雨のモナコの活躍でその名を一躍世に広めたと言えばセナですが、「確かベロフもモナコで光った事があったよなぁ」と思い調べてみたところ…同じ84年のモナコだったんですね!
77周レースが大雨のため32周で赤旗終了。レースは31周終了時の順位となり、優勝プロスト、2位セナ、3位ベロフ(水タンク事件でテイレルは84年シーズン記録抹消で公式結果ではフェラーリのアルヌーが3位ですが)。31周終了時のセナとベロフの差は13秒、プロストとベロフの差は21秒。但しベロフのラップタイムはプロストより速くセナと変わらず、更にセナはスタート前トラブルで背中を火傷&ギヤボックストラブルを抱えていて、あと少しレースが続いていれば結果が変わった…どころか、歴史が変わったかもしれなかったですね!
この時に乗ってた車はテイレル012
…ん?テイレル012って
モデルカー買ったベネトンカラーのアルボレートのテイレルも012じゃなかったっけ…?
調べてみたら、テイレル012は83年後半〜85年中盤まで走ってたんですね。ベネトンカラーは83年モデル。
思えば、昔はシーズン毎に必ずニューマシン投入ってわけじゃなかったですよね、特に中堅チームなんかは。テイレルは007も74年頭から76年前半まで2年半近く走り、プライベーターとしてですが76年富士に星野サン、77年富士に国サンも007で走ってます。
ベロフの話に戻りますが、85年のWECスパで事故死…享年27歳。絡んだ相手がイクスっていうのも何だか因縁を感じましたよねー。
個人的によーく覚えているのは、84年のWEC富士の予選を観に行った時、300Rで目の前をスッ飛んでった(正にそんな感じでした)車があって…ベロフの956でした。そのラップでポール獲得。
ちなみに…あの「BELLOF」は
ステファン・ベロフから取ったんですよね。
そして84年のモナコ、赤旗でレースを止めた32周のフィニッシュライン直前でセナはプロストを抜いたんですが、
レースは31周終了時の順位で成立。
ただこのレース、競技委員のイクスの判断で赤旗終了になった事からポルシェエンジンに有利な判断だったんじゃないかなんて話が出たり、プロストは自身モナコ初制覇になったものの規定周回数の75%(58周)まで走ればフルポイントになったのがハーフポイント(4.5ポイント)となり結果的にこのシーズンのチャンピオンン争いを0.5ポイント差でラウダに負ける形となり(2位だと6ポイント)、様々ないろいろな見方が出来るレースとなりました。
ちなみにセナは初ファステストラップを記録しています。
ブログ一覧 | 日記
Posted at
2020/02/11 12:32:54