![[試乗インプレッション]トヨタ・ヤリス ガソリン1.0L“X”(2WD/CVT) 金沢出張 [試乗インプレッション]トヨタ・ヤリス ガソリン1.0L“X”(2WD/CVT) 金沢出張](https://cdn.snsimg.carview.co.jp/minkara/blog/000/049/376/216/49376216/p1m.jpg?ct=8bab6f9098ed)
先日かなり久しぶりに金沢出張に行ってきた。私にとって金沢は社会人になって初の「宿泊出張」で訪れた街。(日帰り出張は郡山)まぁ仕事も満足に出来ない若造でしたから、完全なカバン持ちってやつです。あれから27年が経過...。
今回はひとりで金沢出張。新千歳空港⇒小松空港便はANAが2便/日就航している。ギリギリまで新千歳⇒羽田に飛んで、まだ乗っていない北陸新幹線で金沢に向かおうかと思ったが、予算的にNG。まぁ次の楽しみに....。
偶然にも、お仕事は月曜朝からスタートのスケジュールだったので、金沢には前泊入り。ならば、以前から一度は訪れたいと思っていた「日本自動車博物館」(石川県小松市)を経由して金沢へ向かう事にした。
小松空港で借りたレンタカーはトヨタ「ヤリス」だった。
現行ヤリスは北海道でレンタカーやカーシェアで数えきれないほど乗っているから、今更インプレッションを書く必要も無いと思ってたが、走り始めて直ぐに「おやっ?」いつもと雰囲気が違うことに気づいた。
クルマを止めて車検証を確認。今回の相棒は私が嫌いな1KR-FE型の3気筒1.0Lガソリン車(FF/CVT)だ。グレードは最もベーシックな"X"で現在の価格は1,697,300円(税込)。北海道で流通しているトヨタ「ヤリス」は大抵AWDモデルなので、ハイブリッド/ガソリンどちらも排気量は1.5Lである。なのでガソリン1.0LのFFをじっくり運転するのは今回が初めて。まぁ思いのほか興味深い試乗となった。
個人的に1KR-FE型の3気筒1.0Lガソリンは心底大嫌いだとずっと公言して来た。過去に乗った1KR-FE型を搭載するトヨタのパッソ・ルーミー・ヴィッツは正直ゴミ...と言わざるを得ない代物だった。(
過去記事はこちら)
他人のマイカーを貶す意図は微塵も無いが、あれに乗って何も気にならない。もしくは不満が無い方は、恐らくクルマに興味が無いのだろう。もしこんな過疎ブログを読むマニアなのに、1KR-FE型を搭載したパッソ・ルーミー・ヴィッツあたりの走りを好む方が居れば、じっくり語り合ってみたい。
まぁそれ位大嫌いな1KR-FE型の3気筒1.0Lガソリンだったが、ヤリスは全くフィーリングが違うじゃないですか。これには驚いた。かなり驚いた。
正直なところ、私が知っているM15A-FKS型の1.5Lガソリン搭載のヤリスに比べると、笑ってしまう程にパワーは無い。実際950kgの車重に対して、69ps/6000rpm・9.4kg-m/4400rpmのアウトプットしか持たないのだから、まぁNAのハイト軽自動車に乗っているのとほぼ同等だろう。一方で、M15A-FKS型の1.5Lガソリンは1000kg(FF)の車重に対して、120ps/6600rpm・14.8kg-m/4800-5200rpmを発揮するのだからもはや別物と言うべきだろう。それでいて価格は15万円程度しか違わないのだから、個人的に1.0Lを買う選択肢は無い。
ただ、過去の忌まわしき記憶を払拭する程、1.0Lガソリンのヤリスも悪くないと思ったのは大きな収穫だった。エンジンは非力でも、クルマそのものは安っぽくない。この違いは大きい。
意地悪に評価すれば、まだ1KR-FE型特有のプルプルした振動はかすかに感じられるが、まぁ許容範囲と許せるものに抑えられていた。強い加速力を期待してはいけないし、回せば3気筒特有の雑音も耳に届き、あまり高回転まで回して楽しいユニットではない。
それでも市街地を淡々と走らせると、必要以上に非力さを意識しない。恐らくCVTが頑張っているのだろう。以前のモデルは振動だけでなく、酷いラバーバンドフィールのCVTに閉口したものだが、それは完全に改まっている。
エンジンのおいしい回転域を上手に使い、限られた力を無駄なく引き出して走るのも悪くは無い。
最大の魅力は、やはりTNGA-Bプラットフォームに由来するボディ剛性の高さ。常にしっかりとした剛性感があり、ステアリング周りの剛性感も、未だ国内Bセグメントではトップクラス。全体的にクルマ・運転が好きな方にとって好ましい特性のクルマだろう。エンジンが軽量なため、鼻先が軽くちょっとしたコーナリングも機敏に楽しめる。
まぁ一般的な方は室内や荷室が狭いと言ってヤリスを選ばず、設計が古くて走りが退屈なルーミーを買うのだろうが、クルマに何を求め期待するのか。ベクトルの違いと言えばそれまでの話だ。
気になったポイントとしては、私が北海道で乗るガソリン1.5Lのヤリス(AWD)は車重1110kgなのに対し、1.0L(FF)は160kgも軽い950kgなのが影響するのか、私が知るヤリスよりステアリングの手応えが軽く、インフォメーションもやや希薄に感じた。これだけでも若干安っぽく感じさせるものがある。
また、ヤリス共通の欠点としてロードノイズはウルサイ。加えて、エンジンノイズやエアコンのファンノイズをもう少し静かにしたいが、限られたコストをどこに配分するか。最近のトヨタは走り重視ですよね。
残念だったのは燃費。メーター内の燃費計は17.8km/Lを示していた。小松空港~金沢周辺の道路は特別な渋滞もなく比較的スムーズ。カタログ燃費(WLTC)が20.2km/Lだからそんなもんだろうか。これなら設計の新しい1.5Lエンジンとほぼ変わらないだろう。
最も残念なのはADAS(運転支援装備)が削られる事。レーントレーシングアシスト[LTA]やレーダークルーズコントロールが装着出来ないのは残念。それも含めて価格差が15万円程度なら迷わず1.5Lを選ぶべきだなぁ...。
噂では1.0Lモデルは中古車が海外(スリランカ?)に輸出されやすい関係でリセールが良いと聞いた事が有るが...。
結論として1.0Lのヤリスはマイカーで乗りたいとは思わないが、レンタカーやビジネスカーとして乗る分には全く嫌にならなかった。これだけでも大きな収穫だった。
さて。レンタカーのヤリスに乗って、まず向かったのは北陸のソウルフードと言われる「8番らーめん」。野菜らーめん(塩)を頂きました。言うなれば、かなり上等なサッポロ一番 塩らーめんみたいな感じでしょうか(褒めてます)。
目的地「日本自動車博物館」(石川県小松市)に到着したのは15時頃。閉館は17時なので2時間の勝負。台数が多くかなりギチギチに詰めた展示だが、懐かしいクルマも多くて楽しめました。その後国道8号線を走行して金沢市へ向かう。ラストは「チャンピオンカレー」で夕飯。短時間でしたがドライブ旅を堪能出来ました~

Posted at 2026/10/21 22:17:22 | |
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