・・・ +0.01
横G(193km/h) ・・・ +0.01
幅が増えると抵抗も増えるので加速が鈍るのは納得ですが,97km/h以下の領域では影響がなく,それより高い車速域でのみ鈍るのが面白いですね.一方,幅が増えてグリップも上がった事により制動距離が縮まり,横Gも上がるのは素直に納得出来ます.
これで走ってみたのが,こんな感じ(左:215幅 右:225幅).
VIDEO
ラップタイム ・・・ 1'02.724 (-0.867秒)
1~2セクター ・・・ 11.311 (-0.452秒)
逆バンクセクター ・・・ 6.023 (-0.234秒)
さすがに,こういうコースレイアウトなので(↓),
タイヤ幅は効きますね.0.8秒も縮まりました.FFなのでフロントタイヤへの依存度が高く,挙動としては若干オーバーステア気味になりましたが,リアが流れるのではなく,フロントが入っていく方向なので,コントロール性はそれほど悪化していません.最もタイヤのグリップを使う1~2コーナーのセクションだけで0.45秒削っていますから10mmの差はダテじゃない!って感じですかね.
このコースレイアウトだとタイヤの影響が大きい事が分かったので,今度は銘柄を変えてみます.
実車再現仕様ではハイグリップタイヤでしたが(↓),
これをSタイヤのソフトコンパウンドに変更してみます(↓).
ゲーム上,ハイグリップタイヤは「Y規格」となっていますが,これはロードインデックスの速度記号「Y(最高速度:300km/h)」の事ですかね? 一方,Sタイヤの方の「DOT規格」は「米国運輸省(Department Of Transportation)」の安全規格の意味でしょうか? 海外には「Sタイヤ」という概念がないはずなので,「米国運輸省認定のサーキット用タイヤ」という意味で「DOT規格」と言っているのかもしれません.
では,そのSタイヤのベンチマークを見てみます.
加速(0- 97km/h) ・・・ -0.017秒
加速(0-161km/h) ・・・ -0.018秒
加速(0.4km) ・・・ ±0.000秒
最高速度 ・・・ ±0.0km/h
制動距離( 97-0km/h) ・・・ -0.7m
制動距離(161-0km/h) ・・・ -2.4m
横G( 97km/h) ・・・ +0.04
横G(193km/h) ・・・ +0.04
加速・制動距離・横Gの全ての値が良くなりました.中でも制動距離と横Gの伸び代が凄く,さすがはSタイヤ!って感じですね.一方,「Sタイヤを履くと加速が鈍る」という話も聞くのですが,ここではそうなっていません.今回内圧はハイグリップラジアルと同じ値に設定したのですが,Sタイヤを履いた場合,多くの人が内圧は落とす傾向にあるので,もしかしたら加速が鈍る原因は内圧の方にあるのかもしれませんね.
では,これで走ってみます(左:ハイグリップラジアル 右:Sタイヤ)
VIDEO
ラップタイム ・・・ 1'01.690 (-1.034秒)
1~2セクター ・・・ 11.327 (+0.016秒)
逆バンクセクター ・・・ 5.890 (-0.133秒)
おっと! これは凄い.1秒短縮してしまいました.1~2コーナー間はほとんど変わらないのに,これで1秒稼いでいるという事はアクセルを踏んで曲げる領域で稼ぎ出している事なんでしょうね.実際,グリップ感が段違いであるので,比較動画を見ても分かるように,ステアリングの修正舵が大幅に減りました.この辺りのロスが減った分が1秒短縮に繋がっているのでしょうね.
以上,タイヤ幅とSタイヤの比較でした.
やっぱりタイヤのグリップに余力があると速いし,ドライビングもラクですし,純粋に楽しいですね♪ 全長2kmちょっとのコースでSタイヤ履いたら1秒変わるとなると,ミニサーキット(TC1000等)で0.5秒ハンデというのは妥当なのかもしれないなぁ~と思いました.
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Posted at
2023/12/23 00:32:26