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OX3832のブログ一覧

2020年11月30日 イイね!

高速コーナーはそう難しくない

高速コーナーはそう難しくない先日,6年半振りにGTウイングレスで走って,見事にヒヨったタイムしか出せなかった訳ですが,「いつも高速コーナーは速いのにどうした?」と心配されました・・・.

「いや,高速コーナーが速いのはクルマが軽いからでしょ?」
「ドライバーの腕じゃないよ~」と返すと,

「いやいや,日光の高速コーナー(8~9コーナー)のボトム100km/h近くで駆け抜けるのは,40秒切る人でもそういないよ」「"8~9コーナーだけ"で比較すれば結構速いんじゃないの?」なんて言われました.

またまた~,そんな事言われたら調べたくなっちゃうじゃないですか(笑)


・・ってコトで今回は,手持ちのGPSロガーデータを使って,高速コーナーのタイムを調べてみる事にします.

通常,日光の高速セクションだとセクター2(S2)のタイムになる訳ですが,「S2だと6コーナーからの立ち上がり加速で差が出るので,不正確」と言われたため,以下(↓)の独自セクターで区切ってみました.



目印としては,8コーナー入口の舗装の境目から(↓),



10コーナー入口の舗装の境目までです(↓).




まずは基準タイムとして,私の自己ベスト時を.

 タイム   ・・・ 9.937sec
 距離    ・・・ 314.1m
 最高速度 ・・・ 134.0km/h
 最低速度 ・・・  98.8km/h
 平均速度 ・・・ 112.8km/h

ふむ.結構頑張ったつもりですがボトムは100km/hどころか,98km/h台ですね・・・.


次いで,オレさまFD2(RE-71R装着時).

 タイム   ・・・ 9.635sec
 距離    ・・・ 307.7m
 最高速度 ・・・ 135.1km/h
 最低速度 ・・・  96.1km/h
 平均速度 ・・・ 114.6km/h

やっぱり速えぇですな.ボトムは私より2.7km/h低いですが,タイムは0.3秒速いです.


ついでなので,オレさまFD2(ZⅢ装着時).

 タイム   ・・・ 9.822sec
 距離    ・・・ 312.6m
 最高速度 ・・・ 136.9km/h
 最低速度 ・・・  97.9km/h
 平均速度 ・・・ 114.6km/h

RE-71Rは4月,ZⅢは12月と気温差があるので,ZⅢの方が最高速度で上回るのは納得なのですが,ボトムが1.8km/hもZⅢの方が高いのは意外ですね.距離は5m伸びているのに平均速度は変わらない点からすると,横だけにタイヤのグリップを使うのであれば,ZⅢ>71Rなのかな??


今度は同じFD2でドライバー違い.日光を走り慣れていないオレさまFD2の弟子

 タイム   ・・・ 10.529sec
 距離    ・・・ 316.0m
 最高速度 ・・・ 134.0km/h
 最低速度 ・・・  92.7km/h
 平均速度 ・・・ 106.9km/h

全てにおいて師匠を下回っちゃってますね・・・.やっぱり,高速コーナーで腕の差は出るのか??


だったら,同様に走り慣れていないという意味で,EF8の先輩

 タイム   ・・・ 9.851sec
 距離    ・・・ 309.6m
 最高速度 ・・・ 134.5km/h
 最低速度 ・・・  94.6km/h
 平均速度 ・・・ 112.9km/h

ボトムは私より4.2km/h低いですが,タイムは0.08秒速いです.僅かな差ながら確実に腕は私より上って感じですね.


じゃあ,その先輩のEF8にプロドライバーが乗った場合.

 タイム   ・・・ 9.732sec
 距離    ・・・ 314.4m
 最高速度 ・・・ 138.4km/h
 最低速度 ・・・  97.0km/h
 平均速度 ・・・ 114.1km/h

先輩よりボトムは3.4km/h高く,タイムも0.1秒速いです.さすがはプロ!


最後に,そのプロに私のEF8へ乗ってもらった場合

 タイム   ・・・ 10.030sec
 距離    ・・・ 310.7m
 最高速度 ・・・ 133.1km/h
 最低速度 ・・・  96.4km/h
 平均速度 ・・・ 111.6km/h

私よりボトムが2.4km/h低く,タイムとしては0.1秒落ち.う~ん・・・このレベルの高速コーナーであれば,プロと互角と言っても良いのか??


