
昨年同様,
TC2000の後はモーターランド三河へ.EF8の先輩は
夏に続いてのクラス2連勝を賭けた戦いとなりました.
今回の対戦相手は,夏も戦ったS15と,前回欠場のAE85改.それに途中からクラスアップしたドリフト仕様に見える(けどパワーがありそうな)S15の計3台.
S15の2台はターボハンデで+1.0秒,AE85改はSタイヤハンデで+0.8秒背負ってますので,生タイムで互角の速さをみせれば十分勝機があり,先輩もこの日のために用意した新品タイヤを投入して,気合十分で挑んでいました.
結果から先に言うとタイトルの通り,自己ベストの48.063をマークして見事優勝!

(写真を撮る人を撮るの図)
惜しくも47秒台には入りませんでしたのでクラスアップはお預けとなりましたが,それでも私との差は1.1秒にまで拡大.また越えられない壁を築かれてしまった気分です・・・.
さて,今回は事情により先輩の車載動画ないため,昨年から大幅アップを果たした要因をLAP+で紐解いてみます(青:昨年 緑:今年).
昨年のタイムは48.443ですので約0.4秒短縮した事になります.一見すると大きく差が出ているのは,高速の左コーナー(1つ目の赤丸)とログハウス手前の90°コーナー(2つ目の赤丸)なのですが,前者は0.05秒と僅かなゲインしか得られておらず,後者の方が0.25秒とそれなりのゲインが得られています.
ただ,この90°コーナーを踏み抜いた結果が最も大きく影響を及ぼしているのは,実は1ヘア(3つ目の赤丸)の部分で,瞬間的にはここで最大0.5秒のゲインを得ています.では,なぜこんなにタイムを縮められたか?というと・・・,
青が昨年,赤が今年なのですが,ライン取りが大幅に変わっているためです.先輩は今まで1ヘアの進入を割とタイトにアプローチして,テールスライドを誘発する事で短時間で向きを変え,そのままパワーを掛けながら立ち上がるスタイルだったのですが,このライン取りだとフロントタイヤが逃げた瞬間にアンダーとなり,続く2ヘアのアプローチが苦しくなっていました.
しかし,今回は90°コーナーでアクセルを踏み抜いたおかげで自然と1ヘアのアウト側に位置取り,加えてボトムスピードも高いのでブレーキングポイントも奥になって,1ヘアを外から回り込む(クリップを奥に取る)ような形となりました.この形だと1ヘアの立ち上がりはインベタ気味となるため,続く2ヘアのアプローチにも余裕が出て,全体的にアクセルを早く開けられるようになり,これが大きなゲインを生み出している事が分かります.
このライン取りは私も意識して行っているので,先輩の結果からも「このラインで間違っていない!」という確信が得られたのは,私にとっても大きな収穫でした.これ以上は高速コーナーで頑張ってもゲインがあまり得られず,むしろ90°コーナーで踏み抜ける姿勢/セッティングにした方が効果的である事は,今後の方向性を見出す上で有意義な情報となりました.
さて,先輩の表彰式後は下山して,麓にあるペッパー君のお店で祝勝会(反省会?).
2連勝で気分を良くした先輩にお寿司を奢ってもらいつつ,1時間以上も談義してしまいました(笑).
先輩,今回は優勝おめでとうございました! 私も近いうちに再びMLMへ向かい,先輩との差を0.7秒以内に縮めてみせますので,それまでクラスアップせずに待ってて下さいね!
Posted at 2018/11/22 23:38:59 | |
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EF8の先輩 | 日記