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【次期マイカー妄想記】
久しぶりに、次期マイカーを妄想するシリーズである。
コロナ禍以降クルマの買い方が変わった。半導体不足、為替変動、国際情勢の不安定化、物価高騰。理由はいくらでもあるのだろうが、ユーザーの立場では以前よりクルマ選びが随分と窮屈になったと感じる。
マイカー選びとは、実車を見て・触れ・乗って、そして商談して。自分との相性を確かめつつ購入するものだと思っていた。ところが最近は、トヨタを中心に、人気車種ほど「見れない」「試乗できない」「カタログすら用意しない」という状況が常態化している。ユーザーはネットで事前学習を済ませ、買う覚悟が出来たら販売店へ来て。あとは販売店やメーカーが、あなたに売るかどうかを判断します――少し乱暴に言えば、そんな空気すら漂っている。
もちろん、メーカーや販売現場にも事情はあるだろうと一定の理解はするが、安くない身銭を払って買う立場としては寂しい時代である。クルマを選び悩む楽しさよりも、抽選に当たるか、注文枠がもらえるか、リセールはどうかという話が先に立つ。気がつけば、欲しいクルマを選ぶのではなく、損をしないクルマを選ぶことが主流になりつつある。
私自身、比較的短いサイクルでクルマを乗り継いできたので、リセールの重要性はよく分かる。当然高く売れるに越したことはない。しかし、それが目的になってしまうと、途端にクルマ選びはつまらなくなる。自分の趣味嗜好ではなく、市場の評価に合わせてクルマを選ぶことになるからだ。ここ数年、そうした違和感をずっと抱えていた。
【サードカーの定義】
現在マツダ「ロードスターRF」とスズキ「ジムニーノマド」の2台を所有しており、この2台が補完関係と言うか、ガッチリとそれぞれのポジションを確保したことが2025年の大きな収穫だった。
そうなると最後の問題は、残る1枠のサードカー。これまでそのポジションはトヨタ・GRカローラだったが、先日売却を完了しており空席になっている。GRカローラの後継として、サードカーはどうすべきなのか。
常識的に考えれば、減車して2台体制にするのが正解だろう。だが、幸いにもあと数年ワガママを通せそうな気配。
しばらく悩んだ末に設定したサードカーの選定基準は以下の通り。
①予算は概ね300万円以内とする。
②トヨタ車は選定しない。(近年トヨタが続いたので)
③新車に限定しない。
リセールは気にせず、今乗っておくべきクルマを選定したい。可能な限り、試乗経験が有る。もしくはこれから試乗が出来るクルマの中からチョイスしてみることにした。
結論から言えば、既にサードカーの選定~契約は完了しており、納車を待っている状態で、そう遠からず納車になる見込みである。
【次期マイカーの方向性】
次期マイカーの方向性を考えていた時に、真っ先に浮かんだのは「大型セダン/ワゴン」。
ロードスターRFは、言うまでもなく趣味性の高いライトウェイトスポーツ。ジムニーノマドは、悪路や冬道に強い道具感のあるクロスカントリーモデル。この2台との組合せを考え、3台目には静粛性に優れ、長距離移動で疲労の少ない、ゆったりとしたフォーマルで大型のセダンやワゴンが似合うのではないかと。
これまで積極的にセダンを選んだ経験は無いが、自身の年齢が50歳を超えて、最近絶滅危惧種になりつつあるセダンがそろそろ似合う年頃になってきたのではないかと。とはいえ、BMW3シリーズ/メルセデスベンツCクラス/アウディA4/レクサス...といった王道系は眩しすぎる。もう少しマニアックで捻りの効いたモデルをチョイスしたいところだ。
【次期マイカー候補①アコード】

まず候補に挙がったのが、10代目ホンダ・アコード(CV3型)。
現行アコードは11代目のCY2型だが、新車価格は560万〜600万円級とかなり高額。一方、先代10代目アコードは新車時価格が465万円と高額だったにもかかわらず、現在は程度の良い認定中古車が300万円以下で狙える状況にある。
昔から、北米で人気のアコードにはどこかアメリカ車的なおおらかさがあり、その雰囲気が好きだった。細かいことを気にせず、北海道の広い道をゆったり走らせるには、非常に適したクルマではないかと思っている。
アコードの武器は静粛性。アクティブノイズコントロール、ノイズリデューシングアルミホイール、さらにタイヤにはレグノを履かせるなど、静粛性・快適性へのこだわりが随所に見える。アダプティブ・ダンパー・システムや電動ガラスサンルーフまで標準装備されており、装備内容もかなり豪華だ。
ボディサイズは全長4900mm、全幅1860mm、全高1450mm。車重は1560kg。パワートレーンはeで、WLTCモード燃費は22.8km/L。大柄なセダンでありながら、燃費性能もかなり優秀である。
日本仕様は2020年2月に発表され、2022年9月に生産終了、2023年1月には販売も終了している。販売期間は3年に満たず、その大半がコロナ禍と重なった。北海道ではAWDの設定がなかったこともあり、実車を見かける機会は極めて少ない。ある意味、かなり不遇なモデルだったと言っていい。
問題はこれまで試乗経験が無い事。中古車市場を見ると、10代目アコードは全国で84台。そのうちメーカー系販売店の在庫は51台。予算300万円以内でも、程度の良さそうな個体が選べそうだ。ただし北海道内は0台...。
【次期マイカー候補②MAZDA6】

