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2024年04月23日 イイね!

プロから学ぶEF8の走らせ方

プロから学ぶEF8の走らせ方先日,日光でプロ(蘇武喜和さん)に乗って頂き,トータル4周分のタイムを計測して頂いたのですが(途中クーリングを1周挟んで計5周),その中で1周毎に確実にタイムを縮めていらっしゃいました.

この時の私には全く手の届かないタイムだったので「さすがプロ!」と驚嘆しつつ,「一体どうやって縮めたんだろう?」と気になり,走行終了後に公式リザルトを確認したところ,どうやらS1の中から見つけ出したようでした(9.875→9.360と0.5秒短縮).

何を,どうやったら,たったの4周で0.5秒も縮め代を見つけ出せるのか? 非常に興味があったので,走行終了後にプロから頂いたコメントをヒントにしつつ,車載とロガーデータを駆使して読み解いてみようと思います.


まずは,計4回のタイム計測の中の速かった後半2つを比較してみます(S1で両者の差は0.13秒).



並べて比較してみると,アチコチ操作タイミングが微妙に違う事が分かりますが,一番の大きな違いは6コーナーの出口の走らせ方でしょうか.



計測3(左)ではセオリー通り,7コーナーのクリップ目がけて走らせているのですが,計測4(右)では7コーナーのクリップは捨ててでも(外に膨らんででも)旋回速度を上げに行っている様子が窺えます.

これがタイム短縮に繋がっているのか?とロガーデータを見てみると(↓),



ボトムスピードを3km/h上げて,0.15秒のタイムを縮めていました.つまりは私のEF8の場合は,計測4の走らせ方(ボトムスピード重視)の方が正解という事のようですね.

ここでプロから頂いたコメントを思い出してみます.

 蘇武さん :6コーナーの進入で,フロントの荷重が大きくなっていく過程で,リアが動かない.
 蘇武さん :その結果,アンダーステアが出て,フロントを引き摺っちゃう感じになってる.
 蘇武さん :本当はクリップを舐めて距離を短くしたいのだけれど.
 蘇武さん :6コーナーはクリップの辺りが路面はフラットで,ちょっと外側に行くとバンクがついている.
 蘇武さん :そのクリップを外している方が意外とコーナリングスピードが速い.こっちの方がタイムが出そう.


なるほど.計測3で最短距離を試したが,フロントに荷重を掛けられず,リアも動かずイメージ通りに曲がらないから,計測4では敢えてクリップを外した走らせ方をしたという事ですね.

ふむふむ・・・と思いつつ,「バンクを使った方が速い」というのは一体どうやって分かったんだ? いきなり試したのか??と思い,車載を巻き戻してみたところ,



あっ! ちゃんと計測2で試して確認してる!! 僅か3周のトライの中でどっちが速いか試した上での選択だったのですね(さすがはプロ・・・).


ただ,そうすると,こっちのコメント(↓)も気になるなぁ~?と思い,

 蘇武さん :6コーナーのブレーキングであんまり行けない.
 蘇武さん :ちょっと手前からピッチングを気にしながら優しくブレーキを踏む必要がある.
 蘇武さん :フロントに荷重を乗っけ過ぎないようにする感じ.
 蘇武さん :ただ,そうするとオーバースピードになり易いのでそれも抑える必要があり,ここが勿体ない.


スピードを殺しつつ,フロントに荷重を乗っけ過ぎないようにどういう操作をしたんだ?と再び車載を見てみると,



あっ! 計測4(右)の方が舵角の量が多い!

そうか,操舵抵抗で速度を殺しつつフロント荷重を作り,ブレーキで細かく調整しているのか・・・.車載を見た時は,計測4の方がスキール音が大きかったので,ロスも大きそうだなぁ~なんて思って見ていたのですが,音が出るのには出るなりの意味があった,という事なんですね.う~む,勉強になりました.

(・_・) …ン?

とすると,この手前の細かな操作の違いにも,全部意味があるってコトか!?
そう思って逆算を始めてみると,色々見えてきました.


最初は6コーナーの進入(青:計測3 赤:計測4).



計測3(青)に比べ,計測4(赤)は外側に膨らんでいるのが分かります.これは,この後6コーナーの出口で膨らむ(大回りする)ラインを取るつもりであるため,進入速度を抑える必要がなく,逆にこちらも5コーナーのクリップを捨ててボトムスピードを稼いでいるのだと思われます.実際,これで4~6コーナー間の旋回速度は全域2km/h上がっており,それで0.06秒タイムを縮めています.


5コーナーのクリップを捨てるなら,当然4コーナーの入り方も違うんだろうなぁ~と思い,更に巻き戻してみると,



3→4コーナーでステアリングを切り返すタイミングが全然違う!

