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2009年06月13日

[試乗インプレッション]マツダ・アクセラスポーツ 15C

[試乗インプレッション]マツダ・アクセラスポーツ 15C 新型アクセラにいち早く試乗することが出来た。グレードは日本で一番量販が期待されるアクセラスポーツ(5HB)の15C。1.5L(NA)にCVTを搭載し、贅沢にも7速のマニュアルシフトも可能(パドル無し)。ボディサイズは全長4490mm全幅1755mm全高1465mmホイルベース2640mmで重量は1250kg。欧州でライバルとなるゴルフ6(TSI Comfortline)は全長4210mm全幅1790mm全高1485mmホイルベース2575mmで重量は1290kg。アクセラの方が280mmもロングだが、全幅は35mmナロー。ホイルベースはアクセラの方が65mm長い。エンジンはアクセラがZY-VE型の1.5L・直列4気筒DOHCで111ps/6000rpm 14.3kg-m/4500rpm。ミッションはCVTで10.15モードは18.4km/L。価格は166万円となる。ゴルフ6(TSI Comfortline)はCAX型の1.4L・直列4気筒DOHCインタークーラー付ターボ(TSI)で122ps/5000rpm 20.4kg-m/1500-4000rpm。ミッションは7段DSGで10.15モード値は16.8km/L。価格は275万円である。恐らく日本でこの2台を直接のライバルと考えるユーザーは少ないだろう。しかし私は109万円の価格差を認識しつつもこの2台はライバルとして見る価値があると思う。それ位、新型アクセラの出来が良かったのだ。スタイリングについて言えば正直先代モデルの方が好みだが、私は新しいデザインが目に馴染むのに結構時間がかかる保守派(?)なので各自の好みに任せたい。(最近になって現行BMW5シリーズが気になってきたりとか...笑)外装よりも内装の方が先代比で大きく変わった部分かもしれない。どこか未来志向で大胆な造形だが、ホンダ車のように馬鹿っぽくない(笑)のはマツダのデザイン力が光る部分だ。驚いたことに、ソフトパッドが多用されていて質感も悪くない。(カチカチのハードパッドばかりで落胆した新型レガシィとは大違い。)4.1インチのカラー液晶に表示されるマルチインフォメーションディスプレイはとても精細で見やすい。(15Cの場合はディスチャージヘッドランプとセットOP)プッシュボタンを押してエンジンスタート。CVTは昔の様な違和感を感じさせることもなく、スムーズに加速していく。普段私が愛用しているベリーサとエンジンは基本的に同じ。アクセラの方が+150kgも重いのだが
ミッションの違い(4AT→CVT)で随分と上質なフィーリング。これならCVT嫌いな人にも許容出来るのでは無いだろうか。(新型レガシィのCVTにも乗ってみたい→乗りました。CVT単体ではスバルの勝ち)マツダがこだわる「電動ポンプ式油圧パワーステアリング」は自然でスポーティなフィーリングでとても気に入った。今回は市街地のみを30分程度走っただけなので、高速道路や山道での印象は次回に譲るが、贅沢にも(?)4輪ディスクブレーキが奢られ、サスはフロント・ストラット/リヤ・マルチリンク。シートも短時間のドライブではネガを感じない。大抵、何箇所かはネガティブなポイントがあるものだが、アクセラに関しては見つからなかった。価格を考えれば120点をあげても良いだろう。(ゴルフに関しては逆でネガはないが、価格を考えると質感や装備の充実度等で100点はあげられない。)アクセラの残念な点は1.5LはメーカーOPでもDSC(横滑り防止装置)が装着出来ないことだ。私が買うとすればメーカーOPでドライビングコンフォートパッケージ+SRSカーテン&サイドエアバッグ+アドバンストキーレスエントリー&スタートシステム+ディスチャージヘッドランプ+MIDカラー液晶等を追加しても190万円弱。ホンダ・インサイトの一番ベーシックなモデル「G」が189万円。私はアクセラを買う方が何倍も充実したドライブが楽しめると思うので迷いはないが、世間一般的ユーザーはどうだろうか。e-燃費.comの情報によれば、新型インサイトの実効燃費は19.4km/L。それに対し、先代のアクセラスポーツ1.5Lの4ATの実効燃費は12.3km/L。年間1.0万キロを走ったとしてガソリン代の差(レギュラー120円/Lの場合)は97,560円-61,855円=35,705円。1ヶ月に換算すれば2975円。先代の4ATとの比較なので、もう少しその差は縮まるだろうが、この差を「大きい」「小さい」と見るか....。もちろん年間4万キロも走る方や、ガソリンが高騰して200円/Lになった時はもっと差が拡がるのは言うまでもないが。(今話題のエコカー減税の差額分位は値引で調整してくれるでしょうからここでは考慮していない)最近の新聞や雑誌を見ていると「ハイブリッドカー以外はもはやクルマではない」ような記述が見られるが、とても偏った発想だ。クルマの魅力を語る上で燃費性能は確かに重要なモノサシであるが、それが全てではない。(もしそうだとすれば、みんなホンダ・カブに乗れば良いっていうのは乱暴だが...110.0km/L 30km/h定地走行テスト値)アクセラが一番評価されていないのが、自分の国だって言うのも皮肉な話ですね。頑張れマツダ。