以上を纏めると,まぁ,確かに私の高速コーナーのボトムは群を抜いて高いようですね.ただ,それがタイムに繋がっているか?というと懐疑的で,ボトムを上げるために旋回半径が大きくなり,距離的に損をしているようです.今回調べた中で最速のオレさまFD2(RE-71R装着時)と比べると,6m以上(実に1車身半)も大回りしていますし,闇雲にボトムスピードを追いかけるのではなく,距離にも注意してバランスを取らないとダメって事なのでしょう.

つまり,「頑張っているけど,別に速くない」という事のようです(苦笑).


・・・という事で最後にエライ人のお言葉.
(VettelNews:【ベッテルの強さの秘密】その2より)









Posted at 2020/11/30 21:07:27 | コメント(1) | トラックバック(0) | 日光サーキット | 日記
2020年11月08日 イイね!

気合と努力と根性と

気合と努力と根性とさて,それでは本編です(追走劇編はコチラ).

果たしてテクニカルコースの日光で,ナロートレッド化した前後バランスは通用するのか?というお話です.過去の経験則から言えば,TC1000でちょうど良いバランスは日光ではオーバーステア,日光でちょうど良いバランスはTC1000でアンダーステアという気がしているので少々不安でしたが,結局のところはやってみなけりゃ分かんない!という事で走ってみました.

まず,当日のコンディションですが,残念ながら気圧が992hPaとかなり低め.一日曇り空という予報でしたが,途中から日射しが出てきて少し汗ばむ陽気.11ヵ月前に比べたらエンジンパワー的には,かなり厳しい条件となりました.

「こりゃ,自己ベストは難しいかなぁ~?」と思いつつ,同じクラスをに速そうなフィット軍団(GD3)がいるので,彼らのタイムを目標にして走る事にしました.




それでは,1本目.

久方振りの日光なので,まずは様子見.同じ枠の出走は10台とそこそこ多いので,周囲のペースを確認.1台突出して速い人(おだてのまつさん)がいますが,それ以外は概ね41~42秒台といった感じ.きちんとスペースを見つけてアタックすれば,引っ掛かる事は少なそうです.

FD2を追っかけつつ,肩慣らしが終わったところで1LAPを纏めに行った結果 41.765 で6番手のタイムでした.トップはまつさんのDC5,2番手にカワイさん,3番手にKoheiさん,4番手に復帰戦のMさんとFD2勢が並び,私の1個上にやはりGD3が来ていました.私の方の感触はというと・・・,

「無茶苦茶難しい!」

やはりナロートレッド化によってリアのスタビリティが下がっているので,全体的にオーバーステア傾向.それもオーバーになるのはターンインの時のみで,逆にターンアウト(立ち上がり)の時はアンダー.一番難しいのが6コーナーで,ブレーキングするとイン側にノーズが切り込んで行き,そこでブレーキをリリースすると今度は荷重が抜けてアウト側に膨らんでいく・・・.オーバーとアンダーのちょうど良いバランス点をブレーキの踏力で探りましたが,絶対的な制動力が高過ぎるせいでコントロール出来る幅が非常に狭い! その狭い領域に何とか当て嵌めようと暴れるクルマをねじ伏せるので,ステアリング操作が忙しくて仕方ありません.結局,この日は1日中,ステアリングと格闘する羽目になりました・・・.


続けて,2本目.

「参ったなぁ~」と思いつつ,クルマのセットを何か変えようかと思いましたが,ナロートレッド化を試すために来ているので,セットは何も変えず,まずはドライバーの 努力 で何とかしてみる事にします.

8コーナーの進入がなかなか決まらなかったり(ここも予想より早くイン側にクルマが寄る),10コーナーのブレーキングでロックして冷や汗かいたり,と色々ありましたが,丁寧に1LAPを纏める事に専念して出したタイムは・・・,



41.517.今日のコンディションでは,これ以上のタイムは出る気がしませんでした.順位表を見ると,相変わらず,まつさんが40.1秒でズバ抜けてトップ.そこから1秒遅れてカワイさんのFD2,その後ろは僅か0.5秒の間に7台というせめぎ合いでした(私はDC2とGD3のもう1台に抜かれて8位).