計測3(左)では5コーナーのクリップを狙うため,4コーナーは若干回り込む必要があり,ワンテンポ切返すのが遅いようなのですが(恐らくクルマの向きが変わるのを待ってる),計測4(右)ではそんな待ちがなく,素早く切り込んでおり,当然これだと進入角度が苦しくなると思うのですが,その先でラインが膨らんでも構わないので,こういう操作をしているという事なんでしょうね.

となると,計測4(右)で4コーナーの縁石を通過する際,瞬間的にステアリングをニュートラル位置に戻している(↓)のにも意味があるのだろうか・・・?



私程度の知識だとこの操作の意図を読み解けないのですが,縁石に当てる際の衝撃を弱めるためか? あるいは縁石通過後に着地した際のトラクションを稼ぐためか? ここにも何かプロのテクニックがありそうですね.


さて,6コーナー基点なのでこれで終わりかな?と思ったら,まだまだありました(汗).
4コーナーに対して浅い角度で進入するという事は,3コーナーに対しても同様に浅い角度で良いという事で,



計測4(赤)の方が計測3(青)よりもIN側にポジションで3コーナーに進入しています.そして,3コーナーに向かってこのポジションで良いという事は,早く2コーナーのクリップについて良い事になり,1~2コーナー間は計測4(赤)の方が小回りとなっています(↓).



そして,この小回りを実現しているのが,1コーナーの進入を"ちょっと抑えて入る"という一工夫(↓).



これで0.02秒稼ぎ出しているのですが,いやはや,ホント逆算・逆算で組み立てられてますね・・・.


しかし,まだまだ逆算は終わらず,単に1コーナーの進入を抑えただけではタイムを失ってしまうので,そもそもの1コーナーの進入速度を上げる工夫をされています.それが計測ラップに入る前のアタックライン(↓).



計測3(左)に比べて計測4(右)の方が車体がコース左側に寄っており,コース幅をいっぱいに使って11コーナーへアプローチしているのが分かります.これがこのコメントに繋がっているのでしょうね(↓).

 蘇武さん :このクルマの場合だとVTEC落ちするじゃないですか? それも勿体ない.
 蘇武さん :本来最短距離で走りたいところで,VTEC落ちを回避するために速度を稼がないといけない.
 蘇武さん :最終コーナーとか,速度を落とさないように走った方がタイムが出る気がする.
 蘇武さん :例えば,最終コーナーのアタックラインは目茶苦茶有効だと思う.
 蘇武さん :12コーナーの縁石を降りた辺りで入っているVTECが,縁石の上で入るようになる.
 蘇武さん :そうすると,ストレートが伸びると思う.


油温アラームが鳴った訳でもないのに,どうしてクーリングラップを挟んだのか不思議だったのですが,このアタックラインを使うためだったようですね.いやはや,6コーナーのライン取りを決めてから,ここまで逆算して組み立てるのか! それも僅か4周の間に・・・やっぱりプロは凄い!!


以上,プロから学ぶEF8の走らせ方でした.

「コース攻略は逆算して行え!」と言いますが,ここまで逆算・逆算で組み立てているとは思いもしませんでした.走行終了後の落ち着いた状態で,ロガーデータを見ながらじっくり時間を掛けて考えれば私でも何とか同じ答えに辿り着くかもしれませんが,走行中に,しかもたった3回のトライでこれらの情報を集めて,頭の中で組み立てて,最後の1周できっちり纏めるなんて,とても真似出来ません・・・.違いを感じ取るセンサ,良し悪しを見極める判断力,そしてそれを最終的に纏め上げる技術,プロの技量の高さをまざまざと感した今回の読み解きでした.

やっぱり機を逃さず,今回,蘇武さんに日光で乗って頂けて本当に良かったです.
重ね重ね有難う御座いました! <(_ _)>
Posted at 2024/04/23 22:32:38 | コメント(0) | トラックバック(0) | プロの感想 | 日記
2024年04月18日 イイね!

プロの感想 ~蘇武喜和プロの場合 その③~

プロの感想 ~蘇武喜和プロの場合 その③~ 筑波サーキットのサーキットアドバイザーでお馴染み蘇武喜和さんが,日光の! しかもグリップの! 走行会に来られるとの事で,日光サーキットへ行って来ました.

当初,4/18ピンポイントで仕事の予定を入れられて日程変更も上手く行かず,先日復活したEF8の先輩も「今回の日光は見送る」と来られず,おまけに今週から気温が急上昇してタイムが出る気配もない・・・と,行く気を削ぐ材料ばかり揃っていたので,当初,今回のエントリーを見送ろうかと思っていました.

ところが,たまたま見たXでこんなポスト(↓)を見つけてしまい,



これは行かねばー!ε=(((((ノ`・Д・)ノ‬

とショップへ駆け込み,同乗走行(という名の単独走行)を申し込もうとしたのですが,



ん? どこかで見た名前のZC32Sがいるような??と思いつつも,
「受付終了!」の文字が・・・. _| ̄|○ ガクッ

ぐぬぬぬ.しかし,この千載一遇のチャンスを逃がす訳には行かない!と食い下がり,「自分の走行枠を1つ捨てても良いから,その枠で乗ってもらう事は出来ないか?」と主催に交渉してみたところ,なんとかOKを引き出す事に成功.無事「同乗走行(という名の単独走行)」の権利を獲得出来ました!

