
気温の数値上はまだ寒そうに思えますが,冬着で体を動かすと少し汗ばむくらいになってきたので,'25-'26のタイムアタックシーズンとしては終わりですね.ここからは来シーズンに向けて,ヒトとクルマの課題出しと対策に明け暮れる日々が再び始まりそうです.
次のアップデートとしては,エンジンのオーバーホールを考えているので,その作業で休眠する前に車体側の課題部位特定と対策案を練るべく,2/末~3/上にかけて4連戦する事にしました.今回はその始まりとなるTC2000です.
TC2000は
昨年11月に自己ベストを更新し,ある程度やり切った感があるので,プロに乗って頂いて目標タイムを再設定して頂こうと思っていたのですが,
残念ながらこの日は雨・・・.泣く泣く目標の再設定を諦めました.
TC1000ならウェット路面を使ってリアを流す練習とか出来ますが,車速の高いTC2000でそれをやる気は起きず,今回はEF8の先輩もいないので同一コンディション下で張り合う相手もいない.そうなると何を目標に走れば良いんだろう?と考えながら筑波サーキットに向かったのですが,「そもそもTC2000でウェットを走るのって,いつぶりだっけ?」と過去のブログを読み返してみると,どうやら
2016年6月以来の約10年振り.
その時は,レーシングドライバーの井尻薫さんに同乗走行して頂き,ウェット時のライン取りを教えて頂いたのでした(↓).
この時の私のタイムは1分15秒台だったので,今回はこれを目標タイムにしてみようと思います.
さて,いつもの通り走行開始前にドライバーズミーティングがある訳なのですが,偶然にも今回のゲストドライバーは井尻さん.
動画で予習してきたウェット時の攻略法と注意点を再確認する事が出来ました(有難う御座います!).
これで頭の準備はOK.続いて身体の準備.
1月のTC1000でテストした「シートの隙間にクッションを押し込んで,腰骨で身体を支える」を試してみます.私は左コーナーで身体を支える事が苦手で,よくシフトミスをするので(TC2000だと第1ヘアピンの立ち上がりの2→3速へのアップシフトでミスる),今回投入してみたのですがなかなか良かったです.
あ,そうそう.準備と言えば,
先日ようやく完成した「ヒールプレート」ですが(↓),
やっぱり2mm嵩上げされたせいで,
微妙なペダルコントロールがやりづらく(↓),
雨で靴が濡れてアルミ板は滑り易いのと,いきなり車速の高いTC2000で試すのは躊躇するのと,何より今回はプロに乗って頂かないのでボロ隠しをする必要もない・・・という事で,取り外して走る事にしました.
(工場長,スミマセン・・・<(_ _)>)
という事で,1本目(9:00~).
事前の天気予報でウェットが確定していた走行会だったので,キャンセルが相次ぎ,コース上はたったの6台.自由気ままに好き勝手に走れます.雨でリスクが高い事を踏まえればこれは助かりますね.
シーズンが終わったとはいえ気温は10℃ですし.これだけ雨量が多いとタイヤの温まり具合が読めないので,最後尾についてゆっくりとペースを上げていきます.23秒・・・21秒・・・19秒・・・18秒と徐々にペースを上げていきましたが,想定よりも雨量が多く,80Rは8割くらいのアクセル開度でもリアが滑るような感じ.「こりゃ,調子のってるとやらかすなー」と思いつつ,絶対的なペースが遅いのでクーリングを気にせずにずっと走れるため,つい楽しくなってきちゃいました(苦笑).前走車を次々とパスしていき(↓),
挙句の果てには,同乗走行中の井尻さんのインまでさしちゃいました(ゴメンナサイ・・・).
ちなみに,この井尻さん同乗走行中のFL5に追いつく前のラップがこの日のベストラップ(1'16.357)となりました(↓).
ベストラップ,つまりは目標としていた15秒台には入らなかった訳なのですが,一応,この後も更にタイムを削るべくトライはしてみました.ただ,ちょうど雨量が増えたタイミングだったらしく(1.0mm→1.5mmへ),この次の周のダンロップで(↓),
リアが流れてスピン! !(꒪ꇴ꒪〣)
前のラップでは行けたので(この日のベストが出るくらいでしたし),このラップも同じ感じで入っていったのですが,進入でリアのスライドが止まらず,
「あ~,コレ止まんないわ」
↓
「しゃあない,回して止めるか」
↓
「ヤベッ! このままだとコース上に後ろ向きで止まる・・・」
↓
「後ろにさっきパスした井尻さんがいるんじゃなかったっけ!?」
↓
「ヤバイィィィィーーー!!」
・・・と大急ぎで退避しました(汗).走行終了後,井尻さんに声掛けられて「スピン見てました」と言われてしまい(ああ,恥ずかしい・・・),スタンドから観ていた走行会のスタッフからも「スピン見てました」と重ねて言わる始末(ホント,恥ずかしい・・・).ご迷惑をお掛けしてスミマセンでした.<(_ _)>
ただ,偶然の産物ですが井尻さんの後ろにつく事が出来たので,折角の機会だし,ウェットラインを学ばせて頂こう~と立て直した後,即座に追い掛けて再びダンロップ(↓).