午前最後の3本目.

このままだとジリ貧なので,「少しオーバードライブになってもいいから,ねじ伏せて走るか!」と,気合 を入れ直します.

ところが,こんな事(↓)が起きたり,



あんな事(↓)が起きたり,



と気合が空回りして,危険がアブない・・・.

どちらも前方の車両を視界の隅に捉えてはいるのですが,接近する角度・タイミングが悪くて,相対速度の判断が遅れ,「えっ!? スローダウン??」→「この速度で突っ込むのはヤバイ!」→フルブレーキング→タイヤがロック→リアが流れる→カウンター当てる→「お願い! 戻ってぇ~!!」と心の中で叫びながら立て直してました.
(このカメラだと距離があるように見えますが,実際はもっと近いです)

まぁ,「前方に車両が居る事に気づいた時点で諦めて引けよ・・・」という話なのですが,ちゃんと後ろを見てくれている人達なので,つい「上手く避けてくれるかも?」と淡い期待をしてアクセルを緩めませんでした.間違った方向に気合を入れてしまった点は反省します・・・.

さて,そんな状態でしたが,持てる技術を全て使って叩き出したタイムは,



2本目の1/1000秒落ち(41.518).6コーナーでカウンターを当てながら旋回したり,高速の8~9コーナーをボトム100km/hで旋回したりしたのですが,タイムは全く変わりませんでした・・・.


「丁寧に走ろうが,気合を入れて走ろうが,1/1000秒しか変わらないのであれば,今日はココが限界だな・・・」と思いつつ,お昼休みの間に,昨年のベストラップと比較してみると(緑:昨年 青:今回),



苦戦している6コーナーのボトムスピード(2つ目の赤丸)が,今年(青)は5km/h近く遅いのが目立つくらいで,あとは大差なし.1コーナーの進入(1つ目の赤丸)とバックストレートエンド(3つ目の赤丸)で若干,昨年(緑)の方が最高速が高いですが,これは気象条件の差からくるエンジンパワーの差でしょう.6コーナー含めて,これらの差は僅か0.05秒単位程度ですし,やはり出来る事はやり切っているようです.

「よ~し,今日は終わり.片付けでもするかぁ~」

と思って,お昼のお弁当を片付けてクルマに戻ると,空が曇ってきて,急に肌寒くなります.コースを見れば清掃が入っていて,コンディション的には良化方向.

「アレッ? もしかしてコンディションが良くなってきちゃった??」
「もう1回だけチャレンジしてみる!?」

と,私と同様に片付けモードに入りかけていた,まつさんと顔を見合わせます.


これで最後の4本目.

気合努力 を使って限界が見えたので,残るは 根性 のみ(笑).

最終枠は,1.5秒以上も速い,まつさんの後ろにつけて引っ張ってもらう事にしました.



引っ張ってぇー!



引っぱ~



ひ・・・


なんだか秒でDC5が点になったような気もしますが(苦笑),必死についていった結果,41.354 をマークし,何とか自己ベストを更新する事が出来ました!

さすがに,これ以上は本当にもう無理!という事で,残り2本は走らずに終了.残念ながらフィット軍団には手が届きませんでしたが,まぁ,気合と努力と根性の全てを使ってやれる事はやり切ったので,今回はこれで良しとします.


最後に,勝手にチャンピオンシップ2020の途中経過.



最終戦のTC2000を残すのみとなりましたが,ドライバーズランキングは開催された6戦中4戦でポイントを挙げたkiyoseさんが68Pでトップ.2位は今回の日光で一番時計だった,43Pのおだてのまつさん.その差は25Pなので,最終戦でまつさんが1位,kiyoseさんが11位以下(ノーポイント)だった場合のみ逆転.反対にkiyoseさんは10位以内に入り,1点でも取ればチャンピオンとなります(何も景品は出ませんけど・・・笑).

EF8の先輩と私は30Pで並び,最終戦の結果次第.ここ2戦欠場中でポイントが伸びないオレさまFD2の弟子Tさんに手が届くか?という状況です(6位以上が条件).


なお,車種別ランキングの方は,ご覧の通り.