*。٩(ˊᗜˋ*)و*。 ヤッター!


そして,当日.朝のドライバーズミーティングでは蘇武さん流の日光攻略法を解説頂き,



中でも1~3コーナー,10~12コーナーの複合コーナーのボトムはココ(↓)という話が大変興味深かったです.





私もボトムをその位置にしたいのですが,私の技量では無理なので同乗走行(という名の単独走行)で是非ともそれを見せて頂きたいと思っていました.


そこから時が流れ,同乗走行が私の順番となり,挨拶を交わした蘇武さんから開口一番.



「単独ですよね・・・?」

と何とも言えない表情で言われましたが,「はい.お願いします!」と即答で返させて頂きました(笑).


・・・という事で,貴重な蘇武さんの日光グリップ走行です(↓).



最初この車載を見て出た感想は「ウルトラスムースなドライビング!」

過去何人かのプロに,日光で私のEF8に乗って頂いた事はあるのですが,皆さん,タイムを削り取るモードに入ると,クルマを振り回してカウンターステアを当てまくり,まさに「腕で捻じ伏せて走らせている!」といった感じの映像になるのですが,蘇武さんのドライビングは非常にスムースで,「えっ!? ゆっくり流してるの??」と思いたくなるくらいのショッキングな映像でした.
(当たり前ですが,ゆっくりなはずがなく,この時点の私のタイムより0.5秒も速いです・・・)

1~3コーナーと10~12コーナーのボトムの位置も蘇武さんがミーティングで仰っていた通りでしたし,この映像から学べる事はたっぷりありそうなので,後日自分の走りとガッツリ比較してみようと思います.


さて,映像・データの分析は後程として,ここでは走行後に頂いたコメントを纏めておきます.



蘇武さん :これフロントの減衰はどうなっていますか?
私     :MAX(最も固い)ですね.
蘇武さん :MAX! フロントの減衰はちょっと足りなくなっちゃってますね.
蘇武さん :リアの方はどれくらいなんですか?
私     :リアもMAX(最も固い)です.
蘇武さん :そっちも! リアの減衰を抜いてみたらどうなりますか?
私     :向きは変わり易くはなるとは思いますけど・・・??



蘇武さん :6コーナーの進入で,フロントの荷重が大きくなっていく過程で,リアが動かない.
蘇武さん :その結果,アンダーステアが出て,フロントを引き摺っちゃう感じになってる.
蘇武さん :本当はクリップを舐めて距離を短くしたいのだけれど.
蘇武さん :6コーナーはクリップの辺りが路面はフラットで,ちょっと外側に行くとバンクがついている.
蘇武さん :そのクリップを外している方が意外とコーナリングスピードが速い.こっちの方がタイムが出そう.
蘇武さん :フロントの減衰がこれ以上締まらないのであれば,リアを抜いて動くようにしたい.
蘇武さん :そうすればノーズが入って行く気がする.
私     :確かにいつもだとそこでリアが出るんですが,今日は出ないんですよね・・・.

私     :11コーナーとかフロントが逃げて,デフがダダダ!と鳴らないですか?
蘇武さん :そこは少し抑えて入っているので,鳴らないですね.
蘇武さん :そこより6コーナーの方が出てました.フロントに荷重を載せるとドドド!と逃げる感じ.
蘇武さん :6コーナーのブレーキングであんまり行けない.
蘇武さん :ちょっと手前からピッチングを気にしながら優しくブレーキを踏む必要がある.
蘇武さん :フロントに荷重を乗っけ過ぎないようにする感じ.
蘇武さん :ただ,そうするとオーバースピードになり易いのでそれも抑える必要があり,ここが勿体ない.



蘇武さん :このクルマの場合だとVTEC落ちするじゃないですか? それも勿体ない.
蘇武さん :本来最短距離で走りたいところで,VTEC落ちを回避するために速度を稼がないといけない.
蘇武さん :最終コーナーとか,速度を落とさないように走った方がタイムが出る気がする.
蘇武さん :例えば,最終コーナーのアタックラインは目茶苦茶有効だと思う.
蘇武さん :12コーナーの縁石を降りた辺りで入っているVTECが,縁石の上で入るようになる.
蘇武さん :そうすると,ストレートが伸びると思う.
私     :なるほど!



私     :今日はバランスが取れ切っちゃっていて,何をどうすれば良いんだろう?と困ってたんですよ.
蘇武さん :でも,その安定性が高速コーナーの飛び込み易さに繋がっている.
蘇武さん :高速コーナー(8~9コーナー)は抜群に良い.
蘇武さん :アクセルパーシャルで入れるし,1個目のクリップから速度が高い.
蘇武さん :ああいうのは,このクルマ以外ない.
蘇武さん :リア荷重で曲がっていくコーナーが凄く得意なクルマです.