セダンを候補に挙げるなら、マツダのMAZDA6セダンもリストアップ。
かつて「アテンザ」を名乗っていたモデルで、2019年に海外市場と共通の「MAZDA6」へ改名。個人的にデザイン面では2014〜2018年頃の中期型アテンザがスッキリして好みだ。しかし年式を考慮して今回はMAZDA6(2019年以降)に絞る。マツコネがApple CarPlayに対応したのも、MAZDA6以降なので都合が良い。
センティアやミレーニアの廃止以降、マツダのフラッグシップの座を守り続けてきたMAZDA6(アテンザ)だが、国内は2024年4月販売終了となった。つまり今なら、まだ鮮度の高い最終期の個体に乗れる。これはマツダ好きとしては、結構重要なポイント。
ただ、MAZDA6セダンは売れなかったので、中古車市場の流通台数は少ない。カーセンサーで全国68台。メーカー系販売店に絞ると22台。予算300万円以下で2.0Lガソリン、2.5Lガソリン、2.2Lディーゼルが候補に入る。ただ、新車価格が296万〜466万円だったと考えると、割安感はアコードの方が上かもしれない。
本音を言えば、ファイナルモデル相当の「MAZDA6 20th Anniversary Edition」を選びたいが、台数が少なく相場は400万円近くと予算オーバー。
MAZDA6(アテンザ)は何度も試乗経験が有るが、全て2.2Lディーゼルエンジンモデル。ディーゼルは確かにパワフルで長距離移動は頼もしい。一方、ややフロントヘビーな印象もあり、静粛性も及第点という記憶がある。CX-5での経験から推察すると、案外2.0Lガソリンモデルの方が鼻先が軽く、自分の好みに合うかもしれない。
ボディサイズは全長4865mm、全幅1840mm、全高1450mm。車重は1510〜1670kg。アコードよりわずかに小さいが、実用上はほぼ同じと考えていい。
【次期マイカー候補②レガシィアウトバック】

アコード・MAZDA6(アテンザ)と来れば、次はスバル「レガシィB4」が順当だろう。しかし、レガシィB4は一足早い2020年に国内販売を終了しており、世代的にも古い。ならば6代目レガシィアウトバック(BT系)をリストアップ。セダンではなく大型のツーリングワゴン。
アウトバックの歴史は1995年に登場したレガシィグランドワゴンに始まる。その後、1997年にレガシィランカスターへ改名、2003年にはグローバルでレガシィアウトバックに統一。日本では2025年3月に惜しまれつつ販売終了となったばかりのため、今ならまだ鮮度の高い個体を狙える。
実はレガシィアウトバックには、レンタカーで5〜6回乗っている。累計1000km以上は走っているはずだ。ビジネスで様々なレンタカーに乗ってきたが、その中で「当たり」と感じた車種を挙げるなら、間違いなく筆頭はアウトバックだ。最近レンタカーで見かける機会が減っているのが惜しい。
スバルのフラッグシップらしく、乗り味にはゆったりとした上質さがある。静粛性も高く、レヴォーグやフォレスターとは明らかに違う「イイモノ感」が漂う。速さや派手さで訴えるクルマではないが、長距離を走るほどに良さが滲み出るタイプである。
ボディサイズは全長4870mm、全幅1875mm、全高1675mm。車重は1680〜1710kg。狭い駐車場ではそれなりに大きさを意識するが、日常で使えないほどではない。むしろ北海道の道路環境を考えれば、このサイズ感とAWDの安心感が大きな魅力になる。
中古車市場には全国170台の掲載があり、そのうちメーカー系販売店は53台。流通量はアコードやMAZDA6よりも多い。ただし、予算300万円以下では多走行の数台が引っかかる程度で、現実的には330万円程度を見ておきたい相場である。
まぁ予算オーバーは悩ましい。しかし、通年で活躍するAWDであること、上質な乗り味、長距離性能、そしてすでに自分自身が何度も乗って好印象を持っていることを考えると、多少の追加予算を検討する価値は十分にある。
サードカーの車種選定は、検討初期はこんな感じで「大型セダン/ワゴン」からスタートしたのだが、色々考えていくうちにフェードアウトしてしまった。
ロードスター/ジムニーノマドと重複しないキャラクターのクルマとしては確かに合致していると思うが、そもそも「大型セダン/ワゴン」を今の自分は欲して・必要としているのかと自問自答していくと、やはり違うなぁと。
元々夫婦二人暮らしのため、リヤシートに誰かが乗る事も極めて稀なだけに、多分このジャンルを購入しても、登場頻度は低くく放置プレイになる様な気がする...との判断に至って廃案となった。(以前トヨタ・ハリアーを所有した際もあまり乗らなかった....)
[次期マイカー妄想②]に続く....。