こちらは毎回安定した台数が出走しているFD2が圧勝.最終戦でDC5が大量エントリー&上位独占しない限り逆転は厳しそう.あとはほぼ孤軍奮闘といった状態ですが,今回のGD3のように2台上位に来ると順位の変動は起こり得そうです.

最終戦は来月.皆さん,仕事が忙しかったり,参戦資金が枯渇したりで出走する事すら大変そうですが,どんな面子が集まるのか楽しみです.
Posted at 2020/11/09 01:22:30 | コメント(2) | トラックバック(0) | 日光サーキット | 日記
2020年11月07日 イイね!

日光追走劇(2020年版)

日光追走劇(2020年版)前後バランスを変えるためにナロートレッド化を思いつき,ガーニーフラップが外れるおまけ付きで国際コースでチェックしても問題なく,ホームコースで試してみれば筑波の主に0.008秒差と,順調に結果が出てきたので,最後の総仕上げに日光サーキットへ行って来ました.

事前の読みでは,日光だとややピーキーな動きになるのではないか?と思っており,ここは失敗すると痛い目に遭うコースなので,ちょっと気後れしていた部分もあったのですが,走ってみない事には確認も出来ないので,挑んでみました.


日光はかつてのホームコースなので,コースの勘所は身体が覚えているとはいえ,そこは11ヵ月振りの走行.序盤は感覚を取り戻すべく,色んなクルマを追いかけて,ひたすら走りまくりました.

・・・という事で,今回はその追いかけ走行中の車載を紹介します.

ちなみに,この動画は他人を盗み撮りするために狙って後ろを走ったのではなく,全長1kmのショートコースに10台という混雑状態でアタックしなければなかったため,スペースを見つけるには,速いクルマの後ろにつくしかなかった・・・というだけの単なる偶然の産物です(笑).


まずは,FD2(白).



ようやく修理が終わって久方振りの復帰戦.しかもコースイン直後という事もあって,やや様子見のペースだったようです.私の方も感覚を取り戻す事を優先しているので,高速の8~9コーナーはやや温めです.


続けて,別のFD2(銀).



日光の走行会ではよくお見掛けするシルバーのFD2.さすがの速さですね.なお,私の方はこの辺りから11コーナーで起こるテールスライドに手を焼いています・・・.


そして,珍しいGD3.



今回は3台のGD3がエントリーされていました.こちらはその中の1台.どうやらターボ仕様のようですね.私の方は6コーナーのリズムが掴めず,悪戦苦闘の真っ最中です・・・.


こちらは,常連さんのDC2.



合わないタイヤの呪縛から解き放たれ,RE-71RSを投入して,いよいよ本領発揮か!?といったところですが,結果はどうだったのでしょう?(まだ総合のリザルトを見てない) なお,こちらは10コーナーのブレーキングでフルロック!! 一瞬ヒヤリとしましたが,何とかロックを解除出来たので事なきを得ました・・・.


こちらも,常連さんのスーパーチャージャー仕様のAP2.



さすがトルクがモリモリのようで,スタート~バックストレートまでの間を3速固定で走れるそうです.1~6コーナーの忙しい区間をシフトチェンジしなくて良いのは羨ましいですね.私の方は,この辺りまで来るとようやく1周を上手く纏められるようになってきたのですが,そこからAP2に追いつこうと熱くなると(2周目)とっ散らかっているのがよく分かりますね・・・.


最後,どこかで見た事がある気がする黒いDC5.



恐らく今回の一番時計.11ヵ月前のタイムと比較するとやや苦戦したようですが,それでも一応の結果を出す辺りはさすがです! 最終ヒートでは,引っ張って頂き有難う御座いました.<(_ _)>


以上,追っかけ動画でした.

いつものTC1000の車載に比べると,ステアリング操作が忙しいのがよく分かると思います.おかげで両腕が現在筋肉痛でキーボードを打つのも辛い(苦笑).ナロートレッド化のフィーリングに関しては,また別の機会に.

当日,お会いした皆様,お疲れ様でした.
Posted at 2020/11/08 07:03:27 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日光サーキット | 日記
2019年12月29日 イイね!

荷重変動の抑制

荷重変動の抑制年内の走行は終了し,年明けのファミ走までもうやれる事がないので,過去の車載を見返しながら反省会をやっています.