蘇武さん :反対に,フロント荷重には弱みがある.
蘇武さん :日光ってフロント荷重のコーナーが多いじゃないですか? 1~3コーナーとか.
蘇武さん :そういうところがタイムの肝になるので,もう少し限界を上げられると良い.
私     :やっぱりフロントのバネレートを上げないとダメですね・・・.
蘇武さん :そう思います.



蘇武さん :バネレートが上がって,ステアリングレスポンスも上がると,3~4コーナーが良くなる.
私     :はい.今そこはダルいと思います.
蘇武さん :ステアリングレスポンスが上がると,3コーナーを行けるようになる.
蘇武さん :4コーナーへのアプローチが楽になると,3コーナーを攻めれる.
蘇武さん :そうすると6コーナーまでのタイムが伸びる.
蘇武さん :ただ,今度は6コーナーで速度が上がった時に受け止めるキャパがない.
蘇武さん :なので,バネレートを上げてキャパを上げると,こちらも良くなる.
蘇武さん :そうすると取り分が大きいので,タイムがドーン!と上がると思います.


以上,プロの感想でした.

ドライビングの方は車載見て勉強するとして,クルマの方はやはりレートアップですね.レートアップ! レートアップが全てを解決する!!(笑) 「日光は全部のコーナーが繋がっている」なんて聞きますが,今回お話頂いた3~6コーナー間のタイムの繋がり方は改めて気づかされました.良いお話が聞けて本当に有難かったです.

また,私のEF8はCR-Xらしからぬ特性(高速コーナーが得意で,低速コーナーが苦手)だと前々から思ってはいたのですが,高速コーナーの方はなかなか稀有な存在である事が今回の蘇武さんのコメントから判明したので,今後はこの良さを残しつつ低速コーナーの改善に取り組んでいきたいと思います.
(「よくこんなスッポ抜けないクルマに作ってあるなぁ~」というコメントが割と嬉しかったです♪)

蘇武さん,今回も貴重なアドバイス有難う御座いました!
近日中にバネレートは上げたいと思いますので,機会がありましたらまた宜しくお願いします.<(_ _)>
Posted at 2024/04/18 22:37:04 | コメント(0) | トラックバック(0) | プロの感想 | 日記
2023年06月26日 イイね!

プロとの比較でドライビングの癖を炙り出す

プロとの比較でドライビングの癖を炙り出す先日の走行会でプロ(蘇武喜和さん)に乗って頂き,クルマ側の課題は掴めたので,お次はドライビングの課題探し.

昨年,蘇武さんの走りを一度見ているので,どこら辺に違いが出そうか?は何となく掴めていたつもりなのですが,それでも改めて見比べてみると,こうも違いがあるのか!と気づかされて大変興味深いです.今回は自身でも気づいていない癖が色々あるのでは?という観点で比較してみたいと思います.

まず,比較するデータのコンディションですが,以下のような感じです.

  蘇武さん走行時 ・・・ 気圧:1010.3hPa  気温:27.4℃  湿度:54%
  オーナー走行時 ・・・ 気圧:1010.1hPa  気温:27.2℃  湿度:59%

ほぼほぼイコールコンディションと言えそうですかね? 今回は周回数も少ないので燃料残量・タイヤの摩耗量も差が小さく,タイムが出るタイミングもコースインから4周目前後とほぼほぼ同じなので,路面温度40℃オーバーの条件といえど,タイヤのタレ具合も同じくらいかな?と思っています.


お次は,車載の比較.



大枠の操作タイミングはそんなに違わないのに,やってる事・狙ってる事がちょっとずつ違うのが面白いですね.


では,ロガーデータを踏まえつつ細かく見ていきます(緑:蘇武さん 青:私).

ホームストレート



私(青)の方は最終コーナー手前でアタックラインを使っているので,スタートライン通過時点(左側の赤丸)では3km/hほど蘇武さん(緑)より車速が高いのですが,最高速に到達する1コーナー手前(右側の赤丸)では,逆に蘇武さん(緑)の方が1km/h車速が上回っています.つまり,「蘇武さん(緑)の方が車速の伸びが良い!」という事なのですが,「ただストレートをアクセル全開で駆け抜けるだけなのに何で逆転されたの??」と思い,車載をよーく見てみたところ,違いがありました.

ピットからのコース合流部を過ぎた地点,車速にして115km/h前後くらいの時に,蘇武さん(上)は僅かに右にステアリングをクィッ!と切っていました(↓).



TC1000はこの辺りでストレートの角度が変わるので(↓),蘇武さんはそれに合わせて,クルマの角度を修正しているんだと思われます.



対して,私の方はこういった操作はせず,最終コーナーを立ち上がった時の角度のまま合流部へ進み,そこから抵抗にならないように,ちょっとずつちょっとずつ角度調整をしているつもりなのですが,左下のフリクションサークルを見ると,蘇武さん(上)に比べて私(下)の方がボールが左に動く量が多いようです(↓).