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Posted at 2009/06/13 20:30:29

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この記事へのコメント

2009年6月14日 9:06
こんにちは私は20Sのアイドリングストップ機構付きの方乗ってきました
セットオプションの17インチタイヤのせいかややロードノイズが大きく感じましたが
信号で強めにブレーキを踏むとワンテンポ遅れて自然にエンジン停止し
ブレーキを離すと微かなセル音、振動とともに始動でレスポンスはかなり自然でした
エアコン制御の絡みで15秒程で勝手に再始動するケースがありましたが仕方ないですね。

15Cでも街中は問題なさそうですね高速重視なら2リッターでしょうか
この価格帯でこの走りの質感は他にないですね
正直アクセラ欲しいです個人的には1.5にMTが消えた事と世間的に注目されてない事が残念ですが・・。
コメントへの返答
2009年6月15日 0:49
個人的には今回の2.0Lはあまりスポーティなチューンを売りにしている訳でもないので1.5Lで充分だろうと思ってます。仰るとおり、1.5LからMTが消えたのが惜しいですね。販売台数は見込めないと思いますが...なんとか残して欲しいかった。アテンザもそうでしたが、一時のイケイケスポーツ路線が少し薄まったのが気になります。ボディ色ももっとポップでも良かったかな。
2009年6月14日 21:38
ezoflatさんの記事はいつも楽しく読ませていただいてます。

アクセラですが、デビューがプリウスとかぶったので

燃費、価格で不利な印象ですが、

マツダの基幹モデルであり渾身のモデルチェンジはかなり期待してます。

アクセラを買うならそのうち出るであろう本革シートのモデルや特別仕様を

検討したいです。

ボディーカラーやインテリアカラーがさびしいので。

1.5が興味あるのですが、本当に燃費がそれなりによければ

うれしいですが・・・。

ちなみに現行アクセラセダンは営業車で使っているハウスメーカー多いです。

新型は法人向けはないと聞いたのですが、

シェア的にかなり大きいのでは?ないかと思います。
コメントへの返答
2009年6月21日 23:57
私のベリーサも長距離を走ると18km/L位走りますから、CVT化されている分と車重の増加分を相殺する位の性能はあるのではないかと思います。市街地は12km/L前後でしょうか。ボディ色についてはもう少し思い切って欲しかった。まぁどうせシルバーばかりが売れるんでしょうが。DSCが設定されていないことを除けば、かなり戦略的な内容だと思いますよ。アクセラの1.5Lは。

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「@(ご) 下取価格って愛車の通信簿みたいなものなので、低い評価をされると買い換える気が失せますね。更に言えば自社銘柄の価格提示としては低過ぎて残念です。私もヤフオク売却経験有ります(^o^)。」
何シテル?   06/21 23:22
クルマとカメラが大好きで布袋寅泰の音楽を愛聴するヤツです。 随分と長いこと転勤で各地を転戦しましたが、ようやく地元北海道に戻ってきました。 マイカーはマツダ...
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