この際,やっぱり参考になるのはプロの走らせ方.GPSロガーと車載である程度は比較・分析が出来るのですが,時折,理解不能な動きをしている時があり,「これがプロの技か・・・」と感心するのですが,感心するだけで終わると今後に繫がらないので,何とかそれを解き明かそうと,あ~でもない,こ~でもないと理屈を持ち出して考え込んでます.

今回は,その理解不能な動きを,Link ECUのスロットル・ブレーキのデータから解析してみたいと思います.題材に選んだのは日光サーキット.LAP+で比較するとこんな感じ(↓)の時のデータです(緑:プロ 青:私).




1~2コーナー



図は上から,車速,回転数,スロットル開度,ブレーキのON/OFF.赤線がプロ,黒線が私です.1コーナーの進入時,私(黒)は進入と同時にスロットルを全閉してブレーキングするのに対し,プロはスロットルをいきなり全閉するのではなく,少しずつゆっくりと閉じているのが分かります.その瞬間の車載を見ると(↓),



まだストレートで,音だけ聞いているとスロットルは全開のようにしか思えないです.以前,車載だけ見て判断していた時は,ストレートなのにステアリングを一瞬スパッと切るので,これは「パキ切りの動作だろう・・・」とは思っていました.

「パキ切り」というのは,コーナー進入前にフロントタイヤを一瞬で潰す技だと理解していたので,フロントタイヤに荷重をかけるためにスロットルは全閉なのかな・・・?と思っていたのですが,プロ(赤)は,ほんの少しだけスロットルを戻した状態でやるんですね.このくらいの戻し量では,クルマはステアリング操作に対して全く反応しないでしょうから(≒アンダー状態),敢えてそういう状態にして,「パキ切り」の操作に対してクルマが反応しないようにしているのでしょうか?

一方,ブレーキング開始後は,早めに3→2速に落して回転を維持する私(黒)に対し,3速のまま徐々に車速を落とすプロ(赤).この際,プロ(赤)は2コーナーまでアクセルを1度も踏んでないのだろう・・・(ブレーキ踏力だけでコントロールしているのだろう)と思っていたのですが,実際は一瞬だけアクセルを踏み足しているようです.これは恐らくロール量過多から来るオーバーステアを打ち消すためで,一瞬アクセルを踏んでリアを接地させているか,またはLSDを効かせて,車体を安定させているのでしょう.

こういった微妙な荷重コントロールを随所に入れる事で,自分が欲しい姿勢を作りつつ,同時に安定した前後バランスを得るという,高度な技が繰り出されているようです(さすがプロ!).


2~7コーナー



プロ(赤)は2コーナーで一気に一気に車速を落ちていますが,このポイントの車載を確認してみると(↓),



フットブレーキに加えて,ステアリングブレーキも併用しているようです.そうする事で,ちょうど2コーナーのエイペックスで最もスピードが落ちるように調整しているようです.

そして,そこからプロ(赤)は一気にスロットルを開けていく・・・と思いきや,実は4コーナーの進入に向けて一旦全開にしたスロットルを少しずつ戻しています! 恐らく,これによって縁石に弾かれるのを防ぎつつ,続く5コーナーでアンダーを誘発しないようにしているのではないでしょうか? 確かにこうすれば,タイヤのグリップには余力が残るので,こんな舵角(↓)がついていても,



全く失速せず,アクセルを全開でクリア出来るはずです.

ちなみに,私(黒)の方は4コーナーをスロットル全開でクリアし(↓),続く5コーナーではタイヤと相談しながらスロットルを戻す形となっています.



1つ先のコーナーを見越して,手前のコーナーでは頑張らず,次のコーナーを全開でクリア出来るような操作をするプロ(赤)に対し,手前のコーナーを全開で抜け,そこから先でタイヤがギブアップしたら,スロットルを戻してタイヤと相談しながらコントロールする私(黒).そのどちらが良いのか?と言えば,当然,プロ(赤)の方でしょう(車速の伸びを見れば一目瞭然).日光は元ホームコースなので,コース攻略は完璧と思いきや,まだまだ初心者の走らせ方・組み立て方だったという事ですね.反省です・・・.