ちょっとずつちょっとずつ寄せると,タイヤのグリップを横に使っている時間が長くなってしまい,それによって加速が鈍ってしまうようですね.たったこれだけの操作の違いなのですが,ストレート1本で見ると明確に車速の伸びが変わるようです・・・.orz

例え舵を入れている時間が長くなったとしても,絶対的な操作量が小さい方が抵抗が少ないだろうと思い,今までこういう操作をしてきたのですが,抵抗に対して重要なのは「量」よりも「時間」という事のようですね・・・.早くも自身の癖を1つ見つけ出す事が出来ました.蘇武さん,有難う御座います!


1コーナー



ここは,蘇武さん(緑)と私(青)でアプローチの仕方が全く異なります.私(青)は強く・短く止めて,アクセルを踏んでいる時間を少しでも長くしようとするアプローチ.対して蘇武さん(緑)は,ステアリングを切ってからブレーキングを開始し,リアを滑らせながら可能な限り速度を維持しようとするアプローチ.これだけアプローチが違っても,1コーナーのクリップ付近の舵角は一緒になるのですが(↓),



通過速度は6km/hも違う! これによって0.1秒引き離されているので,まさに驚異のコーナリングですね.
ただ,惜しむらくは当日の路面コンディション.どうも1コーナーを抜けた先の路面のグリップが今一つで(↓),



手前で止めて余裕があるはずの私でも,クルマが横に流れてなかなか前に進まない印象があったのが残念でした.当日の路面のグリップがもう少しあれば,恐らく0.1秒なんかじゃ済まないくらい,蘇武さんに引き離された気がします・・・.

蘇武さん式の高い速度で進入するアプローチは,私も去年からトライを始めたのですが,今一つ結果に繋がらず,結果が出ないので途中で諦めてしまいました.今年はドライバーのスキルを鍛え直して,再びチャレンジしてみようと思います(一番の課題は,先日のスライドトレーニングでも明らかになったカウンターの当て方ですかね・・・).


ヘアピン



ココは,蘇武さんから頂いたコメントの通りです.高い速度で旋回しようとする蘇武さん(緑)に対し,曲がらないと諦めてボトムを落とす私(青)の構図ですね.フロントのキャンバー不足でクルマ側が蘇武さん(緑)の要求に応えていないはずなのですが,それでも旋回速度が4km/hも高いとは!

ちなみにざっくり計算してみたところ,2速で4km/h車速が違うと,回転数にして400rpmくらいの差が生まれそうです.この差は,ちょうど立ち上がりでVTECに即座に入るか・ワンテンポ遅れるかのギリギリのところなので,やはりヘアピンを高い速度で旋回する事は,ヘアピンからの先の区間でタイムを稼ぐ意味でも重要なポイントとなりそうです.

ちなみに,車載を見ていて1つ気づいたのですが,蘇武さん(上)は進入のブレーキングで軽くカウンターを当てているんですよね(↓).



減速Gの絶対値で見ると,私(下)の方がブレーキングが強いようにも見えるのですが,私(下)はそこまでカウンターを当てていないんですよね・・・.カウンターを当てているという事は,それだけリアが浮いているという事で,蘇武さん(上)の方がより前傾姿勢が強いという事なんだと思うのですが,これが4km/hも旋回速度が高い理由なんでしょうね.

察するに,ブレーキング時の過渡操作(踏み方?)に何か秘密があるのだと思いますが,残念ながら手持ちのデータからそこまでを読み取る事は出来ないので,どうやったらこういう姿勢が作れるのか? 今後探っていきたいと思います.


インフィールド



ここも蘇武さん(緑)と私(青)とでアプローチが異なるのですが,1コーナーと似たような感じです.速度をなるべく維持して最短距離を駆け抜ける蘇武さん(緑)に対し,私(青)の方は進入の1個目(13R)のクリップを捨てて,少し大回りになっても良いから2個目(12R)でクルマの角度をなるべく浅くしようとするアプローチです.

ライン取りを見ると(↓の赤が蘇武さん 青が私),



蘇武さん(赤)は入口と出口で似た角度のV字コーナリングに近い感じ.対して私(青)はレ点コーナリングに近い感じですかね? そう思って車載を見返してみたところ,1つ気づきました.



インフィールド出口で,私(下)はコース幅を使い切れていないですね・・・.orz

蘇武さん(上)はバックストレッチの白線が車体中心よりも左側に来ており,コース幅を目一杯使っているのですが,私(下)の方は車体のほぼ中心に白線が来ているので,右側にコース幅が余っているのが分かります.つまり,この分だけ私はもっと手前から車速をのせられたはずで,アクセルをもっと手前で全開にするか,それが出来ないなら蘇武さんのように最短距離を行ってタイムロスを減らすべきでした・・・.

