![[誕生40年記念]スズキ・ジムニー「X-Adventure(クロスアドベンチャー)」 [誕生40年記念]スズキ・ジムニー「X-Adventure(クロスアドベンチャー)」](https://cdn.snsimg.carview.co.jp/minkara/blog/000/017/623/230/17623230/p1m.jpg?ct=aab50bdf95f0)
スズキ「ジムニー」が誕生40年を迎えた。1970年4月より販売を開始。「ジムニー」の誕生40年を記念して、「ジムニー」と「ジムニーシエラ」に特別仕様車「X-Adventure(クロスアドベンチャー)」を設定し、4月20日より発売する。
ジムニーは元々ホープ自動車というメーカーが開発した軽四輪駆動車を現スズキ会長の鈴木修氏が周囲の反対を押し切って製造権を買い取ったクルマであることは結構有名な話。アルトが1979年のデビューであるから、現行スズキラインナップの中でもキャリイに次いで古いブランドとなる。
私にとってもジムニーは強烈なインパクトのあるクルマ。私は子供の頃、札幌市内とは到底思えない(笑)様な山の中に住んでおり、雪がドカっと降った朝なんかは除雪作業も間に合わず、普通の乗用車は家から出すのも不可能...。そんな半ばパニック状態の時でも新聞配達のジムニーは「ボッボッボッ」と言う独特な音を響かせながらやって来た。そんな土地だから、近所にもジムニー(とスバル・レオーネ)は結構沢山有った。子供だった私には「ジムニー」と「レオーネ」は高性能車であり憧れのクルマだった。まぁそれよりも、山ではなく平地に住む事の方がもっと憧れだったが(笑)。
現行型のジムニーも1998年10月に軽自動車規格の改正にあわせてデビューして以来、12年目に突入。40年が経過してもまだ3代目。本当にモデルライフの長いクルマであるが、そろそろ次期モデルも見えて来る頃だろうか。
今回の特別仕様車「X-Adventure(クロスアドベンチャー)」で面白いのは豪華装備の「X-Adventure XC」の他に、低価格を実現するために装備を削った「X-Adventure XA」(写真左上)が用意された事。ミッションも5MTのみという潔い設定で価格は114.9万円。通常のエントリーモデルは「XC」126万円(5MT)だから約11万円も安くなっている。パワーウインド・パワードアロックが省かれ、バンパーがブラックになる等、スパルタンな雰囲気がムンムン。ジムニーが4ナンバーだった頃を彷彿させるモデル。色々と手を入れたい方面にも喜ばれるのではないか。限定600台である。
日本ではほとんど見かけない1.3Lのエンジンを搭載した「ジムニーシエラ」にも「X-Adventure(クロスアドベンチャー)」が設定されている。5MTが165.5万円/4ATが176.4万円。シエラには乗った事が無いので断定的なことは言えないが、軽自動車の優遇措置を捨てて「ジムニーシエラ」を選びたくなる要素が足りないのではないか。特にエンジンは旧態化したM13A型で、88PS/6,000rpm 12.0kg-m/4,000rpmとパワー的にも物足りない。圧縮比が9.5とNAエンジンとしてはかなり低い事や78.0mm×69.5mmとショートストローク型である事からも決してベストマッチでは無いだろう。660ccのターボエンジンも悪くは無いが、1.5L位のエンジンで悠々と走れる「ジムニーシエラ」があればそっちが欲しいなぁ。VWから1.2TSIエンジンを供給して貰ったら.....即買いです。
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Posted at
2010/04/10 20:46:08