8~10コーナー



ここは8コーナー入口のスロットルワークに注目.私(黒)は相変わらず,スパッとスロットルを閉じているのに対し,プロ(赤)はゆっくりジワジワとスロットルを閉じています.これによって車速の変化も緩やかです(=荷重変動が少ない).そして,8コーナー出口では私(黒)がアクセルを踏み足したり,戻したりといった操作をしているのに対し,プロ(赤)は1度踏んだら,そのまま踏み続けています.

この「行っては戻し~」のデータを見て,クラゴン部屋の稽古を思い出しました.あの時も「アクセルを踏んで→戻してが癖になってる.それを一定に出来ると,コーナリングで出来る事が増える」と指摘され,土壇場で1発で限界に合わせるアクセルワークをモノにしましたが,あの技はこういうシーンで使う代物だったのですね・・・.半年前の鍛錬が全く活きていない,身についていない事に気づいて情けない気持ちになってきました(泣).

なお,次の9コーナーに関しては,プロ(赤)が時折スロットルを戻しているのに対し,私(黒)は全開状態を維持出来ています.この結果がバックストレートエンドでの車速差として出ており,これは私がEF8をちゃんと乗りこなせている証拠なので,ちょっと嬉しいですね.最も如何にプロと言えど,今回初めて乗った借り物のクルマですし,マージンを取るとは思いますが.


11~12コーナー



10コーナーでのブレーキングを早めに終わらせ,スロットルを開けながら11コーナーに進入する私(黒)と,10コーナーから大分長い間,ブレーキングを続けるプロ(赤).ここでも私の方が荷重変動が大きい走りとなっていますね・・・.

ちなみに,12コーナー立ち上がりでプロ(赤)のスロットル開度の開きが遅いのは,別にトラクションを気にしているとかではなく,単純に前走車に引っ掛かっただけです(↓).




以上,ペダルワークに着目した解析でした.

再三出てきている通り,プロに比べて私のスロットル操作はかなり粗いようですね.グリップの限界に対して,行ったり来たりする"探るドライビング(荷重変動の大きいドライビング)"となっているようで,プロのように1発で限界点に合わせ込むドライビングが出来ていなかったようです.折角,夏にトレーニングしたのに,それをすっかり忘れてしまっていた点は大いに反省しなければなりません・・・.また,タイヤのグリップの限界をどこに合わせ込むか?というライン取りとはまた違った意味のコース攻略に関しても意識が足りなかったようです.

これらの点を反省し,来年はこの問題点を改善した走りが出来るよう,引続き鍛錬を積んで行きたいと思います.

【プロ】


【私】
Posted at 2019/12/30 01:05:55 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日光サーキット | 日記
2019年04月23日 イイね!

B18C vs B16A その②

B18C vs B16A その②終盤のトラブルのおかげで,からくもEF8の先輩に勝てた第2戦でしたが,追いかけられている時の動画を見ると,やっぱりパワー差が大きいですね・・・.

排気量が違うので当たり前の話ではあるのですが,前回の比較から2年経っている事もあったので,今一度B18CとB16Aのパワー差を再確認してみたいと思います.

なお,両者ともクルマの仕様的には前回から大きな違いはなく,足回りのセッティングが少し煮詰められた程度です.

まずは,公式のタイム比較ですが,先輩の当日ベストが高速コーナーのアプローチで少し失敗してバックストレートが伸びていないように見えたので,今回はセカンドベストの方で比較させてもらいます.

 先輩 ・・・ 41.623 (S1:9.836 S2:18.329 S3:13.458)
 私   ・・・ 42.139 (S1:9.919 S2:18.457 S3:13.763)

当たり前と言えば,当たり前なのですが,全セクター満遍なく引き離されていますね.


続けて,先輩のラップの車載をご覧頂きましょう.




最後に,本題のLAP比較です(緑:先輩  青:私).



1~2コーナー(1つ目の赤丸)
1コーナー進入のはるか手前で105km/hを超えているんですから,追いかけられた時にブレーキングで急速に詰められるのは納得ですね・・・.先輩は大分手前から緩やかなブレーキングで進入しているので,もうちょっと突っ込めるような気もしますが,ちょうど私がブレーキングを開始する地点の車速は全く一緒なので,正しく限界を見極めているのかもしれません.