慣れで走っちゃってる証拠ですね.反省したいと思います.orz


最終複合



ココは惚れ惚れするくらい蘇武さん(緑)の波形がキレイですねぇ~.見事な定常円旋回って感じです.
車載で比較してみると,私の方はこの辺りで(↓),



微妙にステアリングを切り足して,ステアリング操作で帳尻を合わせている感があるのですが,蘇武さん(上)の方はずっと舵角一定のまま,ペダル側で合わせているような印象です.タイヤの限界を見切った,操作精度の高さが感じ取れる映像でした.


以上,プロとの比較で炙り出された私のドライビングの癖でした.

いやぁ~,相変わらず蘇武さんの車載は,速く走るためのヒントが各所に散りばめられた貴重な映像ですね.自分でも気づいてない癖が色々と炙り出せるのは,こういう素晴らしいお手本があってこそなので,本当に助かります.

こういったお手本があってこそ自身の「足りてない部分」に気づく事ができ,その気づきがないと何事も始まらないので,今後も気づきを増やせるよう自身のセンサーを磨きつつ,様々な考え方・アプローチの良い部分を取り込んで,「次の次元」に行けるように頑張りたいと思います.

蘇武さん,今回も有難う御座いました!
機会がありましたら,お会いした際にまたアドバイスを頂けると助かります.<(_ _)>
Posted at 2023/06/28 21:32:28 | コメント(0) | トラックバック(0) | プロの感想 | 日記
2023年06月24日 イイね!

プロの感想 ~蘇武喜和プロの場合 その②~

プロの感想 ~蘇武喜和プロの場合  その②~ちょうど1年前,筑波のサーキットアドバイザーでお馴染みの蘇武喜和さんにEF8に乗って頂き,その際,以下の3つ問題点を指摘頂きました.

  ①1~2コーナー間でVTECから外れる
  ②ターンイン初期で接地感が不足している
  ③リアが粘る(もっと尖らせた方が良い)


それから1年間EF8のセットアップを見直して対策を施し,先日の走行会で再び蘇武さんに乗って頂く機会が得られたので,今回はそこで頂いたコメントを纏めておこうと思います.

当日の走行条件としては,前回と同様に新品のA052を持込んだものの,当日の路面温度は朝一でも40℃オーバーと非常に高く,そのせいかコース上のタイヤカスも非常に多く,残念ながらクルマを評価する日としてはあまり向いてない条件でした・・・.

それではまず,蘇武さんの走りからご覧頂きましょう.




相変わらず見どころ満載の車載映像なのですが,まずはパッと見で私が気になった点をいくつか.

1コーナーの進入
蘇武さんは1コーナーをステアリング→ブレーキの順で操作して切り込んで行かれるのですが,前回はリアが滑り出した後,即座にリアタイヤのグリップが回復してしまい,即座に再び右へステアを切らないといけない状況だったのですが,今回はクリップの手前までカウンターを当てた状態(左にステアを切る状態)が続いていました(↓).



ようやく蘇武さんの要求にクルマが応えるようになったのかな?という感じです.


1~2コーナー間
音を聞く限りVTEC落ちは起きてないように思えますが,この辺り(↓)でいつもの加速感がないような・・・?



気温が高くてパワーダウンしてる? フロントタイヤのグリップがない?? なんでしょう???


ヘアピン
ターンインは特に違和感はなかったのですが,コーナーのミドルセクション(クリップ付近で大舵になる辺り↓)で,



心なしか蘇武さんは首を傾げている(何かしらの違和感を覚えている)ような印象を受けました.
ココは何かありそうですね・・・.


インフィールド
クルマの動き的には,可もなく不可もなくといった印象に見えますが,1個目の13Rの辺りで蘇武さんの視線は,もうインフィールドの出口(バックストレッチ)の方を見られてます(↓).



それだけ操作に余裕があるって事なので,もしかしてクルマが全体的に遅い!?


洗濯板
今回の蘇武さんの計測ラップは計3回で,上記の車載は最も速かった計測3の時なのですが,洗濯板を避けて走っていらっしゃいました(↓).



計測1・計測2では洗濯板に乗せて走られてたので変だなぁ~と思いましたが,そういえば計測2を外から見ていた時に,洗濯板で少し弾き飛ばされているような動きをしていたので(↓),



それを踏まえて修正されたのかもしれません.


次に,蘇武さんの走行終了後のコメントです.

蘇武さん :大分前より曲がるバランスになってきましたね.
蘇武さん :(前回は)終始アンダーっぽい挙動だったのが,大分消えたなぁ~と.
蘇武さん :(クルマの中で)「あっ,曲がる!」と独り言を言っちゃうくらいでした(笑).

後で車載を見返してみたら,確かにコースイン直後の1コーナー(↓)で仰ってました(笑).



感触を掴むために縁石に乗せてみた瞬間に仰られていたのですが,たったこれだけでクルマの挙動が分かるとは,さすがプロですね・・・.