さっきはターンインでリアが流れたので,今度は抑え気味に入ってリアが喰いついている事を確認してからアクセルを開けのですが,そしたらなんと,
ドアンダー! (゚Д゚il!)
左側の2輪がアウト側の縁石を跨いでしまったので,
「ヤバイ! このラインだとリアが芝生の上に出る!?」
↓
「リアが芝生に出た瞬間,イン巻きするぞ(冷や汗)」
↓
「ダメだ.ステアリングを切れない!」
↓
「お願い,持ちこたえてー」
↓
「何とか耐えた!」
↓
「ヤバイ,クルマの向き変わってないから今度は80Rを曲がれないー!!」
↓
「ここでブレーキ踏んだらスピンして,リアからズドンだ・・・」
↓
「お願い,何とか持ちこたえてぇぇぇ」
・・・といった感じで,外から動画を見ると何も起きてないように見えるかもしれませんが,中の人にとっては慌ただしくて,スピンした時よりも全く余裕がありませんでした(泣).さすがにこれだけ冷や汗をかくと,心が折れるので,この次の周でピットに戻りました.
本日最後の2本目(10:00~).
インターバルの間に雨脚が強くなり,コース上はフルウェット→ヘビーウェットに悪化.「こりゃ,1本目よりタイム出ないな」「怖い思いもしたし,2本目は走るの止めても良いなー」とも思ったのですが,隣のでびっとさんが「これだけ台数少ないし,ドライブだと思って走るよ」と仰られるので,「それもそうですね」と随伴.
コースインの待機をしていたら,どうやら1本目のオイタで苦情があったらしく,スタッフから「目立つようにライトONして下さい!」と怒られました(スミマセン・・・).
その後,コースに入ってみると,かなりのヘビーウェット.走行会後に井尻さん曰く「レースだったら赤旗中断レベル」というくらいの酷い状況で,こんな感じでした(↓).
1本目よりヤル気がない事もありますが,どこもかしこもアクセルを開けられないので各セクターで0.6秒くらい遅くなり,どう考えてもタイムを出すのは無理.窓の曇りも酷くて,IN側の縁石が見えないし(↓),
「大体,こんなモン・・・?」
という感じで走ってました.いやぁ~,それにしてもTC2000のウェットがこんなに大変だとは思いませんでした.滑り易いくらいだったら何とかなるんですが,ダンロップ下と(↓),
第2ヘアピンの入口に(↓),
おっきな"川"が出来ていて,コントロールするのが本当に大変でした.前者はステアリングを真っ直ぐにしていても,ヨーが残っているのか? ズルッと滑って80Rに備えて身構えているところを驚かせてくるし,後者はちょうどブレーキングを開始するポイントなので,フロントタイヤがロックして真っ直ぐ行こうとするし(上の車載でもロックしてます),ホント,おっかねぇ.
これまた走行後に井尻さんから教えて頂いたのですが,ダンロップ下はアーチ部分が傘になっているため,瞬間的にグリップが回復し,その感覚で80Rに進入しようとすると川でズルッと滑るので,余計肝を冷やすんだそうです.ダンロップ下は昨年再舗装したのに,それでもこんなになるんだ~と驚きました.
("川"というより"池"といった感じの大きさでビックリしました・・・)
あと,井尻さんがこれまた興味深い事を仰っていたのですが,「最終コーナーはウェットの時だけ出現するギャップがある」のだそうで,今回走っていて確かにそう思いました.
ポコン! ポコン!と車体が定期的に上下に揺すられるので(それでフロントタイヤが横に滑る),「ナンダコレ・・・?」と思いながら走ってました.ドライで走った時には感じた事がない揺れなので「本当だ,ふしぎ~」と思いながら周回していたのですが,後から考えてみると,もしかしたらアレはグリッドのラインだったのか?(↓)
最終コーナーの立ち上がり側にしか出ず,定期的に繰り返されるので,なんとなくそうかなー?と思いました.
・・・とそんな感じで色々ありましたが,どこにもぶつける事なく無事完走.雨に降られながら後片付けをしてリザルトを貰うと(↓),
アレッ? もしかしてトップタイムか?? トップタイムなら
2021年の日光以来の2回目となるので,それなら目標のタイムに届かずとも一定の満足感は得られるなーと思い,営業さんに手伝ってもらって他クラスのリザルトを調べたら,残念ながら3位・・・.
_| ̄|○ ガックリ…
しかも最後の最後に逆転されての3位だったようで,
2016年の雨の袖ヶ浦を思い出しました.
あの時も終盤までトップだったのに,最後の最後でFD2とAP1にまくられて3位に転落し,悔しい思いをしました.
(当時は2位まで表彰があった)
今回はその時のFD2相手にトップタイムだったので,「これは獲ったっしょ!」と思ったら,まさかの伏兵(EK9)にやられました.つい最近「
B16BよりB16Aの方が良い」とか言っていた手前,EK9にだけは負けちゃいけなかったのに言葉がないです・・・(泣).
以上,トップタイムならず・・・のTC2000でした.
井尻さん,今回も色々と教えて頂き有難う御座いました.<(_ _)>
走行会でお会いした皆様,走行会にいないのにお会いしてしまった蘇武さん・こもりん.さんもお疲れ様でした.
さ,ジャダーの出ているブレーキを直して,次は日光だ!