1コーナー通過後,2コーナーまでの減速のさせ方は非常にスムースで,シフトダウンのポイントも理想的.素直に「上手いなぁ~」と感じました.ちなみにスタートライン~2コーナーまでの間で既に0.3秒差がついています・・・(泣).


3~4コーナー(2つ目の赤丸)
3コーナーのアクセルONのポイントは先輩の方が早く,きれいにV字を描いているのですが,加速力が強大過ぎるのか? 4コーナーでアクセルを戻しています.グラフを見てもらうと分かりますが,この部分は私(青)も横滑りするばかりで前に進まないくらいタイヤを横方向に使う部分なので,B18Cのパワーでタイヤのグリップを縦方向に使ってしまうと,横のグリップが足りず,完全にすっ飛んでいってしますのでしょうね.

この「ちょっと抑える」せいで,先程開いた差は0.1秒まで詰まります(S1のタイム差と一緒).


6コーナー
6コーナーの進入速度,減速のポイント,立ち上がりのアクセルONのタイミングが,2台ともほぼ同じというのは興味深いですね.パワー以外はほぼ同じ性能である事を表しているのではないでしょうか.


8~9コーナー(3つ目の赤丸)
まぁ~ジリジリと引き離されること! 8コーナー進入時点での速度差は約6km/h.そりゃ,私の後ろについた先輩はアクセルを戻しますよねぇ~.これで0.15秒差に広がります.

ただ,その後の9コーナーに関しては,有り余るパワーを御するのが難しいのか,先輩の方(緑)は車速が上下に波打って手を焼いている様子が読み取れますね.


10コーナー(4つ目の赤丸)
そんな感じで9コーナー出口で手を焼いているのに,完全な真っ直ぐになればドカンと引き離されるという・・・.私(青)の方はブレーキングを我慢して車速を伸ばし続ける事で1km/h未満の差に抑えていますが,それでも差は0.25秒まで広がっています.


11コーナー(5つ目の赤丸)
ここも1コーナー同様,先輩のブレーキング&シフトダウンは非常にスムースで感嘆させられます.そして,またも面白い事に11コーナーのボトムスピードは先輩(緑)と私(青)で全く一緒.これは「低速コーナーの処理の腕前は先輩と互角になった!」と捉えれば良いのでしょうか?

ちなみに,先輩(緑)が10コーナーからスムースに11コーナーへ繋げているのに対し,私(青)は10~11コーナーの間もボトムを稼ごうと足掻いた結果,タイム差は0.1秒まで縮める事が出来ました.


ホームストレート(最後の赤丸)
ところが,折角頑張ってコーナーで詰めたのに,この11コーナーの立ち上がりからゴールラインまでの間で0.4秒も一気に引き離されます・・・.もしかしたら私(青)の方はハイカムから外れて失速している可能性もありますが,やっぱり絶望的な差ですね.これでトータル0.5秒差となりました.


以上,比較結果でした.

5コーナーや9コーナー等,「単純にパワーがありゃ良いってモンじゃない!」というのが日光だと思っていたのですが,11コーナー~ホームストレート~1コーナーの区間だけは,完全に「パワー!」なんですね・・・.

その一方で,今回6コーナーや11コーナー等の低速コーナーでは先輩のEF8と互角に戦えている事が確認出来たのは収穫でした.これならジムカーナのように直線が短くて,低速セクションがひたすら続くようなレイアウトのコースで挑めば,再び勝機が見えてくるかもしれません.


【おまけ】
セカンドラップの車載を探していたら,DC5(おだてのまつさん) vs EF8(先輩)の3LAP追走劇を見つけたので,ご参考まで.DC5の方はタイヤがほとんど残っていなかったとはいえ,あのK20Aについていけるんですから,やっぱり先輩のEF8は凄まじい加速力です.



Posted at 2019/04/24 23:08:18 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日光サーキット | 日記

プロフィール

「ReSpec 性能レポートの熟読 その② http://cvw.jp/b/1684331/48621262/
何シテル?   08/26 19:21
GPSロガーを使ってクルマとドライビングを改善しながら,B18C搭載のCR-XにB16AのCR-Xで挑んでいます. TC2000 1'07.4/TC1000 ...
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