蘇武さん :1~2コーナー間のVTEC落ちも何か対策されたのですか?
私     :はい.対策しました.
私     :ハイカムに切り替わる回転数を大分下げました.

私     :それ以外にも前回指摘頂いたトーを直して,リアの内圧も上げました.
私     :全体的にバランスを見直しました.
蘇武さん :今の状態で凄くバランスはイイ感じ.
蘇武さん :これに+αでちょっと足すとしたら,フロントのキャンバー.
蘇武さん :もうちょっと付けた方が良い感じ.
蘇武さん :高速コーナーでもそうなんですが,低速コーナーのボトム,最大舵角になる時,
蘇武さん :アクセルを入れる手前,ギュッ!と最大舵角を入れる時にフロントがズルッ!と逃げる.
蘇武さん :そこでもう少し踏ん張りが欲しい.

蘇武さん :これって今日のコンディションだから出ている事もあるのですが,多分冬でも出ると思う.
私     :そうですね.
蘇武さん :リアのグリップが下がってる分,そこのフロントのグリップも下がっちゃっているんじゃないかな?と.
蘇武さん :なので,もうちょっとフロントのキャンバーを付けてあげて.
蘇武さん :冬場でオーバー傾向が強くなったら,逆にアンダー傾向に振ってあげる.
蘇武さん :そういう方向にしてあげた方がバランスが取れてくるんじゃないかな?と思いました.

蘇武さん :ターンインのトコの動きは凄くイイ.
蘇武さん :リアも適度に動いてくれるし,イイ感じ!って思うんだけど,その後が続かない.
蘇武さん :折角進入でいいヨーが発生しても,戻っちゃう感じですね.
蘇武さん :そこがちょっと勿体ないなぁ~と.


車載で見た印象の通り,やはりヘアピンで違和感があったようですね.
こちらも後で車載を見返してみましたが,ヘアピンで大舵を入れた後(↓),



タイヤからスキール音が鳴って,「ああっ・・・惜しい!」と蘇武さんの口から言葉が漏れてました.

私     :僕だと,そこはボトムを落として帳尻を合わせているのですが・・・.
蘇武さん :はい,はい.
蘇武さん :やっぱりこの時期でもタイムを~って思うと,そこは高い速度を維持したい.
蘇武さん :パワーバンドも上の方だから,出来るだけそこを外さずに走りたい!って思うと,
蘇武さん :回転数を上げるためには,旋回速度を上げるしかない.
蘇武さん :そうすると,キャンバーかな?って気がします.

私     :トーはどうですか?
蘇武さん :全然悪くないと思います.
蘇武さん :強いて言えば,リアが浮いて(その後)着地した時にフロントがアンダー傾向になる.
蘇武さん :それがちょっと気になりました.
蘇武さん :3輪状態になってリアが弱い時はリアがシューっと曲がるんだけど,
蘇武さん :着地した後はリアが勝っちゃう感じなんで.キャンバーが付けば対策出来るかな?と.
蘇武さん :キャンバーが付けば,(リアが)浮いてる時間も長くなるし・・・.




蘇武さん :今の状態では,凄くバランスが取れてる.
私     :バランスが取れているんで,伸び代がないんですよねぇ・・・.
蘇武さん :(私以外も含めて)ファミ走の人達のクルマは凄い仕上がってる.
蘇武さん :仕上がっているので,次の次元に行くためにはどうすれば良いか?かと.

蘇武さん :走行直前に言っていたタイムと大体同じくらいじゃないですか?
私     :そうですね.
蘇武さん :タイムが想定出来る範囲内,逆に言うと想定出来る範囲内までしか行かないという事は,
蘇武さん :そっから先はクルマの限界が引かれちゃっていて,頭を打っているという事かと.
私     :そうですねぇ・・・.
蘇武さん :ドライバーのスキルを上げる事も大事だけど,クルマの限界を上げる事で,
蘇武さん :ドライバーのスキルもより活かせてくるので.




私     :多分,今の仕様ならどこのコース持って行っても怖くないかなぁ~と.
蘇武さん :そうそう,怖くないと思う.
蘇武さん :これで耐久レースやって!と言われたら全然いける.
蘇武さん :尖らせる方向は,リアの限界を下げて尖らせるのではなくて,
蘇武さん :フロントの限界を上げて尖らせる方向にしたい.
私     :分かりました.有難う御座います!


以上,プロの感想でした.

一応,去年指摘頂いた箇所は全部直せたようで一安心しました.その上で更にフロントの限界を上げるにはどうしたら良いか? リアの限界を下げる策はいくつか用意していたのですが,そっちの方向性は考えていなかったので,またここから色々アイデアを捻り出していこうと思います.

