先日のPJMさん点検時の代車のお話でも。
※以下は全て個人的主観ですのであしからず。
代車はタイトル画像のB11 ekspace。
例の事件のアレですよ(笑)
個体は29年登録の試乗車上がり?のようです。
正直、この年式の顔はいけ好かないなぁ。。
グリルの形状がイカンと思うのですが、いかがでしょうか。
デビュー直後のデザインの方がカッコイイと思います。。。
三菱ってモデルライフが長いクルマが多いですが、モデル初期のデザインの方がいいクルマが多い気がします。
MCする度にデザインが崩壊していくような・・・そんな感じ。

まずはエンジンルーム。
埃被って汚い(笑)
ちゃんと手入れしてるのかな。。
それはさておき、この個体のエンジンはNAでした。
1tもあるボディを引っ張るにはいささか頼りない。
そして昨今の軽自動車に漏れず、ショートボンネットにバルクヘッドが奥まったデザイン。
室内は広く出来るけど、整備性は悪そう。
バッテリーの+端子なんてカウルカバー奥に隠れてましたが、どうやって外すんだろう。
いちいちカウルカバー外すんかな?

この手の所謂"スーパーハイトワゴン"ってのは初めて乗ったんですが、ウインドウが縦方向に長すぎて気持ち悪い(笑)
もちろんヘッドスペースもこれでもか!ってくらいあるので頭上周りの開放感は抜群です。
抜群すぎて、なんだかマイクロバスにでも乗っているような感覚でした。
ちなみに子供は普通に立てるうえ、まだ余裕がありました。

インパネはゆったりとラウンドしたデザインでそつない感じ。
着座高さに対して、インパネの位置自体が若干低い気がしました。
必然的にメーターパネルも下方気味になるので、運転中の視点移動が大きくなりがちでした。
さらにルームミラーは天井の高い位置にぶら下がっているので、こちらも視点移動が大きい。
上に下にと視点移動が大きくて忙しい。。

ハンドル奥に位置するメーターパネル。
ミライースばりの地味なデザイン。
必要最低限で十分っていう気もしますが、昨今のクルマにしては地味すぎやしませんか(笑)
エコランプが3段階のランプ表示ってのも、いまいち気持ちが盛り上がらないデス。
この手の軽は子育てママさんがターゲットでしょうから、もうちょっと楽しいデザインの方がよろしい気がします。

天井の高い位置にぶら下がっているルームミラー。
ミラー左寄りにアラウンドビューが表示されるのはいいですね。
cameraスイッチでビューモードを切り替えられました。
後退時の周囲との距離感は分かりやすかったです。
走行中は常時表示できないのが残念ポイント。

エアコンはタッチパネル。
反応感度もよくて使い勝手はよかったです。
ただ、ACコンプレッサを止めるとAUTOモードが解除になる制御はちょっとどうかと思いました。
スズキもホンダもACに関係なくAUTOモードは維持出来るので、どうしてそのような制御なのか謎。

リアシートはやっぱり拷問シートで、長時間乗車は厳しい感じ。
そしてこの手のワゴンにはお約束のスライド&リクライニング機能付き。
最大と最小のスライド幅はシート半分ほどの差がありました。
一番後ろにするとレッグスペースは超広々ですが、荷室が極狭。
一番前にするとレッグスペースは極悪ですが、荷室は広々。
こっちを立てるとあっちが立たず(苦笑)

苦にならないレッグスペース位置と荷室のバランスが取れるとこんな感じかな。
日常ユースには困らないくらいの荷室スペースは確保出来るようです。

リアシートはリアレッグスペースに落とし込むように収納が可能で、ほぼフラットな広々したカーゴスペースになるのは感心しました。
これなら十分職人さんの現場道具も収納できますよ。
ケッパコより快適な移動手段としていかがでしょう(笑)
・・・と車内スペースに重点をおいたekspaceの走りなんですが、NAエンジン+CVTで動作はもっさり。
アンダーパワーなのがありありと感じられます。
同じように重いボディのパジェロミニの方が速いと思います。伊達にターボは付いてないな(笑)
重心の高いボディのせいでハンドルを切ると結構ロールを感じます。
そして重いボディを支える足回りは相当硬いセッティングにされているようで、終始バタつく。
路面のちょっとした段差も拾っちゃうの余計ゴツゴツとした乗り心地に・・・。
もうちょっと柔らかいと乗り心地はよくなるんだろうけど、そうするとボディを支えられないんだろうな・・・
走りに関しては"それなり"という印象でした。
クルマの性格上仕方ないんでしょうけど、もうちょっと走行性能があれば尚良い感じですね。
初めて乗ったスーパーハイトワゴン、まずもって車内の過剰な頭上空間に落ち着かない(笑)
僕的には買うことはないかな。
買うにしても、ワゴンR程度の普通の高さのワゴンで十分ですわ。
おしまい