ちなみに,今回蘇武さんから頂いたコメントで一番ハッ!と気づかされたのが「パワーバンドを外さないために,旋回速度を上げるべき」という部分.これまでは「コーナーで曲がらないならボトム落とすしかないじゃん~」と思っていて,それがヘアピン立ち上がりのVTEC落ちに繋がり,安直な対策として「VTECの切替えポイントの引き下げ」をやっていたのですが,「回転数を上げてコーナリング出来る方法を編み出す」という考え方には至りませんでした・・・.また新たな気づきが得られたので,これを上手く取り込んでいこうと思います.

蘇武さん,今回も貴重なアドバイス有難う御座いました!

これ以上は望むのは難しい領域に入ってきましたが,何とかアイデアを捻り出して改善策を見出し,タイムに繋げていきたいと思います.また機会がありましたら宜しくお願いします.<(_ _)>
Posted at 2023/06/26 20:18:33 | コメント(0) | トラックバック(0) | プロの感想 | 日記
2023年04月19日 イイね!

プロはどこから0.2秒を拾って来たか?

プロはどこから0.2秒を拾って来たか?私⇔プロ間の比較で0.2秒差がどこでついたのか?は分かったのですが,どうにもS3で生じた0.17秒差の原因が分からないので,見方を変えて,プロが41.1秒→40.9秒に上げるのにどこで・何を変えたのか?を探ってみたいと思います(これで日光ネタは最後です).

比較するのはプロの5周目(41.199)と9周目(40.914).

 41.199 ・・・ S1:9.366 S2:18.288 S3:13.545
 40.914 ・・・ S1:9.256 S2:18.185 S3:13.473

概ね各セクターから0.1秒を見つけ出してきてますね.41.1秒を出した後,その後2周はタイムダウンしているので,この間で何かを掴んで次のLAPで纏めたんでしょうね.さすがです!


今回は動画を中心に見てみます.まずはS1から.



違いが出ているのは2コーナーのアプローチ.41.1秒(左)の方はインに巻き込み過ぎたのか? カウンターを当てています(↓).



このロスを削って0.1秒を拾って来たようですね.カウンターを当てているという事は「そっちの方が良く曲がっている」とも言える訳ですが,曲がり過ぎを抑えるのに,どういう風にドライビングを変えたのか?をロガーデータから探ってみると(青:41.1秒 赤:40.9秒),



1コーナーの進入で少しだけ突っ込みを抑えて(1つ目の緑丸),その分1~2コーナー間のブレーキは緩めて(2つ目の緑丸),帳尻を合わせつつ前傾姿勢も起きにくいようにコントロールして,カウンターを当てなくて済むようにしているみたいですね.これがプロならでは引き出し(技量)といった感じでしょうか.


続けてS2.



6コーナーでカウンターを当てる動作は両者変わらないのですが,当てるタイミングが違いますね.40.9秒(右)の方が早く当てて(↓),



戻し→再度切込みのタイミングも40.9秒(右)の方が早いです(↓).



つまり,「リアが流れるポイントがより手前に来るように修正する」事で,6コーナーへより早く切込めるようにし,ヨーを逃がさず,旋回する力に変えているという事なんだと思います.ただ,ロガーデータを見るとブレーキングを開始したポイントは全く変わらないので,これで一体どうやってリアの流れるポイントを手前に持ってきたんだ?と思い,フリクションサークルを見てみると(↓),



41.1秒(青)のボールはほぼ真っ直ぐ上に向かっているのに対し,40.9秒(赤)のボールは若干左斜めに向かっているのが分かります.つまり,横Gが弱い状態でブレーキングを開始するのではなく,更にステアリングを切った or アクセルを踏んだ,より大きな横Gが生じている状態でブレーキングを開始する事で,リアが流れるポイントを手前に持ってきたようです.

これがプロが言う「ステアリングを入れていくタイミングとか,ブレーキを入れていくタイミングとか」なんでしょうね.なるほど,なるほど・・・.


最後にS3.



ここは40.9秒(右)の方の10コーナーのカウンター量の少なさが目につきますね(↓).



このロスを生じさせないために,敢えて10コーナーのブレーキングで突っ込む量を抑えたようです.その結果,車体挙動の乱れが少なく→修正舵の量も少なく→ロスも少ない,という図式のようです.この辺りの「突っ込むべきところ」「引くべきところ」の見極めがプロならではといったところでしょうか.

たった7周(7回)のトライで,これら全てをタイムが速い方にアジャストし切るんですから,やっぱり

プロって凄ぇー! (゚ロ゚*) (゚ロ゚*)

・・・ってなりますね.


以上,プロはどこから0.2秒を拾って来たか?でした.

私はどちらかというと「抑え過ぎ」な性格なので,「突っ込むべきところ」は走ってて割と気づくのですが,「引くべきところ」は自分で気づかないんですよね.S3の遅れもその辺りにヒントがある気がするので,この辺りが判断出来るように鍛錬を積みたいと思います.
Posted at 2023/04/20 00:04:31 | コメント(0) | トラックバック(0) | プロの感想 | 日記

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「ReSpec 性能レポートの熟読 その② http://cvw.jp/b/1684331/48621262/
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